コノハナサクヤヒメゆかりの地へ/宮崎県・西都市 神話トリップ Vol.50
更新日:2018/05/22
宮崎県・西都市ってこんなところ
神話と古墳を巡って感じる太古のロマン
さまざまな神話が息づく宮崎県。そのほぼ中央部に位置し、日本最大級の古墳群「西都原古墳群」で知られる西都市に伝わるのは、美しき女神・コノハナサクヤヒメの物語。地域には神話にまつわるスポットがあり、春は桜と菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスと、女神の美しさを思わせる季節の花々も。女神の半生をたどるように町を巡り、いにしえに思いをはせて。
Access
羽田空港より宮崎空港まで飛行機で約1時間30分。空港からは西都方面行きバスで約1時間5~20分、西都バスセンター下車。路線バスの便数が少ないため、西都バスセンターからの移動はタクシーか徒歩がスムーズ
太古の女神に出会う旅
神話の世界を感じる「記紀の道」へ
花のような美しさとたたえられた女神·コノハナサクヤヒメ。天孫·ニニギノミコトと出会い、結ばれ、出産して・・・。真実のため命をかけて自分を貫き、力強く生きた美しき女神のゆかりの地を巡って、元気をもらう神話トリップを。
いざ、「記紀の道」巡りにでかけよう
「記紀の道」とは
日本最古の文献とされる『古事記』と『日本書紀』に書かれている日向神話。そこに登場する、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメにまつわる伝承の地を結んだ観光ルートのこと。事前に神話を理解してから訪れるのがおすすめ
女性の守り神となったコノハナサクヤヒメをご祭神とする神社
都萬神社(つまじんじゃ)
天孫の妻となり、命がけで出産し、子育てしたコノハナサクヤヒメを祀る。縁結び、安産、子育てにご利益があり、古くから女性の守り神として親しまれてきた。コノハナサクヤヒメが3人の皇子にお乳の代わりに甘酒を与えたといわれたことから、日本酒発祥の地としても知られる。
DATA
TEL.0983-43-1238
宮崎県西都市大字妻1
営業時間/8:00 ~17:00
アクセス/逢初川より自転車で約7分
コノハナサクヤヒメが炎の中で出産した地
無戸室(うつむろ)
ニニギノミコトから不貞を疑われたコノハナサクヤヒメ。女神はその疑いを晴らそうと、この地で命がけの出産に挑んだという。戸のない産屋を建て、その周囲に火を放って、ホデリノミコト、ホスセリノミコト、ホオリノミコトを出産した。ちなみに山幸彦ことホオリノミコトは、初代神武天皇の祖父となる神様。
DATA
TEL.0983-41-1557(西都市観光協会)
宮崎県西都市大字三宅
アクセス/都萬神社より自転車で約10分
コノハナサクヤヒメとニニギノミコトが眠る
男狭穂塚·女狭穂塚(おさほづか·めさほづか)
最後は、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの御陵墓と伝わる地へ。ニニギノミコトが眠るとされる男狭穂塚は国内最大の帆立貝形古墳、コノハナサクヤヒメの墓·女狭穂塚は九州最大規模の前方後円墳。普段はその姿を見ることはできないが、仲睦まじく並んで眠る2神に思いをはせて、記紀の道巡りを締めくくり。
DATA
TEL.0983-41-1557(西都市観光協会)
宮崎県西都市西都原古墳群内
アクセス/無戸室より自転車で約15分
「九州·沖縄の翼」ソラシドエアで宮崎へいこう♪
「神話のふるさと」といわれる宮崎は、古代「日向の国」とよばれ、その日向の中心地に位置する西都原には、多くの神話や伝説が伝わっています。西都原古墳群周辺には季節の花が咲き乱れ、四季折々の景色を楽しむことも。また、豊かな自然と温暖な気候から生まれた特産品、完熟マンゴーやスイートコーンなどおいしいものもたくさん! ソラシドエアで宮崎の歴史と自然を感じに旅に出かけよう!
ソラシドエアでは、足もとが広い快適な機内空間はもちろん、九州産の素材を活かしたドリンクサービス、地域情報を紹介する機内エンターテイン
メント「ソラタイム」など、快適な空の旅をサポート。また、「ソラシド+(ぷらす)」を利用すれば、航空券・宿泊・レンタカーなどを、自由に組み合わせOK! あなただけのオリジナルプランで、素敵な旅を楽しんで。
日本のイイトコドリップ
東京女子のココロが動く、まだ知らない日本のイイトコを抽出して届ける連載「イイトコドリップ」は、毎月1つの旅先をお届け。ぜひチェックして、次の旅のきっかけを見つけて!
WRITING/MIE NAKAMURA(JAM SESSION) PHOTO/MANABU SANO MODEL/SHIHO TAKECHI