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100年以上愛されるローカルおやつ!浮き星が生まれた新潟の町へ/新潟県・新潟市

更新日:2022/08/20

編集部に届いた1通の手紙から、ローカルに暮らすあの人が教えてくれた、その町のいいもの・いいことを編集部が訪ねてみる話。今回は新潟県・新潟市で暮らす「上古町の百年長屋 SAN」の副館長・金澤さんから届いた手紙を頼りに、編集部スズキが“浮き星”なるお菓子を訪ね、お返事をしたためました。ローカルが足しげく通ういいお店もご紹介。

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「SANの緑茶」は、浮き星のためにブレンドしたお茶

新潟県・新潟市「これ、金平糖ではありません」

「あぁ、金平糖ね」と思ったでしょう?(笑)
実はこれ、新潟市で100 年以上前から続く伝統菓子で米菓なんです。その名も「浮き星」。飲み物に入れてぷかぷか浮かぶ、おかしなお菓子です。新潟市・上古町商店街の「上古町の百年長屋SAN」内の喫茶で、お待ちしていますよ。ぜひ、浮き星を体験しにいらしてください~!(上古町の百年長屋SAN 副館長 金澤さんより)

拝啓、金澤さんへ

真夏の陽射しが容赦ない日々ですね。見た目は金平糖なのに米菓だという浮き星。飲み物に浮くという浮き星。謎が深まり、新潟を訪ねました。ピンクはイチゴ味、青はミント味、黄色は柚子味。お茶に入れると・・・ 「ぷかっ、ぷかっ」。浮き星の正体は、あっという間に溶けてしまうのに7時間(!)もかけて作られる、儚くも楽しいお菓子でした。

そうそう、せっかくなので、自転車で新潟の町を巡ってきました。赤い鳥居が目印の白山神社でお参りをして、まずはそこから伸びる古町通を1番町から13番町まで。「古」の字が呼び寄せたのでしょうか? 上古町商店街には古着屋さんが多いみたいです。古町花街で芸妓さんを探して、日本海をめざして坂道を駆け上がり、信濃川に架かる萬代橋まで。たっぷりと陽射しを浴びて、額に汗を浮かべて、小学生の夏休みのような1日でした。

自転車で走り回ったら「喫茶UKIHOSHI」に戻って、浮き星を浮かべたSANの緑茶をぐいっと一杯。のどを潤すほの甘いお茶は、夏休みの味がしました。 敬具

新潟の町で見つけた、編集部のお気に入りスポット

【RECOMMENDED SPOT_1】さわ山

朝から行列の老舗和菓子店。人気は甘辛きんぴらが詰まった「ごぼう団子」。新ごぼうは香りがまた格別

【RECOMMENDED SPOT_2】本町市場

商店街と露店がくっついた新潟市民の台所。品揃えで季節がわかる。この時季のお目当てはナスと枝豆

オズモール、旅行、新潟県新潟市、美谷商店

【RECOMMENDED SPOT_3】美谷商店

なんでも揚げちゃう、愛情たっぷりの日替わり弁当。卵焼きやピーマンの肉詰めまでフライにしちゃう

【RECOMMENDED SPOT_4】hickory03travelers

上古町のお土産物屋さん。新潟のいいモノや、個性的なTシャツがツボ。浮き星の名付け親がいます

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【RECOMMENDED SPOT_5】阿部鮮魚店

人情横丁に佇む浜焼きのお店でおやつの銀だら。骨まで食べられる不思議。夕飯用にテイクアウトも可

PHOTO/MANABU SANO
※メトロミニッツ2022年9月号「拝啓、あなたの町から」より転載

※記事は2022年8月20日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります