稀にみる美貌と卓越したスタイルを併せ持ち、華麗なテクニックでファンを魅了するバレエダンサー、アンナ・ムロムツェワ。2020年1月の来日公演では、日本で初めて『白鳥の湖』の主役を踊り、期待の新星として話題となった。今回はその時の黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ(男女2人の踊り)の映像をご紹介。王子を誘惑する愛らしい演技や、軽やかにくるくると連続回転する姿は、観る人を幸せな気持ちにしてくれる。
ウクライナの新星、アンナ・ムロムツェワの『白鳥の湖』をおうちで鑑賞
アンナ・ムロムツェワ(Anna MUROMTSEVA)とは
1993年、ウクライナの首都キエフに生まれる。2011年キエフ国立バレエ学校を卒業し、キエフ・バレエに入団。往年の名プリマ、ライーサ・ヒリコに師事。『くるみ割り人形』のクララ、『眠りの森の美女』のオーロラ姫やリラの精、フロリナ王女、『白鳥の湖』ではオデット/オディールやパ・ド・トロワなど主要な役を任されている。2007年ハリコフ国際バレエ・コンクール「クリスタルシューズ」で第3位、国際バレエ・コンクール「フェッテ・アルテク」(クリミア・グルズフ)第1位に。自身のSNSでの活動も盛んで、注目を集めている。
アンナ・ムロムツェワ Instagram
あまりの愛らしさにうっとり。軽やかな連続回転は必見!
森の奥で出会ったオデット姫とジークフリート王子は、宮廷舞踏会で悪魔の企みにはめられ・・・。古典バレエの最高峰『白鳥の湖』は、抒情詩のように美しい白鳥たちの群舞、白鳥オデットと黒鳥オディール(1人2役)の対照的で鮮やかな演じ分け、舞踏会での華やかな各国の踊りなど、見どころ満載! 今回は2020年1月の来日公演で主役デビューした、アンナ・ムロムツェワの『白鳥の湖』第2幕より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥの場面をご紹介。流麗なリフト(持ち上げること)や、くるくると連続で回転するグラン・フェッテなど、うっとりするような踊りとあまりの愛らしさに見惚れてしまうはず。
キエフ・バレエ(タラス・シェフチェンコ記念 ウクライナ国立バレエ)とは
150年の歴史を誇り、ボリショイ劇場やマリインスキー劇場とともに、旧ソ連における3大劇場と称される、ウクライナ国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場を本拠地とする。古典の名作から、現代作品、ウクライナならではの作品まで幅広いレパートリーを持ち、バレエ界をリードする多くのスター・ダンサーを輩出。海外公演も盛んで、日本でも1972年以降公演を重ね、成功を収めている。
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WRITING/MAKIKO FUNASAKA