国立劇場
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風格と華やかさが光る伝統芸能の殿堂「国立劇場」

更新日:2020/04/03

正面に皇居を望む格別なロケーションを誇る「国立劇場」は、日本が世界に誇る数々の伝統芸能の保存および振興を図るための拠点として、昭和41(1966)年に開場。その名にふさわしい風格漂う建物は、奈良の東大寺正倉院などの校倉造りをモチーフにしており、正面の赤提灯が華やか。歌舞伎や文楽初心者のための鑑賞教室も人気があり、隣には入場無料の「伝統芸能情報館」も。歌舞伎に詳しくない人でも伝統芸能を身近に感じられる。

国立劇場

どの席からも舞台が見やすく臨場感たっぷり!

「国立劇場」には大劇場と小劇場があり、歌舞伎や文楽、舞踊、邦楽、民俗芸能、雅楽などの公演が行われている。主に歌舞伎を上演する大劇場は、舞台から客席最後部までの距離が比較的短いため、3階席からでも花道を含め舞台を十分に眺められるのが魅力。演者も間近に見ることができるから、芝居の臨場感も感じられるはず。

館内に飾られているたくさんの美術品にも注目したい。特に、大劇場1階ロビーにある、日本近代彫刻界の巨匠・平櫛田中による作品『鏡獅子』は超有名な彫刻。また、大劇場2階ロビーのギャラリーには、東山魁夷などの日本を代表する画家による絵画がずらっと並び、訪れる人の目を潤してくれる。幕間や観劇の前後などに立ち寄って、貴重な美術品も鑑賞しよう。

国立劇場

「国立劇場」のシンボル『鏡獅子』は必見!

観劇と併せて楽しみたいのが、館内に飾られた数々の美術品鑑賞。大劇場1階ロビーには、開場を記念して設置された国立劇場のシンボル、高さ2メートルの巨大な彫刻で日本近代彫刻界の巨匠・平櫛田中による作品『鏡獅子』があり、その美しさと佇まいは迫力満点! また、広いロビーを照らす5つのシャンデリアも見応えたっぷり! ロビーに足を踏み入れた瞬間に華やかな気持ちにさせてくれる。

国立劇場

歌舞伎グッズや和雑貨などのお土産がたくさん

売店には、歌舞伎・文楽グッズや手ぬぐいなどの和雑貨などが豊富に揃っている。国立劇場オリジナルグッズや演目にちなんだ品物もあり、なかでも国立劇場のマスコット「くろごちゃん」グッズや「豆大福」が人気。「文化堂 国立劇場店」では、国立劇場主催公演のプログラムはもちろん、歌舞伎、文楽等の伝統芸能関連の書籍、貴重なCD、DVDも販売している。

【東京・半蔵門】国立劇場

スポット名
国立劇場
電話番号
0332657411 0332657411 (代)
住所
〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1 Map
交通アクセス
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」6番・1番出口より徒歩5分、有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」4番出口より徒歩8分
総座席数
大劇場1610、小劇場590
主な施設
大劇場/お食事処「十八番」、喫茶「十八番」、お土産品「十一屋」、お弁当・飲物「十八番」「十一屋」、書籍・CD「文化堂」、お弁当・飲物「七福」、お茶処「さくら」
小劇場/お食事処「十八番」、喫茶「十八番」、お土産品「志んや」、お弁当・飲物「十一屋」、書籍・CD「文化堂」
ホームページ
国立劇場の詳細はこちら

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WRITING/MACHIKO MIYATA

※記事は2020年4月3日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります