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忙しない日常から離れて旅をするなら、退屈な移動時間も非日常体験に変えてみない？ おすすめは、2020年6月に就航した大型客船「さるびあ丸」で訪れる東京の離島・神津島への船旅。ぜいたくな特等室で、たっぷり12時間かけて神津島に向かう船旅はまさに非日常感たっぷり。事前予約の方法や、船旅当日の手続き、船内の様子もレポート。完全個室空間の特等室を予約すれば、恋人との仲も一層深まるかも。次の旅の参考にしてみて。
画像提供／東海汽船
船旅をはじめる前に
2020年6月に就航した「さるびあ丸」のコンセプトは「繋ぐ」。恋人との仲を深めたいふたり旅にぴったりの船です。大島・利島・新島・式根島を経由して、今回訪れる神津島が最終到着港。通常予約はインターネットか電話でできるけれど、恋人とのふたり旅でおさえたい特等室は電話予約のみ。700人以上乗船できるさるびあ丸の特等室はたった6室！ 乗船の2カ月前から予約可能なので、旅の計画が決まったら予約はお早めに。東海汽船の公式サイトから空席照会をしてから電話をするとスムーズです。
船旅Tips
■予約先
「東海汽船」お客様センター
TEL.03-5472-9999
営業時間／9:30～18:00
■旅の予算
東海汽船が運航する大型客船「さるびあ丸」を利用。東京・竹芝客船ターミナルより約12時間で神津島に到着。料金は特等室の利用で大人1名18560円（片道）。
※時間と料金は取材時2021年11月時点のものです。時期によって異なるので、詳細は公式HPでご確認ください
【21:00】乗船手続き／【22:00】出航！
無事に予約が済んだら、乗船当日は出航時間の1時間前をめどに、ゆりかもめ竹芝駅より徒歩1分の竹芝客船ターミナルへ。時期によっては窓口が混み合うため、早めに到着しておきましょう。受付窓口で予約番号を提示して、まずは乗船券の購入を。乗船券には名前や住所の記入欄があるのでお忘れなく。そのほか、竹芝客船ターミナルには飲み物やおやつが並ぶ売店もあるので、船旅のおやつを買ったり乗船に備えて。
出航20分前頃になるといよいよ乗船開始。特等室は乗船後に案内所で専用のルームキーを受け取ります。ちょっとしたVIP待遇にわくわくしつつ、部屋に荷物を置いたらすぐに展望デッキへ！ 出航してすぐに訪れる見どころが、東京の美しい夜景。ライトアップされた東京の町が遠くに見え、レインボーブリッジをくぐる特別な体験が待っています。新しいさるびあ丸の展望デッキは床が柔らかいゴムチップになっているので、夜景を眺めた後はふたりで寝転んで星空観賞をするのにも最適です。
【22:35】ぜいたくな特等室でふたりきりの夜を過ごして
心ゆくまで夜景観賞を楽しんだら、お楽しみの特等室へ。ルームキーを使って扉を開けると、寝心地のよさそうなベッドが2台に、窓際にテーブル＆イスが設えられた客室がお出迎え。いつでも海を眺めることができる大きな窓もあり、開放的な雰囲気です。衛星放送を受信するテレビや、通常は共有のシャワールームとトイレも室内に完備！ アメニティもホテル並みの充実感。船内の自販機で調達した軽食やお酒をつまみながらふたりでくつろいだり、ほかの乗客を気にせずまったりと優雅な時間を過ごせそう。
船旅Tips
■特等室のアメニティ一覧
・浴衣
・スリッパ
・バスタオル
・ハンドタオル
・歯ブラシ
・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
・電気ケトル
・紙コップ
・お茶
【翌8:00】明るく眺めのいいレストランで、島食材の朝食
特等室で快適な夜を過ごして迎えた朝。7時30分～8時30分にオープンする、レストラン「ミルキーウェイ」で船上モーニング。定番メニューのそばやうどんをはじめ、中華料理からパスタ、お茶漬け、丼など、30種類以上の多彩なメニューがずらり。なかでも人気は、明日葉カレー1000円や、島海苔塩ラーメン1000円など、島の食材を使った1品。そのほか、ホットケーキ500円、バナナジュース500円といった、朝食にぴったりのメニューも。ふたりでシェアして味わってみて。サクッと朝ごはんを済ませたいときは、揚げたてが提供される揚げたてカレーパン300円もおすすめです。
【10:00】神津島に到着！
朝食を済ませて、部屋でひと休みしつつ下船準備をしたら、さるびあ丸最後の到着港・神津島に到着です。夜に竹芝客船ターミナルを出航し、約12時間の船旅もいよいよ終了。神津島へはジェット船を利用すれば最短3時間ほどで気軽に行くこともできるけれど、島への到着はお昼すぎ。大型客船なら10時には着くため、旅のスタートが早くなるのが嬉しいポイントです。コロナ禍の今だからこそ、NO密＆快適な特等室であえて時間をかけてゆっくり船旅を楽しんでみては？
早くて揺れない！はじめての船旅なら、高速ジェット船「結」もチェック
大型客船「さるびあ丸」と同時期に就航した、高速ジェット船。美術家・野老朝雄氏が「人と人、街と街を繋ぐ」というイメージから「結（ゆい）」と命名。デザインのプロデュースも手掛けたことでも話題に。竹芝と大島・利島・新島・式根島・神津島の各島を繋ぎ、早い・揺れない・快適な船旅をかなえる。さらに、東京の離島への高速ジェット船初となるバリアフリー設備を導入。バリアフリー席や多目的トイレなどを設置し、車いすでも利用も可能に。
- 所要時間
- ・竹芝～大島／最短1時間45分
・竹芝～利島／最短2時間25分
・竹芝～新島／最短2時間20分
・竹芝～式根島／最短2時間20分
・竹芝～神津島／最短3時間5分
- 運賃（片道・大人1名）
- ・竹芝～大島／7540円
・竹芝～利島／8500円
・竹芝～新島、竹芝～式根島／9590円
・竹芝～神津島／10220円
※料金は取材時2021年11月時点のものです
※片道1人あたりの運賃です
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- 東海汽船
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