
町をひとつの宿とみたてて、町とつながる宿泊施設が「まちやど」です。今回は、能登半島の付け根、富山湾に面した漁師町・氷見へ。海辺の小さなまちやど「HOUSEHOLD」を入口に町で暮らしてみると、いつもの旅とは違う出会いがいっぱいの旅に。
ありのままの町の日常を
食を通じて味わう
富山湾に面した海辺の町・氷見。駅から海沿いを歩いていくと、海岸のほど近くに古いビルが見えてきます。ここ「HOUSEHOLD」は、もともと呉服店だった4階建てのビルをリノベーションした1日2組限定の小さな宿。切り盛りするのは、東京から氷見へ移り住んだ笹倉慎也さんと奈津美さん夫妻です。
氷見のまちやど「HOUSEHOLD」
海辺に建つ4階建てのビルを改装した1日2組限定の宿。「食」を通じて町の営みを感じてほしいと宿泊者専用のキッチンを備え、ゲストが自ら手に入れた食材を使って料理を楽しむことができる
DATA
ハウスホールド
TEL.非公開
住所/富山県氷見市南大町26-10
宿泊料金/Inn 1泊1名10450円~ ( 平日1室2名利用の場合/朝食付き)
●東京からのアクセス/東京駅より富山駅まで130分、乗り換えて高岡駅経由氷見駅まで46分、宿まで徒歩7分
PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI WRITING/NAOKO OGAWA
※メトロミニッツ2022年3月号特集「まちやどステイケーション」より転載