毎月案内人をお招きし、思い入れのある場所を教えてもらうこの企画。今月はラム肉の魅力を発信する食のプロ集団「ラムバサダー」プロジェクト発起人、“ラムはし”こと三橋さんがご案内。上野と秋葉原に挟まれて、様々な年代、人種の人々が集まる御徒町を“羊目線”でご紹介します。
ラム肉の魅力を味わい尽くす! 多彩な料理を“ラムはしご”
日本で食べられているラム肉やマトン(成羊)など羊肉の多くは、オーストラリア産のもの。昔は冷凍で輸入された羊肉が多かったのですが、近年は流通技術が向上し、冷凍しない、いわゆる生ラムが広まったことで、日本でも鮮度のよいおいしいラム肉が食べられるようになりました。それとともに日本でラム肉を扱うお店は6年前の倍以上にも。最近は大手スーパーでも取り扱いが増え、ラム肉が日常の食生活にも取り入れられつつあると感じています。
亜鉛や鉄、タンパク質の含有量が多く、効率的に栄養を摂ることができるラム肉。宗教的な制限がないため多様な食文化の中で親しまれており、また大自然の中でのびのびと育てられるエシカルな食材でもあるということから、今や世界中で注目され、消費量も伸びているんです。
そんなラム肉の巡礼地。実は「ラムバサダー」プロジェクト設立当初から協力してくれて、ともに歩んできた「味坊」がある神田と迷ったのですが…、羊肉が持つ多様性を体現している街は御徒町なのではないかと。御徒町は若者からサラリーマン、さらにはアジアに中東と様々な人種が集まるダイバーシティな街。幅広いスタイルの飲食店があり、ラム肉が食べられる店も実にバラエティ豊かです。
その中でも、やはり外せないのが「味坊」の姉妹店「羊香味坊」。中国・東北地方の郷土料理をベースに、あらゆるラム肉料理が楽しめます。さらに、日本で独自の発展を遂げた羊料理として海外でも人気のジンギスカンは名店揃い。「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」のように誰でも気軽に入れて本格派の味が楽しめる店もあれば、「ジンギスカン霧島」のように第一次ジンギスカンブームの時から愛され続けているお店もあります。
その他、羊の丸焼きが食べられる「喜羊門(キヨウモン)」、全自動串焼き機でスパイシーな串焼き羊が食べられる「千里香(センリコウ)」など同じ中国料理でも個性豊かな店がいくつも。マトンカレーやラムチョップが絶品な南インド料理「アーンドラ・キッチン」もあります。
世の中が落ち着いたらぜひみなさんにおすすめしたいのが、これらの店を巡る「ラムはしご」。ひとつの店で料理1品とお酒1杯を楽しんで、次に別の店でまた1品と1杯、そしてまた次の店へと進んでいく、海外で言うところの「プログレッシブ・ディナー」のように、御徒町なら羊肉の多様性を存分に楽しむことができますね。ぜひ御徒町で「ラムはしご」をして、ラムのあらゆる魅力を食べ尽くしてください。
今月の案内人/三橋一法さん
MLA(ミート・アンド・ライブストック・オーストラリア)でオージー・ラムのプロモーションを手がける。ラム肉の魅力を発信する食のプロ集団「ラムバサダー」プロジェクト発起人
羊肉の祭典 「ラムバサダーフェス ティバル2021」開催!
6月6日(日) ~ 15日(火)に、全国91店舗が参加! SNSを通じたプレゼントキャンペーンも実施されます
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PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI TEXT/SHINO KAWASAKI
※メトロミニッツ2021年6月号「東京巡礼」より転載