【福島県・会津エリア】ものづくりの町へ。素朴で愛しい織物の旅
東京から新幹線と在来線で3時間。のんびりと電車で訪れるのは、ものづくりの町として発展した福島県西部に広がる会津エリア。なかでも注目は、古くから人々の生活を支え、彩ってきた会津木綿。現代の暮らしにも寄り添ってくれるアイテムを探しに出かけてみたい
更新日:2020/05/12
【STORY】ていねいな手仕事がつむぐ、会津木綿ものがたり
製造を担当するのは、谷津さんの活動に共感して東京から移住した千葉崇さんだ。「30年間動いていない織機だったので、最初の1台は修理だけで約1年半かかりました。織機の使い方は地元のおじいちゃんをはじめ、いろいろな方から教わりました。織物がどのように作られるかを伝えることも僕たちの役割です」自社で生地も製造することで、ストールのバリエーションも増加。パステルカラーやビビッドカラーといった現代風なものも揃う。「気になったストールはぜひ首に巻いてみて。実際に試してみると、意外な色が合うことも。模様と色の豊富さも会津木綿の魅力。お気に入りの1枚を探してください」と谷津さん。会津若松市の織元なども一緒に巡って、自分のスタイルに合う会津木綿を見つけよう。
IIE Lab.
幼稚園だった建物を活用した会津木綿のショップ兼工房。ショップには色とりどりのストールの ほか、衣服、バッグ、小物などさまざまな会津木綿のプロダクトを揃える。工房は見学可。
TEL.0242-23-7808
住所/福島県河沼郡会津坂下町青木宮田205
営業時間/10:00~17:00
定休日/日・祝
アクセス/会津若松駅より坂下線坂下営業所行きバスで約35分、喜多方街道入り口下車、喜多方・坂下線喜多方駅 前行きバスに乗り換え約6分、青木下車徒歩5分、または会津坂下駅よりタクシーで約10分
※商品取扱店舗/会津ブランド館、スペース ア ルテマイスター、美工堂、福西惣兵衛商店ほか、県内14店舗
福島県・会津エリア ACCESS, PLAN & MAP
ACCESS
東京駅より東北新幹線で約1時間20分、郡山駅下車。JR磐越西線快速に乗り換え1時間20分(快速は約1時間5分)、会津若松駅下車。市街地の周遊は会津若松駅または会津若松駅よりJR只見線で約3分の七日町駅から徒歩、バス、タクシーで。会津若松駅を発着、七日町駅前、鶴ヶ城入口などに停車する、まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」(1日フリー乗車券1名600円)の利用も便利。会津坂下町へは、会津若松駅よりJR只見線で約35分、会津坂下駅下車、またはバスでアクセスを
TRAVEL PLAN
■1日目
09:00頃 東京駅を出発
12:00頃 会津若松駅に到着
12:30「料理旅館 田事」でランチ
14:00「美工堂」「山田木綿織元」でお買い物
16:00「cafe会津葵シルクロード文明館」でカフェタイム
18:30「Kaien Hostel & Cafe BAR」に宿泊
■2日目
08:00 宿を出発
08:30「會津壹番館」でモーニング
10:00「鶴ヶ城」を見学
11:30「満田屋」でランチ
13:00頃 会津若松駅より会津坂下駅へ
14:00「IIE Lab.」でお買い物&工房見学
16:40 会津坂下駅を出発
21:00頃 東京駅に到着
会津木綿のミニサイズハンカチをプレゼント
会津坂下町にある会津木綿の工房&ショップ「IIE Lab.」オリジナルの“てのひらハンカチ”を2名様にプレゼント。手のひらサイズのハンカチは、ポケットにすっきり収まり、バッグの中でもかさばらない大きさ。使い込むほどに風合いが増すから、手放せない逸品になるかも。プレゼント希望者は福島県会津エリアのアンケートに答えて応募を。カラーは編集部におまかせください。
PHOTO/MANABU SANO WRITING/MIE NAKAMURA(JAM SESSION)