歌舞伎座
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明治22年以来、多くの歌舞伎ファンを魅了し続ける「歌舞伎座」

更新日:2020/04/03

明治22(1889)年、木挽町に誕生して以来、大正、昭和、平成に渡り多くの歌舞伎ファンに愛されてきた「歌舞伎座」。その歩みはまさに近代日本の演劇史そのもの。劇場は何度も建て直され、高層のオフィスタワーを併設した現在の姿は、平成25年に開場した5代目。老舗の食事処や人気のお土産が揃う売店なども魅力的で、館内を見て回るだけでも十分楽しめる。歴史と伝統に彩られた歌舞伎の殿堂で、非日常の世界に思い切り浸って。

歌舞伎座

臨場感と迫力がスゴイ!世界に誇る劇場空間

初代の歌舞伎座は、演劇改良運動に熱心だった福地源一郎が中心となって、自らの理想を実現すべく明治22年に開場。その後何度も大改築・修理工事を行い、現在は伝統と創造が融合した新しい時代にふさわしい劇場として、銀座の街並と調和している。

1階から4階までの総客席数は1808席、花道の長さは18.18メートルもある大劇場。好きな幕だけを気軽に鑑賞できる一幕見席から、一世一代の贅沢気分を満喫できる席まで多種多様な客席があり、2階席からは舞台全体をゆったりと見渡せ、3階席では劇場空間全体を体感できる。世界で唯一の歌舞伎専門劇場として聞きやすい劇場空間を追求しているのもポイント。劇場全体が一体となるライブ感を思う存分心ゆくまで堪能しよう

歌舞伎座

鳳凰が舞う緋色の絨毯が彩るメインロビー

1階ロビーに入ると、まるで別世界のような華やかな空間がお出迎え。懐かしい面影を残した大間を艶やかに飾る、鳳凰が舞う緋色の絨毯は、豪華な手織りの山形緞通(だんつう)といわれるもので、第4期歌舞伎座の開場時(昭和25年)にあつらえられた絵柄を再現している。2階をはじめ各階の壁には数々の名画も。観劇の際は開演時間の前にゆとりを持って訪れて、館内を巡りながら華やかな歌舞伎座の雰囲気を楽しんで。

歌舞伎座

「歌舞伎座ギャラリー」で役者気分!

歌舞伎座がある歌舞伎座タワー5階の「歌舞伎座ギャラリー」は、初心者でも気軽に歌舞伎に親しむことができる体験型スポット。さまざまな小道具や衣装が展示されているほか、源平時代に題材をとった『実盛物語』の馬に実際に乗ったり、花道で登場人物になりきって記念撮影をしたりと、実際に歌舞伎の舞台を体験することで役者気分を味わえる。歌舞伎座に到着したらまずこちらに立ち寄って歌舞伎の世界に触れてみて。より親近感を抱きながら観劇できるはず。

【東京・東銀座】歌舞伎座

スポット名
歌舞伎座
電話番号
0335456800 0335456800 (代)
住所
〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 Map
交通アクセス
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口直結
総座席数
1808
主な施設
食事処「鳳」「花篭」「吉兆」、お弁当処「やぐら」、お土産処「木挽町」「座・のれん街」「かおみせ」「はなみち」「楽座」、「喫茶室「檜」、ドリンクコーナー
ホームページ
歌舞伎座の詳細はこちら

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WRITING/MACHIKO MIYATA

※記事は2020年4月3日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります