【福島県・会津エリア】タイムトリップ気分に浸る!レトロな町・会津若松でノスタルジックさんぽ

日本のよりみち案内_【福島県・会津エリア】タイムトリップ気分に浸る!レトロな町・会津若松でノスタルジックさんぽ

福島県の会津エリアでは城下町・会津若松さんぽもはずせない。歴史薫る景観もあれば、洋風建築の建物も現れ、和洋がほどよく混在。この記事では、アンティークなカフェなど、町歩きの途中でひと息つけるよりみちスポットや、旅の拠点にしたい最新のゲストハウスを紹介。ノスタルジックなひとときを過ごして

更新日:2020/05/12

まろやかな自家製あんが上品なあんみつ680円

和菓子店が提案するオリジナルスイーツを

かつて鶴ヶ城の内堀だったという地に立つカフェは、老舗和菓子店「会津葵」の若き3代目が切り盛り。レンガ造りの外観が目印の和洋を織り交ぜた建物には、古い蔵で使われていた木材などを活用。アンティークな雰囲気に心がほっと安らぐ。そんな空間では、看板商品・かすてあん会津葵をラム酒に漬け込むなど、自社の和菓子を盛り込んだオリジナリティあふれるスイーツを。ホットサンド、パスタも揃うので、ランチ利用にもおすすめ。

左/木のぬくもりあふれる店内。1Fでは和菓子の販売、3Fでは創業者が諸国から集めた品々を展示 右上/レンガ造りのレトロな外観が目印 右下/トマト、レタスなどの野菜と自家製タルタルソースを挟んだホットサンド・タルタルベジ900円。提供は11:00~15:00のランチタイムのみ

cafe会津葵シルクロード文明館

カフェアイヅアオイシルクロードブンメイカン 
TEL.0242-27-1001
住所/福島県会津若松市追手町4-18 
営業時間/11:00~19:00 土・日・祝10:00~ ※12~3月頃11:00~16:00 
定休日/不定 
席数/30席 
アクセス/会津若松駅よりまちなか周遊バスハイカラさんで約20分、鶴ヶ城入口下車徒歩3分

囲炉裏で焼く田楽のほか、こんにゃくの田楽も味わえる6品セットのみそ田楽コース1500円

囲炉裏で焼く、懐かしい味わいのみそ田楽

懐かしさあふれるたたずまいが目を引く、1834年創業の味噌専門店。名物は、先代の女将が「味噌のおいしさを伝えたい」と、味噌蔵を改装した空間で提供を始めた会津の郷土料理・みそ田楽。餅、さといも、身欠きにしんなど、注文を受けてから囲炉裏の炭火で1本ずつ焼きあげる田楽は、それぞれの素材のうまみと、味噌の豊かな風味が相まって、絶妙なおいしさ。焼きたての熱々をほおばりつつ、昔ながらの会津の味に舌鼓を。

左/カウンター席では、目の前の囲炉裏で田楽を焼いてくれる 右上/味噌など自社製品やみやげ品を販売するスペースも 右下/田楽には、4種の味噌を使用

満田屋

ミツタヤ 
TEL.0242-27-1345 
住所/福島県会津若松市大町1-1-25 
営業時間/10:00~17:00(16:50LO) 
定休日/第1・2・3水 ※1~3月は水定休(祝の場合営業) 
席数/52席 
アクセス/七日町駅より徒歩10分

酒粕プリンとコーヒーのセット880円。オリジナルのマグカップは購入もできる

野口英世ゆかりの建物を利用した喫茶店

会津で生まれ育った野口英世が医学の道に進むきっかけを作ったという「旧会陽医院」。1884年に建てられたこの蔵造り洋館を利用したレトロ喫茶店が「會津壹番館」。ノスタルジックなムード漂う店内は天井が高く、開放感もたっぷり。優雅な気分でくつろげる。ひと休みのおともにしたいのが、酒どころでもある会津の酒粕を使ったプリン。口中で広がる酒粕のコクとうまみが秀逸で、雑味のない自家焙煎コーヒーと相性ぴったり。

左/野口英世青春通りに立つ。2Fには野口の資料を展示する「野口英世青春館」が 右上/テーブル席も充実した店内は落ち着いた雰囲気。地元の常連も多い会津の人気店 右下/店内に飾られた会津の民芸品・赤べこ

會津壹番館

アイヅイチバンカン 
TEL.0242-27-3750 
住所/福島県会津若松市中町4-18 
営業時間/8:00~20:00(19:30LO) 
定休日/無休 
席数/60席
アクセス/七日町駅より徒歩12分

左/囲炉裏を配した食事スペースは風情たっぷり 右上/津漆器で提供されるおもてなし御膳1800円~。わっぱ飯は定番の白魚(写真)のほか、鮭、ぜんまい、季節メニューなど7種から選べる 右下/日本情緒あふれるたたずまい

会津が誇る郷土の味をランチに

ベテランの女性料理長が腕を振るう、地元で評判の料理旅館では、宿泊者以外も利用できる食事処を完備。ランチにおすすめなのが、ミニサイズのわっぱ飯をメインに、こづゆ、ニシンの山椒漬け、棒鱈煮、こんにゃくの田楽といった会津の郷土料理が楽しめる、おもてなし御膳。城下町としての誇りを感じさせながら、どこか懐かしく、やさしい味わいに癒されて。

料理旅館 田事

リョウリリョカン タゴト 
TEL.0242-24-7500 
住所/福島県会津若松市城北町5-15 
営業時間/ランチ11:30~14:00(13:45LO) ディナー17:30~21:00(20:30LO) 
定休日/不定 
席数/100席
予約/可 ※予約優先 
アクセス/会津若松駅よりタクシーで約5分

左/七日町通りにあり、旅の拠点に便利 右上/カフェ&バーでは、日中は地元の老舗菓子店の和菓子と日本茶などを、夜は地酒と郷土料理のおつまみなどを提供 右下/1~2名で宿泊できるコリビング・ツインは1泊にも、長期滞在にも対応

この春誕生したばかりのゲストハウスにお泊り

酒店だった3階建ての建物を改装した、4月オープンのゲストハウス。2~3階はMIXドミトリー、ツインルーム、ファミリールームなど1~6名で利用可能な6タイプの客室を用意。暮らしながら働ける場として話題のコリビング・ツインもある。1階の共有スペースは、カフェ&バー、ワーキングスペースとして宿泊者以外にも解放。散策合間に立ち寄ってみては。

kaien Hostel & Cafe BAR

カイエン 
TEL.0242-85-6974 
住所/福島県会津若松市七日町3-37 
室料/ドミトリー素泊まり1名2970円 
客室数/10室 ※ほかドミトリー4ベッド
アクセス/七日町駅より徒歩2分

福島県・会津エリア ACCESS & MAP

福島県・会津エリア_日本のよりみち案内

ACCESS

東京駅より東北新幹線で約1時間20分、郡山駅下車。JR磐越西線快速に乗り換え1時間20分(快速は約1時間5分)、会津若松駅下車。市街地の周遊は会津若松駅または会津若松駅よりJR只見線で約3分の七日町駅から徒歩、バス、タクシーで。会津若松駅を発着、七日町駅前、鶴ヶ城入口などに停車する、まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」(1日フリー乗車券1名600円)の利用も便利。会津坂下町へは、会津若松駅よりJR只見線で約35分、会津坂下駅下車、またはバスでアクセスを

TRAVEL PLAN

■1日目
09:00頃 東京駅を出発
12:00頃 会津若松駅に到着
12:30「料理旅館 田事」でランチ
14:00「美工堂」「山田木綿織元」でお買い物
16:00「cafe会津葵シルクロード文明館」でカフェタイム
18:30「Kaien Hostel & Cafe BAR」に宿泊

■2日目
08:00 宿を出発
08:30「會津壹番館」でモーニング
10:00「鶴ヶ城」を見学
11:30「満田屋」でランチ
13:00頃 会津若松駅より会津坂下駅へ
14:00「IIE Lab.」でお買い物&工房見学
16:40 会津坂下駅を出発
21:00頃 東京駅に到着

会津木綿のミニサイズハンカチをプレゼント

会津坂下町にある会津木綿の工房&ショップ「IIE Lab.」オリジナルの“てのひらハンカチ”を2名様にプレゼント。手のひらサイズのハンカチは、ポケットにすっきり収まり、バッグの中でもかさばらない大きさ。使い込むほどに風合いが増すから、手放せない逸品になるかも。プレゼント希望者は福島県会津エリアのアンケートに答えて応募を。カラーは編集部におまかせください。

PHOTO/MANABU SANO WRITING/MIE NAKAMURA(JAM SESSION)

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※記事は2020年5月12日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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