コバルトブルーの海やギリシャ風の露天温泉など新島にはロマンティックなスポットがいっぱい。そんな新島旅は、付き合い初めの恋人同士や気になる人と一緒に行くグループ旅などフレッシュな関係を深めるのにピッタリ。今回は、編集部がそんな新島のラブシチュエーションをめいっぱいに盛り込んだプランを提案! このプランで旅をすれば、ふたりの距離がぐっと近くなるはず。
恋人同士で周りたい、一泊二日の新島旅のポイントとは?
ボディボードや露天温泉で肌の触れ合いも!? 新島の海を満喫しながら急接近
恋人同士での新島旅のキーワードは、“綺麗な海”を一緒に楽しむこと! 白いメインゲートが海の青さを引き立たせる羽伏浦海岸では、手をつないで白砂ビーチを散歩したり、ボディボードにチャレンジ。混浴で入れる湯の浜露天温泉では、波音を聞きながら、眼下に広がる新島の海の絶景をふたり占め。こんなふうに一緒に海を楽しみながら新島をめぐると、自然とスキンシップがとれて、いつの間にかふたりの距離が縮まっていく。さらに、新島で採れるコーガ石を使ったガラス作りを一緒に体験すれば、特別なおみやげもできてより素敵な思い出に!
【新島お役立ちお店情報】
・「マルマン」
地元の人御用達のスーパーでお酒やお菓子、BBQ用の食材も買える。コンビニが無いので、ドリンクや軽食などはここで手に入れよう。
住所/新島村本村5-5-10 営業時間/9:00~19:00
・「青沼商店」
朝9:00には売り切れてしまう、旅行客だけでなく地元民からも人気の稲荷寿司が自慢。のり巻きや明日葉ごはん、イカ飯、お惣菜なども販売。
住所/新島村本村6-9-1 営業時間/7:30~19:00
■交通について
今回は、高速ジェット船を利用。約2時間30分で新島に到着。料金は往復18820円。島内は、レンタカーを利用。
1泊2日の新島ラブ旅モデル行程表
【1日目】
07:35 竹芝出発
10:45 新島到着
10:00 羽伏浦海岸を散歩
12:00 親水公園 レストハウスで昼ごはん
15:00 新島ガラスアートセンターで吹きガラス体験
17:30 B&B セブンにチェックイン
18:00 栄寿司で夜ごはん
【2日目】
07:30 青沼商店で朝ごはんを購入
09:10 羽伏浦海岸でプロによるボディボードレッスン
11:50 湯の浜露天温泉で混浴
12:50 紅谷でおみやげを購入
13:30 新島出発
16:25 竹芝到着
(ジェット船の出発時間は、土・日、休日の時刻表を参照)
恋人と過ごす新島の1日目
白いゲートが印象的な「羽伏浦海岸」からラブ旅スタート!
港に着いてレンタカーを借りたら、透き通るように青い新島ブルーの海を見に「羽伏浦海岸」へ向けて出発。海岸に着くとまず目に入ってくるのが、地中海リゾートの雰囲気漂う大きなメインゲート。建物の白×海の青のコントラストの美しさにテンションアップ! まずはこのゲートで記念撮影を。お気に入りの1枚が撮れたら、ゲートの階段を下りてビーチを散歩。どこまでも続く真っ白い砂浜をならんで歩いたり、貝殻を拾ったり、なにもせずにただ海を眺めるだけでもOK。波音に耳を傾ければ、言葉なんてなくても心地いいふたりの時間を過ごせるはず。
親水公園の緑に囲まれたカフェ「レストハウス」で地元グルメを堪能
海に癒されたら、石と水をテーマに作られた親水公園内にあるレストハウスでお昼ごはん。カフェ内の大きく取られた窓からは、親水公園の豊かな緑の景色が広がり開放感たっぷり。イスやテーブルがゆったりサイズなので、リラックスして会話も弾みそう。カレーやタコライスなど豊富なメニューに悩んでしまうけれど、ここに来たら食べたいのが、東京の離島でよく食べられている明日葉と島のりを使った和風ベースのパスタ。明日葉の独特のほろ苦さも島のりと一緒にたべると磯のかおりが広がりおいしい。食後は、滝が流れるローマ風のモニュメントなど園内のフォトスポットを散策してみよう。
レストハウス
TEL.04992-5-1772
住所/東京都新島村字瀬戸山120 新島親水公園
営業時間/11:00~15:30、夏季11:00~17:00
定休日/不定休
アクセス/新島港より車で5分
「新島ガラスアートセンター」で、グリーンのグラスを一緒に作っておみやげ交換!
