星野リゾートの温泉旅館【界】ブランド全24施設完全ガイド。王道なのにあたらしい、風情あふれる温泉旅館
「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館。今特集では別府、伊豆、箱根といった定番温泉地はもちろん、2024年オープンの奥飛騨、秋保までを完全網羅。温泉や旅館の詳細情報ともに、オズモール編集部やオズレポーターズなど旅のプロがおすすめの宿や、そこに行くべき理由、実際の体験コメントとともにご案内。
更新日:2024/08/08
星野リゾートの温泉旅館【界】ブランドの魅力とは?
王道なのに、あたらしい。風情あふれる温泉旅館
「王道なのに、あたらしい。」をテーマにした温泉旅館ブランド「界」。四季折々の美しさや、地域の風情を取り入れたおもてなしを提供します。絶景や四季を楽しめる温泉、ご当地を満喫できる体験、贅沢な名物食材を使った会席料理、そしてその土地の個性を反映したご当地部屋が特徴。訪れるたびに日本の美しさを再発見できる滞在が楽しめます。
【界】ブランドの全施設。旅のプロのおすすめポイントも
北海道
界 ポロト
湖畔の宿でアイヌ文化を体感して
北海道の南西部、白老町のポロト湖畔に佇む「界 ポロト」。「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」がコンセプトで、湖にせり出したように設計された湯小屋が目を引く温泉宿となっている。
また、建築デザインや食事、アクティビティを通して、アイヌ文化に触れることができるのもポイント。客室は、アイヌ民族の伝統的住居チセから着想したご当地部屋「□の間」。炉をイメージしたテーブル、アイヌ文様をあしらったクッションなどを配置。そして、すべての客室が湖に面し、白樺や楓の天然林や樽前山をはじめとする北海道の大自然が目の当たりに。
ディナーでは、北海道の食材を活かした会席料理が登場。特別会席では、ブイヤベース仕立ての「毛蟹と帆立貝の醍醐鍋」がいただける。また、アイヌ民族の自然観に触れる「イケマと花香の魔除けづくり」も。
トラベル編集部のおすすめポイント
世界的にも珍しい泉質の温泉が楽しめます。モール温泉というもので、太古の植物由来の有機物を含有しているため茶褐色の湯になっています。化粧品にも配合される成分を含んでいることから、美肌の湯と言われているそう! アイヌ建築の基本構造を取り入れた「とんがり湯小屋」の中にある「△湯」にある露天風呂は湖にせり出して、湖と一体感のある幻想的な温泉タイムに。もうひとつの「〇湯」は、まるで洞窟にいるかのような空間になっていて、ワクワク気分が高まります。趣のことなる浴場で、ゆったり過ごしてください。
■界 ポロト
住所:北海道白老郡白老町若草町1-1018-94
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
青森県
界 津軽
伝統工芸を纏う美しい客室や水庭
青森のほぼ真ん中に位置し、弘前駅から電車で10分とアクセスしやすい「界 津軽」。800年以上の歴史を持つ大鰐温泉、大間のまぐろ、津軽三味線など、青森の文化や名産品をとことん堪能できる旅館となっている。
客室は、青森県出身のkoginアーティストがプロデュースした「津軽こぎんの間」。障子、掛け軸、行灯など、部屋のさまざまな場所に、シンメトリー模様が美しい伝統工芸・津軽こぎん刺しをあしらい、レトロモダンな魅力を持った空間に。
また、2022年に誕生した「かまくら露天風呂」。かまくらのようなアーチ型の屋根がついているのが特徴で、四季折々の風景と、津軽こぎん刺しの灯篭を眺める風流な湯浴みを堪能できる。大鰐温泉の泉質は硫酸塩泉で、湯治にも使われてきた歴史ある湯。とろみのあるお湯で疲れをほぐしで。お待ちかねのディナーは、青森の食材で仕立てる特別会席料理。大間のまぐろ、花見蟹、鮑など、旬の味覚を味わおう。
トラベル編集部のおすすめポイント
ロビーからも見える「津軽四季の水庭」。「津軽金山焼」や「津軽びいどろ」など、津軽の伝統工芸品が空間を彩る中で、四季ごとに様変わりする景色を眺めることができます。特に夜は幻想的な雰囲気で、美しい光景に感動してしまうはず。また、実際に伝統文化を体験することもできるんです。ロビーラウンジでは、毎晩、津軽三味線のダイナミックな生演奏を披露。トラベルライブラリーでは、津軽こぎん刺しを気軽に体験できるしおり作りも。
■界 津軽(かい つがる)
住所:青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊25000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
宮城県
界 秋保
大名のように上質なときを過ごす
名取川の上流に位置し、仙台の奥座敷と称される温泉地・秋保温泉。「界 秋保」は、川を見下ろす場所に佇む温泉宿。奥州三名湯のひとつとして数えられ、歴代の天皇や、伊達政宗などが訪れたと言われる由緒ある秋保温泉。
こちらの旅館には、岩組みの露天風呂があり、渓流のせせらぎに耳を澄ませながら、ゆったり湯浴みを楽しめる。内風呂には、自家源泉掛け流しの浴槽も。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の湯で湯冷めしにくく、メタホウ酸とカルシウムを含むことから、美肌の湯としても知られている。
客室は、宮城の文化をちりばめた「紺碧の間」。仙台ガラスのアートを飾っていたり、寝室の障子にこけし柄潜んでいたり、ご当地感がいっぱい。またアートフレームのような窓からは、渓流や山々を見渡し、絶景を好きなだけ堪能したい。
トラベル編集部のおすすめポイント
ディナーは、大名の食事をイメージした会席料理が登場。伊達政宗が戦場で着用していたといわれる陣羽織の柄だったり、兜をデザインしていたり、器でも仙台を楽しむことができるんです。特別会席では、海の幸も山の幸もどちらもたっぷりと使用した「牛の山海俵鍋」がいただけますよ。牛肉で雲丹を巻くというなんとも贅沢な一品です。大名になった気分で、味わってみてください。また、「せせらきラウンジ」では、地元ワイナリーのワインや仙台駄菓子などが用意されています。お酒好きは、仙台藩にゆかりのある地酒を味わう「伊達な宴」に参加してみてくださいね。
■界 秋保(かい あきう)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元平倉1
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
栃木県
界 川治
里山の自然で心も体もデトックス
鬼怒川温泉駅より歩くこと15分。鬼怒川と男鹿川が合流する峡谷に開けた温泉郷・川治温泉に位置するのが「界 川治」。武家屋敷のような長屋門に出迎えられ、水車の優しい音色に癒される、古きよき里山の魅力を堪能できる温泉旅館となっている。
客室には大きな窓を設けており、自然豊かな景観に心が満たされていくはず。窓側に向けて、オリジナルの「ごろんとソファ」を配しているので、くつろぎながら景色を楽しめるのも幸せ。7室限定で、野州麻紙のインテリアを取り入れたご当地部屋「野州麻紙の間」も。
大浴場は、檜造りの開放的な内湯と、渓谷沿いに佇む露天風呂の2種類。露天風呂は野趣あふれる岩風呂となっており、渓流のせせらぎも心地いい。夜には瓢箪ランプが灯り、幻想的な雰囲気に。傷の早期回復に効くと言わる川治の湯で、心身ともにリフレッシュを。
トラベル編集部のおすすめポイント
料理でもアクティビティでも、里山を感じることができますよ。食事は地域の食材を使ったもので、2024年3月からは新たに「鴨のもうりょう鍋」が登場。出汁の中に合鴨のもも肉を丸ごと入れており、見た目のインパクトと、旨みあふれる味わいを楽しめます。また、栃木を代表する和紙・烏山和紙の紙漉き体験、好きな大豆を選んで自分好みのきな粉を作る石臼体験、そして間近で水車の仕組みを学べる機会も。都会では体験できないことばかりなので、ぜひ挑戦してみてほしいです。
■界 川治(かい かわじ) ※2024年9月で営業終了
住所:栃木県日光市川治温泉川治22
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊25000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
栃木県
界 鬼怒川
民藝に囲まれる安らぎのひととき
鬼怒川温泉駅より車で5分、鬼怒川渓流に面した小高い丘の上に見えるのが、温泉旅館「界 鬼怒川」。エントランスホールへはスロープカーに乗り向かうので、旅気分をいっきに高めてくれる。館内では、栃木の伝統工芸品である益子焼、黒羽藍染、大谷石を使い、この土地ならではの魅力がふんだんに。益子焼の水琴窟から澄んだ音色が聞こえ、まずはホッと一息。
客室も同様に地域の伝統を取り入れた「とちぎ民藝の間」に。和モダンなデザインのお部屋には、素朴な益子焼の陶板アートや、藍染のシックなベッドライナーなどが置かれている。
大浴場は、内湯、露天風呂を設け、冷え性や疲労回復などにいいとされるアルカリ性単純温泉。露天風呂の向こう側に桜並木を望む絶好のロケーションで、特に春はピンク色に染まった景色にときめく花見風呂が楽しめる。
トラベル編集部のおすすめポイント
鬼怒川渓流沿いの自然に囲まれた温泉宿ということで、中庭では、四季によって表情を変える美しい景色を満喫することができます。春は爽やかな新緑、夏には回廊に黒羽藍染の布が設置されて涼やかな雰囲気に。秋はもちろん紅葉が鑑賞できますよ。36000㎡もの広大な敷地なので、宿の外にはでず、中庭でのんびりお散歩するのも素敵。毎晩、ロビーラウンジで開催されている「益子焼ナイト」もおすすめ。益子焼マイスターによる解説で、器の魅力を知ることができます。また、栃木の食文化から生み出された目にも美しい特別会席もお楽しみに!
■界 鬼怒川(かい きぬがわ)
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝308
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
栃木県
界 日光(休館中)
長野県
界 アルプス
雪国の宿で囲炉裏を囲みほっこり
黒部立山アルペンルートの玄関口・大町温泉に位置し、冬はスキーでの利用に最適な雪国の温泉旅館「界 アルプス」。雪国のアーケード「雁木」に沿って、両側に客室や温泉棟が建ち並んでいるのが特徴。
客室はすべてがご当地部屋「信濃もてなしの間」で、心がほっこりするようなポイントが。信州のきりえ作家によるアートワーク、上田紬のベッドライナーが飾られ、現代的な空間でありつつ、優しさを感じられる空間に。オリジナルの寝具と、ソファを備えているので、リラックスして過ごせるのも幸せ。お部屋は、松崎和紙のあかりとりを飾った和室とロフト付き和室のほか、離れ、内風呂付き和室の4タイプ。
大浴場では、爽やかな新緑、雪化粧をまとった姿など四季で表情を変えるカラマツ、アルプスの山々を眺めながら、澄んだ空気の中で湯浴みを楽しめる。温泉は、北アルプスの麓に位置する秘湯・葛温泉からの引湯。泉質は、肌の角質を取り滑らかにしてくれる美肌の湯。柔らかな肌触りのお湯で身体を温めて。
トラベル編集部のおすすめポイント
なんと、土間には囲炉裏があって田舎体験ができるのです。信州名物のおやきが目の前で焼かれ、出来たてを味わえるなんて、なかなかできない経験ですよね。燗酒も飲めるので、お酒すきにはたまりません。冬には、かんじきや藁ぐつを履いて、中庭に遊びに行くことも! そして楽しみなのが、地元の食材を使った食事です。冬から春限定の「雪鍋会席」は、アルプスの雪解けをイメージして綿飴がのっています。スッと溶けていく様子は、動画に収めたいところ。夏と秋は、長野の清らかな水に育まれた山の幸を堪能する「骨切り鰻と生山葵の白鍋」が登場します。
■界 アルプス(かい あるぷす)
住所:長野県大町市平2884-26
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊28000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
長野県
界 松本
楽都で温泉とワインに酔いしれる
ワインと美食に満たされる温泉旅館「界 松本」。国宝松本城の奥座敷として発展した浅間温泉に位置し、松本の文化や芸術に触れるステイが楽しめる。
現代建築と日本の伝統工芸が調和した建築デザインが美しく、和室の客室にもその魅力がいっぱい。床の間や付書院、伝統工芸の組子障子などを取り入れた純和風の空間でありながら、どこかモダンな趣も。26室中15室が露天風呂付きなので、温泉を満喫したい人にはこちらがおすすめ。さらに、工芸、音楽の街として知られる松本ならではの「オーディオクラフトルーム」があり、こちらは1日1室限定。
館内にはふたつの大浴場を完備し、あわせて八種十三通りの湯浴みを体験できる。寝椅子型の温浴方法「ラディアントバス」や、ヒノキが香る「檜おがくず風呂」、浮力に身を任せる「寝湯」といった珍しいお風呂も。歴史ある浅間温泉のアルカリ性単純泉のなめらかなお湯で癒されて。
トラベル編集部のおすすめポイント
ワインをとことん楽しめるのがこの温泉宿の魅力。ディナーの会席料理は、地元信州のワインとマリアージュを。赤ワインを注ぐ、名物料理の「ワインすき鍋」もいただけます。館内では、ジャズやクラシックのコンサートが毎晩開催されているので、ワイン片手に音楽を鑑賞するのもよさそう。もっとワインを知りたいという人には、アクティビティ「NAGANO WINE紀行」への参加がおすすめ。地元ワイナリーでのテイスティングと、作り手たちのこだわりも知ることができますよ。
■界 松本(かい まつもと)
住所:長野県松本市浅間温泉1-31-1
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
岐阜県
界 奥飛騨
木工の温もりと名湯に心癒されて
2024年9月、奥飛騨温泉郷に誕生する「界 奥飛騨」。コンセプトは「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」。北アルプスの名峰に囲まれた自然豊かなロケーションの中で、飛騨が誇る文化、工芸、温泉・食を楽しみ尽くすことができる。
客室は、ご当地の魅力を詰め込んだ「飛騨MOKUの間」。部屋を象徴する匠の技が光るアーチ状のヘッドボードは、地元の木工技術である「曲木」という技術をモチーフにしたもの。そのほか、飛騨春慶のウォールアートや、飛騨染のクッションも。また、全49室中28室は、テラスに露天風呂を併設。とことん温泉を満喫したい人はこちらのお部屋がおすすめ。
夕食は、地元の食材を使った会席料理を。ブランド和牛として名高い飛騨牛を味わうことができ、特別会席のメイン料理では「飛騨牛の朴葉つと焼き」が味わえる。柔らかな食感と上質な脂が織りなすハーモニーに舌鼓を。
トラベル編集部のおすすめポイント
界 奥飛騨では、2棟の宿泊棟、離れ棟のほか、温泉を楽しめる湯小屋も。さらに、中庭には足湯ができるスペースを設置。気軽に立ち寄れるので、サクッと旅の疲れを癒せそう。また、中庭には、湯気が立ち上る湯の道が設置されているので、山の澄んだ空気とともに、湯量豊かな温泉情緒も満喫できます。下駄をはいて、より風情を味わうのもいいかも。
■界 奥飛騨(かい おくひだ)
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
神奈川県
界 箱根
寄木細工や自然の美しさに心和む
箱根湯本温泉エリア、箱根旧街道沿いに佇む「界 箱根」。箱根の豊かな自然によって生まれた箱根寄木細工を取り入れ、箱根の伝統や文化を体感できる温泉旅館。
ロビー棟を抜け、竹の回廊を進んでいくと客室棟へとたどり着く。ローソファとベッドのある和室のほか、箱根寄木細工の作家とコラボレーションした、3つのご当地部屋「箱根寄木の間」も。格別の眺めを楽しめる最上階の客室や、寄木の家具とテラスを備えた露天風呂付きの客室、せせらぎ縁台のある和室は、特別感でいっぱい。
また、半露天風呂の大浴場は、四季折々の景色がまるで絵画のように映り込む。箱根湯本温泉は、冷え性などに効果があるとされるナトリウムー塩化物泉。趣ある古代檜の浴槽で温かな湯に浸かり、心身ともにリフレッシュを。施設内には、箱根にまつわる本も収蔵したトラベルライブラリーがあるので、旅の参考に立ち寄ってみては。
トラベル編集部のおすすめポイント
夕食は、宿場町の町家をイメージした半個室の食事処で。箱根の文化をテーマにした特別会席が楽しめるのですが、箱根が早くから西洋料理を親しんでいたことから、「明治の牛鍋」が登場します。味噌ベースのこっくりとした味付けに心までほっこり。また、茶屋文化が盛んなエリアにちなみ、その文化を再現した「寄木CHAYA」も開催されています。寄木細工のルーツ知って、好みの器を選んで、実際に使用できるのも楽しい。ディナー後に実施されるので、夜のティータイムとして立ち寄ってみてはいかがですか?
■界 箱根(かい はこね) ※2024年9月より休館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊38000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
神奈川県
界 仙石原
アートな宿で自然と温泉を楽しむ
雄大な自然に囲まれ、美術館や博物館が建ち並ぶ箱根仙石原。そんなアートなエリアに佇むのがアトリエ温泉旅館「界 仙石原」。開業前、「アーティスト イン レジデンス 箱根仙石原」というプログラムを開催し、館内や客室にその時制作された作品を飾るなど、各所で芸術に触れることができる。
客室は、アートと自然を体感できるご当地部屋「仙石原アトリエの間」。琉球畳の和洋室で、小田原のガラス作家によるランプシェードが設置されている。そして、すべての客室に露天風呂付き。開放的なテラスにあり、山々の壮大な景色や清々しい空気をダイレクトに堪能することができる。
また、大浴場には、あつ湯・ぬる湯、2種類の湯船を備えた内湯、四季の景観を楽しむ露天風呂を完備。大涌谷温泉から引いた湯の花の舞う白濁の湯で、身体をしっかりあたためて。
トラベル編集部のおすすめポイント
数々の作家や芸術家に愛されてきた土地柄を活かし、館内には「アトリエライブラリー」が! こちらでは、実際にアートを体験できる場となっています。アートや建築関連の書籍が豊富にそろっているので、気になったことを調べてみるのもいいですね。なんと、約2000本もの色鉛筆も用意されているので、スケッチブックに絵を描くこともできるんです。また、毎日2回、型染作家の小倉充子さんが手がけたオリジナルの手ぬぐいに、絵や色付けをするワークショップも開催されているんですよ。ちなみに、ディナーの会席料理でもアートな見せ方にこだわっているので、注目してみてください。
■界 仙石原(かい せんごくはら)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-359
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊2食付き61000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
静岡県
界 アンジン
大航海に想いを馳せるロマンの宿
西洋人で初めてサムライとなった、英国人航海士・三浦按針ゆかりの地である伊東に位置し、その名を冠した温泉旅館「界 アンジン」。按針にちなみ、宿のいたるところで、海や船旅、を感じられるデザインに。
客室は全45室すべてがオーシャンビューの「按針みなとの間」。船の古材を使用したアートワークを飾り、まるで船旅をしているかのような空間。界オリジナルの寝具「ふわくもスリープ」とローベットの組み合わせで、心地のよいひとときを過ごせるのも魅力。
また、按針の出身地である英国の文化を楽しむことも。トラベルライブラリーでは「紅茶の船旅」と題して、按針の航海ルートに沿った、その土地の茶葉やハーブを使ったフレーバーティーを用意。ディナーでは、ブイヤベース鍋など、英国のエッセンスを加えた会席料理が登場する。
トラベル編集部のおすすめポイント
伊東温泉をとことん楽しめるのもポイントのひとつ。大浴場は最上階の8階にあり、御影石で作られた内風呂、岩造りの露天風呂、どちらも見晴らしがよく、絶景を眺めながら入浴することができますよ。泉質はアルカリ性単純温泉で、リウマチ、骨折や外傷などに効果が期待できるのだそう。朝夕でまったく見える景色が異なり、朝は朝日が水面にきらめく様子、夕刻にはグラデーションに染まる幻想的な光景が広がります。船の甲板をイメージした湯上がり処では、クラフトビールがいただけます。海風にあたりながら飲むビールは最高においしい!
■界 アンジン(かい あんじん)
住所:静岡県伊東市渚町5-12
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊28000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
静岡県
界 伊東
伊東の四季を感じる宿で温泉三昧
「界 伊東」は、日本三大温泉と称される伊豆・伊東温泉に位置する温泉宿。温暖な気候が特徴で多くの植物を楽しむことができる土地柄から、館内では四季の移り変わりを楽しめるあしらいが施されている。
客室すべてがご当地部屋「伊豆花暦の間」となっており、二十四節気を表現する「木漏れ日行灯」や、地元の染色家による織物「花暦スクリーン」などのアイテムが。2部屋のみの「特別和室」では、最大8名までステイでき、三世代のファミリーで過ごすのにぴったりの場。リビングルームにはつるし飾りをモチーフにした巨大なクッションを設置し、子供が遊べる空間も。
また、豊富な湯量を誇る伊東温泉の源泉4本をこちらの宿が所有し、大浴場のほか、客室、源泉プール、足湯など、各所で良質なお湯を堪能できる。大浴場はリニューアルされており、木材をふんだんに使った内風呂と、大きな岩に囲まれた露天風呂となっている。
トラベル編集部のおすすめポイント
温泉だけでなく、伊豆の味覚を存分に味わえるのも最高。特別会席プランでは、金目鯛・伊勢海老・鮑と、豪華食材を使った料理をいただけます。春夏シーズンには、椿油を用いた「金目鯛の椿蒸し」が登場。秋冬は、地元食材たっぷりの「山海鍋」でほっこり身体を温めて。館内では、伊豆大島の名産品であり、江戸時代から親しまれている椿油を実際に作ることができるんです。地元作家が制作したガラス瓶に入れて持ち帰れるのも素敵ですよね。フロントロビーには、伝統工芸「つるし飾り」が飾られているので、こちらもチェックを。
■界 伊東(かい いとう)
住所:静岡県伊東市岡広町2-21
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室あたりの1名料金、サービス料込・税込、夕朝食付き)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
静岡県
界 熱海(休館中)
静岡県
界 遠州
浜名湖の美景と緑茶にホッと一息
浜名湖の東岸、舘山寺温泉に位置する温泉旅館「界 遠州」。日本一のお茶処・静岡にちなみ、館内のいたるところで“お茶のおもてなし”を体験できる。館内に一歩足を踏み入れれば、茶香炉から漂うお茶の香りがお出迎え。
客室は全室レイクビューで、お茶を淹れるための「茶処リビングカウンター」を備えた「遠州つむぎの間」。遠州綿紬の障子やクッションなど、温かみのあるインテリアにも心が和む。また、特別室は客室露天風呂付きで、湖の絶景を眺める至福の入浴タイムに。
そして、うなぎの名産地として知られる浜名湖。ディナーでは、特別会席料理「ふぐうな会席」が登場。名物の「鰻の共だれご飯」のほか、鰻の白焼き、ふぐのからあげ、ふぐのお造りもいただける、とびきり贅沢なコースを。
トラベル編集部のおすすめポイント
中庭の「つむぎ茶畑」と浜名湖を見晴らす「美茶楽ラウンジ」、煎茶の楽しみ方を教えてくれるプログラム「美茶楽」など、お茶尽くし。そしてびっくりしたのが、大浴場でもお茶を楽しめるということ。浜名湖の涼やかな風を感じる大浴場「湖都の湯」、ヒバの露天風呂を備えた「華の湯」があるのですが、華の湯では「お茶玉美肌入浴」を実施しています。湯面には静岡産の茶葉を詰め込んだ籠が浮かび、芳しい茶葉の香りにホッと癒されますよ。全国的に塩分濃度が高いとされる塩化物強塩温泉の湯を堪能してくださいね。
■界 遠州(かい えんしゅう)
住所:浜松市中央区舘山寺町399-1
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1 室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
石川県
界 加賀
加賀の優美な伝統文化にときめく
1624年創業、山代温泉の老舗旅館「白銀屋」の歴史を受け継ぎながら、新しい感性を加えた宿「界 加賀」。紅殻格子を施した風情ある佇まいの「伝統建築棟」、荘厳な趣の茶室「思惟庵」は、国の有形文化財に登録されおり、格式高い空間の中でステイを。
全48室の客室は、加賀が誇る伝統工芸をあらゆる箇所に取り入れている。加賀友禅パネルのヘッドボード、水引をあしらった障子などが設えられ、まるでアート鑑賞をしているよう。また、18の客室には露天風呂を併設しており、より贅沢なひとときがかなう。
