【神奈川県・逗子市/葉山町】心がゆるりと和む 海街カルチャー旅
東京から約1時間でふらりと行けるビーチタウン・逗子と葉山には、海街カルチャーを体感できる空間が点在。地元の人との交流を楽しみつつ1泊2日でのんびり巡れば、心がいっそうゆるんで笑顔でいっぱいの休日に
更新日:2019/12/17
【STORY】神奈川県逗子市・葉山町の海街カルチャーものがたり
海辺の町・逗子葉山はカルチャーさんぽが楽しい
海辺の町で気分をゆるめ、のんびりと過ごす。さらに感性をやさしく刺激してくれるモノやコトに出会えたら、休日がもっと楽しくなるはず。
都心から気軽に行ける海街・逗子と葉山は、古くから別荘地として栄えた、東京・横浜のベッドタウンとしても知られる地。逗子駅前には昔ながらの商店が残っていたり、海辺にモダンなカフェがあったりと、ローカルな雰囲気の中に都会の風がほどよく吹いていて、そのゆるやかな調和がなんとも心地いい。そんな町の空気感が漂う店も多数。地域の人々とつながりながら、店主のこだわりを詰め込んだ、海街カルチャーを感じるスポットが充実している。
そのひとつが逗子海岸近くのシネマカフェ「CINEMA AMIGO」。レトロな一軒家を改装した館内には、アンティークチェアが並び、肩の力がふっと抜ける居心地のよさ。上映される映画は国内外から厳選。海辺の穏やかなリズムを感じさせる作品が多く、心にそっと響いてくる。さらに、カルチャーの発信は映画だけにとどまらない。ミュージシャンでモデルでもある館長の長島源さんがCINEMA AMIGOを立ち上げたのは10年前のこと。そこには生まれ育った逗子で、仲間とともに「地域の文化の拠点となるカルチャーコンプレックスを作ろう」との思いがあった。
以来、映画を軸に、音楽ライブ、食のワークショップ、トークショーなどを開催。地元のクリエーターが作品や商品をお披露目することも。
「逗子にはクリエーターが多いので、彼らと地域をつなぐ場でもありたい。ここでの出会いをきっかけに活動の場が広がり、より楽しいカルチャーが生まれるかもしれませんから」と話す長島さんは今年3月、新たな試みを始動。敷地内に一棟貸しの宿泊施設「AMIGO INN」を開いた。
「滞在していただくことで、ローカルなカルチャーをより深く体感してもらえると思います。例えば、日中は逗子を散策して、夜は地元の人に混じり、時間を気にすることなくイベントや映画を楽しむ。翌日は海岸や葉山でのんびり。地域を身近に感じられて、暮らす気分で過ごせるのではないでしょうか」
日帰りお出かけの印象だった逗子・葉山。今度はお泊まりして、ローカルを満喫。近場の海街の新たな魅力を発見したい。
CINEMA AMIGO
娯楽、ドラマ、ドキュメンタリーなど館長セレクトの作品を上映。館内では隣接のカフェ「AMIGO MARKET」のメニューも楽しめる。多彩なイベントにも注目して。
シネマ・アミーゴ
TEL.046-873-5643
住所/神奈川県逗子市新宿1-5-14
上映時間/10:00~、12:30~、15:00~、17:30~、20:00~ ※イベント開催 などで休映の場合あり
定休日/無休 ※12/27~1/10休
席数/20
料金/1800円(ワンドリンク付き)
アクセス/逗子駅より徒歩15分、新逗子駅より徒歩13分
AMIGO MARKET
逗子を拠点に活動するフードコーディネーターが運営。旬の野菜、毎週異なる作り手のパンなど、地域の食材を中心に取り入れたモーニングやランチが楽しめる。木・金・土の夜は「Saquita夜の部」となり、お酒も料理も満喫できる空間に。
アミーゴ マーケット
TEL 046-876-8588
住所/神奈川県逗子市新宿1-5-14
営業時間/8:00~16:00(15:00LO)、木・金・土17:00~22:00(LO)※変更の場合あり
定休日/月・火 ※臨時休あり
席数/12
アクセス/逗子駅より徒歩15分、新逗子駅より徒歩13分
AMIGO INN Local Life with Beach & Cinema
建築家のオフィスだった建物を宿泊施設に改装。自然光がたっぷり射し込む空間に、モダンな家具をレイアウト。一棟貸しで、プライベートステイが堪能できる。
アミーゴ・イン
TEL.046-873-5643
住所/神奈川県逗子市新宿 1-5-14
料金/1泊1棟貸し19850円~
客室数/1棟
アクセス/逗子駅より徒歩15分、新逗子駅より徒歩13分
神奈川県・逗子市/葉山町 ACCESS & TRAVEL PLAN
東京から約1時間でふらりと行けるビーチタウン・逗子と葉山には、海街カルチャーを体感できる空間が点在。地元の人との交流を楽しみつつ1泊2日でのんびり巡れば、心がいっそうゆるんで笑顔でいっぱいの休日に。逗子ではローカルが集う個性的なカルチャー基地を、葉山では店主のこだわりが詰まった専門店を訪れて。
ACCESS
東京駅よりJR横須賀線で逗子駅まで約1時間、または品川駅より京浜急行で新逗子駅まで約50分。逗子エリアは両駅から徒歩、葉山エリアは両駅からバスで周遊可
TRAVEL PLAN
■1日目
11:00頃 東京を出発
12:00頃 逗子着
12:30 AMIGO MARKETでランチ
14:00 JARIでお買い物
16:00 カフェテーロ葉山でひとやすみ
17:30 宿にチェックイン
18:00 Marescoで夜ごはん
20:00 CINEMA AMIGOで映画鑑賞
■2日目
10:00 宿をチェックアウト
11:00 アンドサタデー 珈琲と編集とでコーヒーをテイクアウトして逗子海岸を散策
12:30 SUNNY SIDE KITCHENで昼食
14:00 ブックショップ カスパールでお買い物
15:00 マーロウ葉山マリーナ店でおやつ
16:30頃 帰路につく
海街さんぽに持って行きたいタンブラーをプレゼント
今回は、逗子在住の庄司さん夫妻が営む「アンドサタデー 珈琲と編集と」のオリジナルタンブラーを1名様にプレゼント。表のロゴは夫・賢吾さん、裏のイラストは妻・真帆さんが担当。このタンブラーを持って訪れる地元の常連も多いというから、持参すればよりいっそうローカル気分に浸れるかも。逗子市・葉山町についてのアンケートに答えて、プレゼントをもらおう。
PHOTO/AYA MORIMOTO, MANABU SANO WRITING/MIE NAKAMURA(JAM SESSION)