イイトコドリップ Vol.35 埼玉県三芳町:おいもトリップ

 埼玉県三芳町:おいもトリップ

更新日:2017/02/07

イイトコドリップ Vol.35 三芳町ってこんなところ

 埼玉県三芳町:おいもトリップ

江戸時代からの伝統を守る、実り豊かな地へ

旅に欠かせないおいしいもの。でも食べるだけではなく、その産地や食材が生まれる背景に目を向けたら、食への興味がもっと高まるはず。そんな体験をするなら、埼玉県三芳町へ。都心から日帰り圏内で行ける町には、320年も昔から伝わる農法でさまざまな農作物を作り続ける人々が。三芳の特産品・さつまいもなど、おいしいがはぐくまれる地で笑顔になる休日を。

Cafe カフェで楽しむ「おいも」さん

ニューオープンの隠れ家ピッツェリア

2016年11月、いも街道にある農園「はやし園」の敷地内にオープン。店長は、はやし園が実家で、ナポリなどで修業をしたピッツァ職人の林紘之さん。「ピッツァ以外のメニューは地元のマンマ(お母さん)が作ります。富の川越いも、みよし野菜など、地元産の食材を使った楽しくあたたかなイタリアンを提供していきたいですね」。素材の持ち味を活かした品々で、土地の恵みを感じて。

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イタリアでの修業では「人の優しさがおいしいピッツァに欠かせない」ということを学んだと話す林さん。現地から直輸入した薪窯で焼く本場のピッツァを/さつまいも、モッツァレラチーズなどを組み合わせたピッツァ・イザエモン1650円。香ばしく、モチモチの生地がクセになる。採れたての新鮮なみよし野菜もたくさん食べられ、心も体も喜ぶ!
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(左)むさし金時のハニースイートポテト600円。ラム酒が利いたさつまいもとアイスの相性が絶妙。店内は納屋をセルフリノベした空間(写真右上)と、プロダクトデザイナー・小林幹也さんが内装を手がけた空間からなる。ハンドドリップで淹れるスペシャリティコーヒーも自慢のひとつ

かわいい、おいしい! 予約殺到の人気店

「さつまいもを買いに来てくれる人がひと休みできる場に」と、「むさし野自然農場」の敷地内にオープンしたのが2013年。以来、おいも好きをとりこにし連日予約で満席になる人気カフェに。スイーツのメイン食材となるのは、もちろん自家栽培さつまいも。どれも素材の自然な甘さやまろやかさを大切にしながら、それぞれが多彩な味わいで、さつまいもの魅力を再発見できる。

埼玉県・三芳町 おいもトリップ

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三芳の「いいいも」ものがたり

現在は、古くから土地に根付く紅赤から、とろ~り食感の新品種・シルクスイートまで、多彩な品種が生産され、総称して「富の川越いも」と呼ばれるように。

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ブームの予感!みよし野菜

三芳の農産物はさつまいもだけにあらず。江戸時代から続く落ち葉堆肥を利用した農法で栽培される「みよし野菜」は、ぜひ収穫体験して味わおう

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狭山茶もおいしいよ

有機無農薬栽培ほか、自家栽培の茶葉を使った商品開発も積極的な三芳町。生産者とのふれ合いも楽しく、おいしい笑顔もさらに広がる!

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Present

小分けで食べやすいオリジナルようかん。ほうじ茶、狭山茶各432円、狭山紅茶500円。各8個入り

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日本のイイトコドリップ

東京女子のココロが動く、まだ知らない日本のイイトコを抽出して届ける連載「イイトコドリップ」は、武智志穂さんはじめ「OZの女子旅モデル」と一緒に毎月1つの旅先をお届け。ぜひチェックして、次の旅のきっかけを見つけて!

WRITING/MIE NAKAMURA PHOTO/MICHI MURAKAMI MODEL/RINA TANAKA

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※記事は2017年2月7日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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