6~7月に開催する美術展・展覧会をピックアップ。梅雨のシーズンは知的好奇心を満たすお出かけを
更新日:2018/06/07
梅雨の時期はしとしとと降りつづく雨の音と共に心静かに過ごしたい。そんな6・7月のお出かけスポットのおすすめは、雨の日でも屋内で楽しめる美術館や博物館。このシーズンは初来日の大作や、めったに実物を見られない作品がたくさん登場。ひとりで出かけてじっくりと好きなだけ、恋人やパートナーと一緒にデートなど、知的好奇心を満たす東京都内の美術展や展覧会をピックアップ。
モネの初来日作はピクニック!?東京都美術館で「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」
珠玉のフランス絵画コレクションで知られる、モスクワのプーシキン美術館。その中で、17世紀から20世紀にかけての風景画65点を集めた展覧会「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」が、2018年7月8日(日)まで東京都美術館で開催中。この作品は今回初来日となるモネの《草上の昼食》で、同時代の人々と自然の風景がみごとに調和した作品となっている。絵画で、美しい風景を巡る旅を楽しんで。
史上空前の規模で肖像芸術の魅力に迫る、国立新美術館の「ルーヴル美術館展」
2018年9月3日(月)まで、六本木の国立新美術館では「ルーヴル美術館展 肖像芸術――人は人をどう表現してきたか」を開催。ルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画)から、各部門を代表する肖像芸術の傑作およそ110点が集結する。
上野の森美術館の「ミラクル エッシャー展」には不思議な“だまし絵”が大集合
2018年7月29日(日)まで、上野の森美術館では「生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵」を開催中。展覧会では、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館の所蔵品から、代表的な“トロンプ・ルイユ(だまし絵)”の作品をはじめ、初期の作品から直筆のドローイングなど選りすぐりの約150点を紹介。
貴重な傑作2点が初来日!上野の国立西洋美術館で企画展「ミケランジェロと理想の身体」
中世のルネサンス時代を代表する芸術家、ミケランジェロ・ブオナローティ。彼が残した彫刻作品は世界に約40点しか現存していないこともあり、借用の困難なものばかり。それほど貴重な作品が2点同時に初来日する企画展「ミケランジェロと理想の身体」が2018年6月19日(火)から9月24日(月・休)まで、上野の国立西洋美術館で開催される。身体表現の美しさを求めて体現された、アートな男性美を堪能して。
縄文美人やポシェットがおしゃれすぎる!?東京国立博物館に国宝が集結する特別展「縄文―1万年の美の鼓動」
2018年7月3日(火)から9月2日(日)まで、東京国立博物館では特別展「縄文―1万年の美の鼓動」を開催。北は北海道から南は沖縄まで、日本列島の各地で出土した縄文の優品を集めて展示する。これまで9万件を超える縄文時代の遺跡から、国宝に指定された出土品はたったの6件しかないそう。今回は、そのすべてが集結するのもみどころのひとつ。(6件のうち2件の展示は7月31日~)
クレパスを芸術家が使うと!?知られざる名作アートが新宿に集まる「巨匠たちのクレパス画展」
2018年7月14日(土)から9月9日(日)まで、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では「巨匠たちのクレパス画展」を開催する。大正から昭和にかけて活躍した巨匠たちを中心に、現代の作家を含め100人以上のアーティストの作品約150点を展示。会場では、クレパス誕生のエピソードなどをパネルで紹介するほか、懐かしい商品のパッケージや最多色700色のクレパスなども見られるというから、クレパスの世界の奥深さも体感できそう。
“パディントン”の魅力あふれる展覧会とレストランのランチがセットで登場!
6月25日(月)まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「生誕60周年記念 くまのパディントン(TM)展」を開催中。今なお世界中で愛されている紳士的な子グマの“パディントン”。大きな帽子にダッフルコートをまとうキャラクターがあまりにも有名だけれど、その挿絵は時代ごとにいろんな絵本作家が手がけているって知っていた? こちらの展覧会とレストランのランチがセットになったお得なプランがオズモールで予約可能。
雨の日こそ街に出よう!雨の日のお出かけスポット特集
雨の日だからって、家の中にじっとしているのはもったいない。憂鬱な気分を吹き飛ばすように、雨の日だからこそ街に出て思い切り楽しもう。雨の日が楽しくなるファッションやお出かけスポット、雨の日の過ごし方アイデアなどをお届け!