大浴場の内湯には、作家の自由な発想でデザインされた九谷焼のアートパネルを飾り、華やかな空間に。泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉で、「美人の湯」としても知られている。ディナーは、宿にゆかりのある美食家・北大路魯山人の料理哲学にならった「器と料理のマリアージュ」がテーマの会席コースを味わって。
トラベル編集部のおすすめポイント
館内各所で、加賀の伝統工芸に触れることができます。2024年3月にオープンした「べんがらラウンジ」は、お酒やおつまみを、九谷焼や山中塗といった伝統工芸品の杯や器で楽しめるスポット。窓からは「湯の曲輪」の美しい夜景と柳の木を望み、風情たっぷり。大浴場には、伝統的な九谷焼の様式で作られたアートパネルが飾られていて、その美しさにうっとりします。また、近年話題となっている金継ぎを体験できる工房や、金沢市の無形民俗文化財にも指定されている加賀獅子を独自にアレンジしたパフォーマンスを見ることもできますよ。
■界 加賀(かい かが)
住所:石川県加賀市山代温泉18-47
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1 室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
島根県
界 玉造
歴史の長い美人の湯を客室露天で
出雲の地に佇む温泉旅館「界 玉造」。モダンなロビーを通り、赤い太鼓橋を渡って客室へ。中庭を囲むように部屋が配置されているから、しっとりと風流な趣に。全24室はすべてがご当地部屋の「玉湯の間」。伝統工芸の藍染、日本酒の樽をモチーフにしたテーブルなど、島根の魅力を感じるアイテムが並んでいる。
そしていちばんのポイントが、檜または信楽焼のプライベート感あふれる露天風呂が備わっていること。客室にいながら、玉造温泉の湯を好きなだけ楽しめる。泉質は、ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩・塩化物泉で、日本最古の美肌の湯として知られる名湯。なめらかな湯で潤う肌へ。また、大浴場は、全面ガラス張りで開放感のある内湯、岩組の風情ある露天風呂を併設。
ディナーは、旬の魚介を味わう特別会席に舌鼓を。春夏には滋味あふれるスープを使った「しじみ牛しゃぶ」、冬は石州瓦の特注鍋で松葉蟹を調理する「蟹すき鍋」が味わえる。食事処は中庭に面しているので、幻想的な竹灯籠を眺めながら美食をいただて。
トラベル編集部のおすすめポイント
実は、日本酒発祥の地が島根県ということをご存知でしたか? 周辺には多くの酒造があり、宿の「日本酒BAR」では、スタッフの方が選りすぐった地酒がそろっているんですよ。ただ飲むだけでなく、酒造の歴史やこだわりも教えてくれるので、日本酒の魅力をより知ることができるはず。お酒が得意でない人は、日本庭園を望む「茶室」で一服するのがよさそう。神話に登場することでも知られる出雲国。このエリアに伝わる演舞「神楽」も鑑賞できるので、こちらもぜひチェックを。
■界 玉造(かい たまつくり)
住所:島根県松江市玉湯町玉造1237
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊38000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
島根県
界 出雲
大海原を眺め、塩泉で身を清めて
「灯台と水平線を望むお詣り支度の宿」をコンセプトにした、絶景の温泉旅館「界 出雲」。日御碕灯台や日本海を目の前に見晴らす岬に位置し、日御碕神社まで徒歩5分、出雲大社まで車で20分と、参拝にもぴったりのロケーション。
客室は、島根の伝統工芸品・石州和紙や、水平線をイメージしたヘッドボードなどを取り入れたご当地部屋「彩海の間」に。部屋からも美しい景色を堪能することができ、出雲松島と呼ばれる海の景色が楽しめる客室、日御碕灯台を望む客室の2タイプが用意されている。
ディナータイムには、地元食材をふんだんに使用した会席コースが登場。11月から3月までの期間は山陰の松葉蟹を味わう「八雲立つ蟹会席」、春から秋にかけては特別会席「出雲の旬会席」がいただける。神様と同じ食事を取ることでご縁を結ぶという「神饌朝食」もお楽しみに。
トラベル編集部のおすすめポイント
こちらのお宿で楽しめるのは、出雲ひのみさき温泉。泉質は塩分濃度が高い塩化物強塩泉で、冷え症や疲労回復などへの効能があるのだとか。塩泉であることから清めの塩に見立て、神社に詣でる前の禊ぎ湯としての利用も案内されているので、出雲大社など参拝に行く前に湯浴みをするのもおすすめ。大浴場からは、雄大な大海原を望み、その美しい景色からパワーをたっぷりもらえます。客室や大浴場だけではなく、トラベルライブラリーに併設された「かわたれテラス」からも、景色を楽しめるのでこちらにも立ち寄ってみてくださいね。また、スタッフが披露する伝統芸能「石見神楽」もチェックを!
■界 出雲(かい いずも)
住所:島根県出雲市大社町日御碕604
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊28000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00
山口県
界 長門
藩主の屋敷を彷彿とさせる和空間
温泉街を流れる音信川に沿って佇む「界 長門」。かつて長門湯本温泉は、江戸時代に歴代の藩主が湯治に訪れていた場所。そのことから、武家文化を体現した「藩主の御茶屋屋敷」をコンセプトにした温泉宿となっている。
客室でもそれらを体験でき、藩主が休む寝台をイメージして作られたご当地部屋「長門五彩の間」に。寝台が一段高くなっているのが特徴で、格子状の囲いが崇高な雰囲気を醸し出す。徳地和紙、萩焼など、山口の伝統工芸を取り入れることで、より一層上質な空間となっている。
宿が位置する長門湯本温泉は、山口県最古の温泉であり、アルカリ成分の強い化粧水のような泉質が特徴。落ち着いた雰囲気の湯殿で、身体を温めて。入浴の後は、リバービューの湯上がり処で、ご当地ドリンクを飲み休息を。
トラベル編集部のおすすめポイント
伝統工芸「赤間硯」を使ったご当地楽「大人の墨あそび」は、ぜひ挑戦してほしいプログラム。赤間硯は、参勤交代の際の献上品であり、吉田松陰も愛用したといわれる貴重なもの。墨を実際にすってみると、独特の芳香がふわっと漂い思わずうっとり。そして、扇形の型紙に思い思いの言葉を綴っていきます。するっと伸びがよくて、その書き心地でまたうっとり。ここでした経験できないので、おすすめですよ。また、食事にも山口の魅力がいっぱい。ディナーの会席では、春夏に「牛と旬菜の瓦焼き」、秋冬に「ふぐと牛の源平鍋」がいただけます。
■界 長門(かい ながと)
住所:山口県長門市深川湯本2229-1
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊32000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
大分県
界 別府
レトロな温泉街を旅行する気分で
別府温泉に誕生した「界 別府」。「ドラマティック温泉街」をコンセプトに、館内にいながら移りゆくさまざまな情景を楽しむことができる。不夜城と例えられた賑やかな別府の温泉街をイメージした空間となっており、石畳の路地や和紙の提灯、夜店風のラボなど、レトロな雰囲気に高揚感が増していく。
時間帯によって開催されているものが異なり、昼には桶をモチーフとした手湯、夜にはスマートボールや別府八湯輪投げ、朝には日の出を眺めながら浸かる足湯など、思い出に残る体験ばかり。
また、すべての客室がオーシャンビュー&ご当地部屋の「柿渋の間」に。壁に別府の名所「血の池地獄」から着想を得た柿渋色を使用し、豊後絞りをインテリアに取り入れている。ソファのある和モダンな空間で、ピクチャーウィンドウから望む、別府湾の美景に酔いしれて。
トラベル編集部のおすすめポイント
日本一の源泉数、さらに湧出量を誇る別府温泉。界 別府でもとことん温泉を満喫したいもの。大浴場には、庭園を望む開放的な露天風呂と、あつ湯とぬる湯、ふたつの湯船を備えた内風呂があるので、どちらも楽しんでみてください。お湯は、炭酸水素塩泉で重曹成分を含む泉質のため、肌をなめらかに整えてくれるのだとか。このあたりの源泉の中でも、この宿の湯は肌に優しいそうで、湯めぐりのラストに仕上げの湯として入浴するのもいいそうですよ。温泉文化をもっと楽しむのなら、ご当地楽「湯治ジャグバンド」の鑑賞や、豊後絞りに触れる「別府温泉しぼり体験」に参加するのもおすすめ。
■界 別府(かい べっぷ)
住所:大分県別府市北浜2-14-29
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊32000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
大分県
界 由布院
山々と棚田、懐かしの風景に和む
由布院の原風景に心癒される温泉宿「界 由布院」。「棚田暦で憩う宿」をコンセプトに、時間の移ろいと四季を通して棚田の作り出す、穏やかな景色を楽しむことができる。朝靄のかかった幻想的な光景、田植え直後の爽やかな新緑、豊かに実った稲穂など、どこか懐かしさを感じる景色と出会えるはず。
施設の設計・デザインは、新国立競技場を手がけたことでも知られる隈研吾によるもの。全5タイプの客室のうち、離れは2タイプあり、棚田の中に静かに佇むお部屋、くぬぎ林に面したお部屋に。
また、客室デザインはすべてご当地部屋「蛍かごの間」に。大分のみで生産される希少な七島藺を使用した蛍かごモチーフの照明や、竹材でできたソファ、ヘッドボードが優しく包みこむような空間を演出。窓一面に映る景色を眺め、ステイを堪能して。
トラベル編集部のおすすめポイント
国内有数の源泉数と湧出量を誇る由布院温泉。こちらの大浴場では、内風呂と露天風呂で楽しむことができます。露天風呂に浸かり雄大な由布岳を眺めれば、心がすっきり洗われていくかのよう。寝湯も用意されているので、ゆっくり過ごしたい人にはぴったり。泉質は単純温泉で、化粧品成分にも使用されているメタけい酸を豊富に含んでいるのだそう。お湯は柔らかくて、低刺激。のんびりリラックスして湯浴みできますよ。そして、棚田を一望できる「棚田テラス」も絶対にチェックしてくださいね。目の前に原風景が広がって、ついつい長居したくなるほど居心地がいいんです。
■界 由布院(かい ゆふいん)
住所:大分県由布市湯布院町川上398
