ローカルタウンを妄想町歩き!「盛岡という星で」が案内する、岩手県・盛岡市を道草さんぽ

更新日:2021/02/20

いいローカル旅の仕方は、町を知り尽くしたリトルプレスの編集部が教えてくれる。岩手県・盛岡市をこよなく愛す『盛岡という星で』編集部の毎日は、町をもっと知るための“道草”がキーワード。路地裏を歩いてみたり、いつものお店で立ち話をしてみたり。日常の風景から町の姿を切り取る編集部に、町の歩き方とおすすめスポットを教えてもらいました。

盛岡の道草ストーリー&町歩きスポット

生活雑貨の店「ござ九」に並べられた雪かきスコップは、盛岡らしい冬の風景

『盛岡という星で』は、盛岡という町を小さく丸いひとつの星に例え、日常をさまざまな角度から見つめ直すプロジェクト。

左/お花のような屋根がかわいい「愛宕山展望台」は、山々と市内の景色を一望 右/「盛岡八幡宮」のおみくじは釣竿で釣り上げる鯛みくじ。金色の鯛も気になる

盛岡の暮らしや風景をフォトエッセー形式で紹介するSNS アカウントや、離れていても盛岡と繋がれるイベントを運営するほか、盛岡の“今”を伝えるビジュアルブックも制作しています。盛岡に暮らし、日々町を歩く編集部が思うのは、盛岡らしさはなんでもない日常にこそあるということ。特に、個性豊かな店主たちとのなに気ない会話は、日々に彩りと新鮮な発見を与えてくれます。

左/老舗「東家」はわんこそばだけにあらず。かき揚げそばやカツ丼もファン多数 右/岩手のいい色を集めた万年筆インクは「pen.」で。全色集めたくなる美しさ

家具と雑貨「Holz」の店主・平山さんは、自称マラソンジャンキー。家具の相談はもちろん、盛岡を走る話がしたい人はぜひ。ひと味違う盛岡を知りたいなら、店主・菊池さんのディープな地元話が楽しい、筆記具のセレクトショップ「pen.」へ。岩手の漆を100%使用したボールペン・japenにも心惹かれます。

左/「select shop OZ」には、山葡萄や胡桃のカゴがずらり。店内で編んでいます 右/冬限定の「喫茶パァク」のホットケーキ。桜が咲く頃までの特別メニュー

「select shop OZ」では、旅好きなカゴ職人・佐々木さんの東北旅トークに耳を傾けてみて。ほかにも、わんこそばの老舗「東家」の味を気軽に味わえるかけそばや、プチ現実逃避ができる「愛宕山展望台」、盛岡城に思いを馳せる「盛岡八幡宮」からの景色、古きよき「喫茶店パァク」のカウンターに立つママの笑顔も、愛すべき日常です。あてもなく歩く時間の中にこそ光る盛岡の魅力、ぜひ探しに来てください。

町の案内人/『盛岡という星で』編集部

県外の盛岡出身者へ宛てたビジュアルブック。懐かしさを感じさせる写真と、盛岡の今を伝えるコンテンツが満載
不定期発行 0 円
発行元/ 「盛岡という星で」プロジェクト 
配布場所/各種関連イベントほか
※現在3冊目を制作中
ホームページ
盛岡という星で

PHOTO/MICHI MURAKAMI WRITING/MARI SUGAWARA
※メトロミニッツ2021年3月号特集「リトルプレスで旅するローカル」より転載

※記事は2021年2月20日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります