イイトコドリップ Vol.35 埼玉県三芳町:おいもトリップ
更新日:2017/02/07
イイトコドリップ Vol.35 三芳町ってこんなところ
江戸時代からの伝統を守る、実り豊かな地へ
旅に欠かせないおいしいもの。でも食べるだけではなく、その産地や食材が生まれる背景に目を向けたら、食への興味がもっと高まるはず。そんな体験をするなら、埼玉県三芳町へ。都心から日帰り圏内で行ける町には、320年も昔から伝わる農法でさまざまな農作物を作り続ける人々が。三芳の特産品・さつまいもなど、おいしいがはぐくまれる地で笑顔になる休日を。
三芳の「いいいも」ものがたり
「いも街道」がある三芳はさつまいもの産地!
都心から30㎞圏内という近さながら、農業が盛んな三芳町。さつまいもはその代表格で、上富地区には約30軒の農家が連なる「いも街道」があるほど。その特徴は三芳町で320年前から続く、落ち葉堆肥を使った栽培法。フカフカの土でストレスなく成長できるから、甘くホクホクしたさつまいもができるのだとか。現在は、古くから土地に根付く紅赤から、とろ~り食感の新品種・シルクスイートまで、多彩な品種が生産され、総称して「富の川越いも」と呼ばれるように。先祖から受け継いだ畑と農法でさつまいも作りに励む若手農家たちの存在も大きく、後世へ伝統をつなぐ準備も万端。これからもきっと変わることのない〝おいもの里〞でおいしい発見を。
農家さんが教えるおいしい食べ方
品種によって甘みや口当たりが違うけれど、どの種類でもおいしく食べられるのが焼きいも。シンプルなので、それぞれの品種本来の味がよくわかるのが特徴。そして実は焼きいも、ホットミルクと相性がいいのだそう。ぜひ試してみよう。
さつまいも購入は「いも街道」で
上富地区の「いも街道」に並ぶ約30軒の農家では、毎年9月から1月頃まで、それぞれの軒先でさつまいもを直売。甘くうまみが濃いと評判の「富の川越いも」を求めて、毎シーズン訪れる常連も多いとか。生産者から直接買えるから、品種によって異なる特徴や、おすすめの食べ方を聞いたりして、さつまいもについていろいろと教えてもらおう。
埼玉県・三芳町 おいもトリップ
日本のイイトコドリップ
東京女子のココロが動く、まだ知らない日本のイイトコを抽出して届ける連載「イイトコドリップ」は、武智志穂さんはじめ「OZの女子旅モデル」と一緒に毎月1つの旅先をお届け。ぜひチェックして、次の旅のきっかけを見つけて!
PHOTO/MICHI MURAKAMI MODEL/RINA TANAKA WRITING/MIE NAKAMURA