おうちには急な雨で買ったビニール傘がいくつも・・・。でも、せっかくファッションやメイクに気を配るなら、大人の女性たるもの、傘だってきちんと感のあるものを1本くらい持っていたい。そこで今回は、「松屋銀座」でバイヤーを務める原田敬太さんがデザインや機能にフォーカスしたおすすめの傘をご紹介。こんな傘があれば、憂鬱だった雨の日だって待ち遠しくなりそう。
フランスや北欧のデザイン傘も。雨の日が楽しくなる美ルックスの長傘
たたんだシルエットまでかわいい!職人手作りのこだわりの国産長傘
東京・蔵前に工房を持つ、職人手作りの丈夫な傘が人気のラグタイム。おすすめは、寒竹のねじりを活かした持ち手や、畳んだときのブーケのようにふくらんだシルエットがかわいい長傘。
「ユニークな形の手元やたたんだときのふわっとしたシルエット、独特な金具使いが特徴です。日本の傘職人が1本ずつ手作業で仕上げていて、全10色展開とカラーも豊富です」
一見シンプルながら、広げたときの優美な曲線アーチや縁のレースがきれいめなファッションにぴったり。ハンドルの先にてんとう虫がいたり、スナップボタンはヒマワリの形、石突の先にカエルや、見上げると音符デザインがあしらわれていたりと、遊びのあるデザインも気分を上げてくれる。UV加工が施され、日傘にもなるから普段使いにも重宝しそう。
Ragtime(ラグタイム)「FUWAFUWANOKASA 〜フワフワノカサ〜」 58cm/17280円 ※6/18(火)までの期間限定発売
パリジェンヌを気取ってもちたい。モノトーン×ドットのハイセンスな長傘
水玉模様にピンクとガーリーながら、モノトーンやカジュアルなボーダーのエッセンスが加わって、甘過ぎず大人かわいいインポート長傘。
「フランス発、ランジェリーブランドとしても有名なシャンタルトーマスのものです。ポップなドット柄とパゴダ型の個性的なフォルムが印象的です」
エレガントなバゴダ型の傘は、それだけでおしゃれ感がアップ。雨の日コーデの主役にしたい。
Chantal Thomass(シャンタルトーマス) 60cm/25920円
人気デザイナーのイラストを写す、アートな心ときめくアンブレラ
周りとはちょっと違ったおしゃれな傘を持ちたい・・・そんな人におすすめなのが、まるでアート作品のようなこちらの長傘。
「スコットランドのデザイナー、カレンマボン氏のイラストで、ファンタジックな世界観を表現したものです。職人の腕が光る1枚張りの生地を採用し、よりデザインが映える仕様となっています」
スコットランドを拠点に活動するカレンマボンは、手描きのドローイングから生み出されるポップで美しい色合いが人気のデザイナー。チョコレート工場をユニークかつ繊細なタッチと鮮やかな色で表現したデザインが素敵で思わず見入ってしまう。なんだか傘をさす度に絵画鑑賞しているような気分に。持っているだけでアートな心がくすぐられそう。
Karen Mabon(カレンマボン) 60cm/14040円
やっぱり使い勝手が最優先!機能性バツグンの3本をピックアップ
ボタンひとつで傘を開けたり閉めたり
いきなり降ってきた雨で全身びしょ濡れ。そんな災難を避けたい人は、梅雨シーズン中、ずっと折り畳み傘を持ち歩いていると安心。そこでおすすめを伺うと、ドイツの折り畳み傘ブランドクニルプスを絶賛!
「自動開閉機能やシャフトの急な飛び出しを防ぐセーフティーシステムなど、とにかく機能性に富んだ折りたたみ傘です。クニルプスはその他のラインナップより、スタイリッシュなケースに入ったコンパクトな折りたたみ傘も選べます」
確かに、雨の日の傘の開け閉めや、濡れた傘の処置ってまさに困るポイント。ワンタッチで開閉できて、濡れた傘をケースに入れてさっとカバンにしまえたら、雨の日のストレスがぐっと減りそう。
Knirps(クニルプス)「T.220」 53cm/7884円
総重量は約95グラムとスマホ以下!とにかく軽~い折り畳み傘
折り畳み傘は便利だけど、これ以上カバンが重くなるのは避けたい。そんな人たちから支持を集めるのが、超軽量折り畳み傘。
なんとその重量はスマートフォンよりも軽い“約85g”からとか。しかもUV加工もついているスグレモノ。そして、さらに気になる新情報が!
「人気の超軽量傘に爽やかなデニム柄とポップで華やかな花柄が仲間入り。軽さは約95グラムと持ち運びにも大変便利です。50cm&約85グラムの無地タイプもご用意しています。」
色柄違いを増やして欲しいというユーザーの声に応えたとか。これでデザインのバリエーションは約10通りに! とにかく軽くて携帯しやすく、色柄も可愛い折り畳み傘が欲しいという人はチェックしてみて。
超軽量折り畳み傘 55m/8100円~、50cm/7560円~
イメージ通りの“マイ傘”が作れる。アレンジ自在のオーダー傘
いざちゃんとした傘を買おうと思うと、あまり好みの傘が見つからない。それならいっそ自分でデザインしちゃおう!ということで開発されたのが松屋銀座の「オーダーシステム」。
「お気に入りの写真を傘生地にプリントできるオーダーシステム。世界に1本だけの傘をお作りいただけます」
大好きなペットの画像を採用したり、自分で撮った旅行の風景写真を使ってみたり、ロゴTならぬロゴ傘もあり・・・と、センスの見せ所。好きな画像やデータをタブレットで自由にシミュレーションし、骨6種類とハンドル24種類の中から好みのものを選べば、あとは出来上がるのを待つだけ。ただ、オーダーしてから商品が届くまで1カ月程かかるのでお早めに。
松屋銀座オリジナル「オーダーシステム」 8964円~ ※6/12(水)~18(火)までの期間限定発売
欲しい1本がきっと見つかる!約3000本もの傘が松屋銀座に大集結
せっかく上質な傘を買うなら、ちゃんと実物を見て買いたいもの。そこでおすすめが、2019年6月5日から松屋銀座で開催されている「GINZAの百傘会」。雨傘、折り畳み傘、国産からインポートまで3000本もの傘がズラリ。吹き抜けスペースを飾る、傘ディスプレイも見応えたっぷり!
こちらもチェック!「渋谷ヒカリエ ShinQs」セールスマネジャーの神農さんが推薦する、おしゃれなシューズ
憂鬱な雨の日だって、お気に入りのレインシューズを履けば気分は上々。通勤に使えるきれいめのローファーやパンプスから、休日をアクティブに過ごせるレインブーツまで、バリエーションがあればさらに雨の日のファッションが楽しめそう。そこで、「渋谷ヒカリエ ShinQs」のセールスマネジャー神農さんが、OZ読者におすすめの“オン&オフでも使い分けたいレインシューズ”をご紹介。即戦力になるおしゃれなシューズを見つけて。
【特集】雨の日でも楽しめる、都内&東京近郊のお出かけスポット
雨の日だからって、家の中にじっとしているのはもったいない。憂鬱な気分を吹き飛ばすように、雨の日だからこそ街に出て思い切り楽しもう。雨の日が楽しくなるファッションや都内&東京近郊のお出かけスポット、雨の日の過ごし方アイデアなどをお届け!
PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/KANO NUMATA