新島に来て、海以外で一緒にやりたいことのひとつが吹きガラス体験。「わざわざ新島で?」と思うかもしれないけれど、美しく透き通るようなオリーブグリーンのグラスが作れるのはこの新島だけ。この淡い緑色のヒミツは、ガラスの原料に新島とイタリアのリパリ島でしか採れない世界的にも珍しい石“コーガ石”を使っていること。ほかでは手に入らないグラスは、特別感たっぷりなおみやげになること間違いなし! 少し形がいびつになってしまっても、笑い合って作った時間も含めていい思い出になるのでは? 作品は翌日受け取ることができるので、できあがったグラスをお互い交換するのもあり。家に帰ってからもグラスを見るたびにこの日のことが思い出されて、幸せな気分になれそう。
新島ガラスアートセンター
TEL.04992-5-1540
住所/東京都新島村間々下海岸通り
営業時間/10:00~12:00 13:00~16:30 ※体験は13:30~16:30(15:00~15:30は除く)
定休日/火
料金/見学無料、ガラス工芸体験教室2700円〜(要予約・約30分)
アクセス/新島港より徒歩10分
島にきたらやっぱり海の幸! 「栄寿司」で島寿司と地元のお酒をいただきます
島グルメで外せないのが、島近郊で獲れた新鮮な魚介類。ということで、夜ごはんは地元の人もよく訪れる人気の寿司店「栄寿司」で、海の幸を堪能しよう。宿泊する「B&B セブン」から徒歩3分で行けるので、歩いて行ってまずは地酒で乾杯! 明日葉の天ぷらなど地元のおつまみを合わせれば、より一層お酒がおいしく感じられそう。また、看板メニューの島寿司は必ずオーダーを。島寿司とは、カンパチや真鯛など島近海でその日獲れた魚を醤油ベースのタレに漬け、上にからしをのっけた東京の島の郷土料理。からしは少量でもしっかり辛く、そのツーンとした辛さが漬けとの相性ばっちり!
栄寿司
TEL.04992-5-1539
住所/東京都新島村本村5-2-9
営業時間/11:30~14:00 18:00~22:00 ※ネタがなくなり次第終了
定休日/不定
カード/不可
アクセス/新島港より自転車で約15分
恋人と過ごす新島の2日目
プロのサーファーによるボディーボード教室で、新島で波乗り
サーファーの聖地としても有名な新島。ボディーボードやサーフィンを体験しないと真の新島の海の魅力は語れません。そこで2日目は、朝からアクティブにボディーボードに挑戦を。初心者ならば、プロのボディーボーダーがレクチャーしてくれるボディボードレッスンに参加して。レッスンは朝9時10分開始。1泊2日の旅で体験できるのは2日目の朝だけなのでご注意を。羽伏浦海岸のゲート前に集合して準備運動をしたらレッスンスタート。砂浜で基礎練習をするなど、ふたりのレベルに合わせてレッスン内容を考えてくれるので、運動が苦手な人でも安心。ボディボードは比較的簡単なので、コツさえつかめばほとんどの人ができるようになるそう。うまくできてもできなくても、新島の海を全身で感じながら、ふたりではしゃいだ時間を過ごそう。
佐藤晃子プロのボディボードスクール
TEL. 04992-5-0001(新島観光協会)
※完全予約制
集合場所/羽伏浦海岸
集合時間/9時10分
所要時間/約2時間30分
料金/5000円~
アクセス/新島港より車で5分
たくさん動いた体をリセット! ギリシャ神話に出てきそうな混浴露天風呂「湯の浜露天温泉」
ボディーボードで疲れた体は、湯の浜露天温泉の絶景露天風呂でリフレッシュ。ここは24時間無料で入浴できるから、ふたりのタイミングでいつでも入りに行けるのが嬉しい。水着着用の混浴風呂なので、ボディボード後、水着にバスタオルを巻いてそのまま車で移動するのもあり。海沿いを走って行くと見えてくる、コーガ石でできた古代ギリシャ神殿のようなロマンチックな建物に「タイムトリップしたみたい」と気分も上々。海が間近なので波音を聞きながら、湯船から目の前に広がる海を眺めて。最上階の露天は時間を忘れて入れるほど気持ちいいので、ボディーボードレッスンの話をしながら、新島の思い出を振り返ろう。
旅の締めくくりはカフェ付きの「紅谷」で、おみやげを買ってひと休み
新島の混浴温泉のあとは、本村中央通りへ立ち寄って出港時間までおみやげタイム。たくさん並ぶ商店の中でもおすすめは、カフェを併設した「紅谷」。新島の名産品はもちろん、店内で製造した和菓子や、新島の海岸の砂を使って色付けをした紅谷オリジナルデザインの陶器など、ここでしか買えないアイテムも。ボディーボードや温泉に入ったあとで、小腹が空いていたら、併設のカフェでコーヒーやホットドックを食べてからジェット船に向かおう。
恋人で過ごすのにおすすめの宿
鍵付きで安心な「B&Bセブン」の広々した個室で快適ステイ
カップルでの宿泊は、各個室に鍵のついた全3室の小さな民宿「B&Bセブン」がおすすめ。それぞれの部屋には鍵がついているので、プライバシーも守られ、セキュリティ面でも安心して過ごせるのがポイント。また、全室フローリングでシモンズ製の良質な寝具が用意されているので、ベッド派の人には特にイチオシ! 小学生以下の子供は利用できないので、落ち着いたステイがかなう。
【B&Bセブン】
TEL.04992-5-1106
住所/新島村本村1-4-3
料金/6000円~
アクセス/新島港より車で5分
B&Bセブン
PHOTO/MANABU SANO TEXT/CHIAKI ISHIBE