スターバックスから「47 JIMOTO フラペチーノ(R)」が登場!あまりに深すぎる“地元愛”を聞いてきた【25周年記念インタビュー】
更新日:2021/06/23
オズモールと同じように、2021年に25周年を迎える企業やブランド、商品、キャラクターに注目。これまでの歩みや誕生秘話のほか、働く女性に愛され続けるゆえんを、中の人にインタビュー! 今回は1996年の初上陸以来、なくてはならない存在として暮らしに根付いている「スターバックス」の石井はつみさんにお話を伺いました。
誰にとっても居心地のいい、サードプレイスを目指して
1杯のコーヒーを通してお客様と向き合い、すべての人にとって居場所と感じられるようなお店づくりを追求してきたスターバックス。25年前に上陸した当時は、ちょっと背伸びして行くような憧れの場所だったけれど、今では日常的に足を運びたくなる身近な存在に。
「私たちが目指してきたのは、家でも、学校や職場でもない“サードプレイス”。アルバイトも含めて一人ひとりのパートナー(従業員)が、誰にとっても居心地のいいお店にするために考えて行動し、改善することを繰り返してきました。ちなみに、すべての社員が店舗勤務を経験しているので、本社勤務の社員もおいしいコーヒーをいれることができるんですよ(笑)」と話す石井さんも、バリスタからスタートし、ストアマネージャー(店長)などを経て、現在は東関東エリアの114店舗を統括しているという。
つねに大切にしてきたのは、“JIMOTO”のお客様とのつながり
現在、国内で約1600店舗を展開するまでに成長した理由を「地域やコミュニティとのつながりがあったからこそ」と石井さん。担当する店舗を回る中で、常連のお客様とパートナーが何気ない会話を交わすのを目にしたり、お客様から感謝の手紙をいただいたりすることも多いそう。
「一人ひとりのパートナー(従業員)がお客様のために行っていることが届いているんだと思うと、本当に嬉しいですね。また、私たちは“JIMOTO=地元”という言葉を大切にしてきました。新しく出店する際は、必ずその土地の歴史や風土などを調べ、想定されるお客様の層や使われ方などを考え、ご自分の居場所と感じてもらえるような店舗づくりをしています。店舗のある地域の木材を使用し職人が手掛けたJIMOTO tableを設置したり、鎌倉のお店にはカウンターの下に鎌倉彫を施したりなど、その土地の産業の魅力を伝えることにも力を入れています」(石井さん)
JIMOTOのパートナーが、JIMOTOのお客様のために考案したフラペチーノ(R)が登場!
これまでに、各地の伝統的な産業や素材を取り入れて制作したマグや織物などを手がけてきたスターバックス。25周年の節目となる今年の夏、改めて地域・地元とつながることをテーマに、47都道府県ごとのオリジナルフラペチーノ(R)として「47 JIMOTO フラペチーノ(R)」を2021年6月30日(水)に一斉発売。
それぞれの地域で働くパートナーが、JIMOTOのお客様に感謝を伝えるため考案したもので、その土地ならではの食材が使われていたり、その土地特有の気候や風景をヒントにしていたりと、見た目も味わいもさまざま。
例えば「福島 いろどりフルーツだっぱい フラペチーノ(R)」は、マンゴーパッションティーフラペチーノ(R)をベースに、ピーチ果肉をプラス。フルーツ王国として知られる福島の魅力と、ホイップクリームで山に積もる雪を表現している。
「定番メニューにひとつだけ素材を加えるという条件で募集したところ、本当にたくさんのアイデアが集まりました。それぞれの地域のみでの販売になるので、ぜひお住まいの地域のフラペチーノ(R)をお楽しみくださいね」(石井さん)
もっと地域と深くつながり、JIMOTOに貢献できるお店に
今後は“居場所”としてだけではなく、さらに地域と密接な関係を築きながら、新しい取り組みにも挑戦していきたいという石井さん。
「例えば、聴覚障害のあるパートナーが講師を務める“手話CAFE”を開いたり、ミュージックライブを行ったりしている店舗もあります。将来的にはそれぞれの店舗がそれぞれのやり方で、JIMOTOが抱えている課題解決や活性化に一緒に取り組んでいけたら」(石井さん)
最後に、数あるスターバックスのメニューの中でも石井さんのお気に入りは?と尋ねたところ、「やっぱり、スターバックスラテですね! これこそがコーヒーとミルクの黄金比だと思います。もうひとつは、ほうじ茶ティーラテをオールミルクにして、ホワイトモカシロップに変更するカスタムです」とにっこり。ミルキーで濃厚な味わいは、仕事の合間にも癒しをもたらしてくれそう。
おいしいコーヒーやフードだけでなく、心のこもったおもてなしも幅広く愛されてきたスターバックス。ストアに足を運ぶことで、地元の魅力を再発見できるほか、自分の居場所も見つかるかも。
【特集】これからも、私らしく。オズモール25周年
2021年、オズモールは25周年を迎えます。withコロナの新時代で気付いた「私にとって本当に大切なもの」を守るための行動、時代の変化を受け止め、芽生えた「新しい価値感」を大事にする行動。そんな「意志のある、私らしい行動」を応援します。
PHOTO/KYOKA MUNEMURA、WRITING/MINORI KASAI