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊38000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
大分県
界 阿蘇
阿蘇のカルデラで大自然を感じて
標高1000mの阿蘇くじゅう国立公園内に位置し、大自然に囲まれた温泉旅館「界 阿蘇」。8000坪もの広大な敷地の中に、客室は離れの12棟のみ。「カルデラ」をテーマに、自然素材をインテリアとしてふんだんに取り入れたご当地部屋「カルデラの間」となっている。
阿蘇の草木や溶岩を釉薬として使用した溶岩茶器をはじめ、草木染めのクッション、いぐさマットなど、居心地のいいステイをかなえてくれるものばかり。さらに、お部屋のテラスには露天風呂も。森に迫り出すように設置されているので、森の中に溶け込むように瀬の本温泉の源泉を楽しめる。泉質は単純温泉で、少し白濁したとろみのあるお湯に。湯冷めしにくく、肌をしっとりとさせてくれるのだとか。木漏れ日や吹き抜ける風を感じながら、プライベート感あふれる森の露天風呂で癒されて。
ディナーは旬の会席コースを召し上がれ。熊本名産の馬肉、溶岩プレートで焼き上げる牛フィレなど、九州ならではの美食に舌鼓を。
トラベル編集部のおすすめポイント
こちらの宿にステイするなら、阿蘇の大自然をとことん堪能してください。施設内のテラスでは、阿蘇五岳の美しい景色を眺めることができます。ジャージー牛乳やコーヒーを味わうのが最高。毎日朝7時からは、オリジナルの体操プログラム「カルデラ体操」を実施。大地のエレルギーを感じながら、深い呼吸で心身を整えましょう。また、夕方ごろには、スタッフがバーテンダーとなって「カルデラBAR」で提供される旬素材のご当地ドリンクを片手に、カルデラができるまでが分かる「マイカルデラ」作りにチャレンジできますよ。
■界 阿蘇(かい あそ)
住所:大分県玖珠郡九重町湯坪瀬の本628-6
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊55000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付き)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
長崎県
界 雲仙
大地を感じ異国情緒に魅せられて
雲仙天草国立公園内の雲仙温泉に位置し、雲仙地獄に面した「界 雲仙」。「地獄パワーにふれる、異国情緒の宿」というユーモアあふれるコンセプトを掲げ、大地のエネルギーと、和(日本)・華(中国)・蘭(オランダ)の要素がミックスした長崎文化を、肌で感じられる温泉宿に。
全51室の客室はご当地部屋「和華蘭の間」で、パーテーションやスタンドライトに和華蘭の要素をプラス。異国情緒あふれる空間が出迎えてくれる。湯浴みを中心に滞在できるようにと考案された客室も用意され、客室の約半分が露天風呂スペースという贅沢さ。湯上がり処まであり、椅子に座り“地獄”の景色を眺めることができる。
また、大浴場には、カラフルなステンドグラスが美しい内風呂と、地獄の湯けむりを眺める露天風呂が。鉄と硫黄分を含む酸性の温泉で、濁った色味と独特の硫黄の香りが特徴。長湯をすると疲れてしまうため泉質のため、時間を空けて入浴するのがいいのだそう。
トラベル編集部のおすすめポイント
夕食にも和華蘭文化を取り入れ、ほかでは味わえない会席料理が登場します。卓袱料理の代表格である豚の角煮をリエットにした先付や、長崎でおなじみのあご出汁を使ったしゃぶしゃぶなど、美しい器に盛り付けられた料理はどれも美味。また、この土地ならではのアクティビティも。アクティブな人には、雲仙地獄を1周めぐる「雲仙地獄パワーウォーク」がぴったり。旧八万地獄の広場でストレッチを行うのですが、地面が熱く、大地のパワーも感じることができます。室内で過ごしたい人には、「活版印刷体験」がおすすめ。活版印刷はもともと、ヨーロッパから長崎県島原半島に伝わったものなんですよ。
■界 雲仙(かい うんぜん)
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊25000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
鹿児島県
界 霧島
神話の世界で安らぎの温泉ステイ
天孫降臨の神話で知られる高千穂峰の中腹に位置する絶景の温泉宿「界 霧島」。湯浴み小屋は客室棟とは別の場所にあり、スロープカーに乗ってすすき野原まで向かう。遠く桜島まで見渡す露天風呂、源泉かけ流しのあつ湯、温泉成分を肌になじませるためのぬる湯の2種の内風呂で、霧島山から湧出された硫黄泉を楽しんで。透明感のある明るい肌をもたらすと言われており、美肌効果も期待したい。
また、49の客室はすべてが地域の特徴を活かしたご当地部屋「薩摩シラス大地の間」。開放的な窓からは桜島や錦江湾を望み、自然の雄大さに圧倒されるはず。薩摩和紙の照明、薩摩錫器の花器など、鹿児島の伝統工芸品でお部屋を彩り、ヘッドボードには、鹿児島県特有の火山噴出物・シラスを使っている。
客室棟の一角にはビューテラスがあるので、こちらにも立ち寄って。
トラベル編集部のおすすめポイント
トラベルライブラリーでは毎晩、ご当地楽「天孫降臨ENBU」が上演されているので、鑑賞してみるのはいかがですか? 日本に古くから伝わる神話「天孫降臨」をテーマにしていて、この一部のストーリーをスタッフの方々が神楽鈴と太鼓を使って演じるというもの。躍動感のある動きと舞で、目が離せなくなります。神秘的な魅力のある高千穂峰を知るきっかけとして、チェックしてみてください! ディナーでは、鹿児島名物の黒豚を天地蒸し、しゃぶしゃぶなどで味わうことができます。シンプルな調理法だからこそ、素材のよさが楽しめますよ。
■界 霧島(かい きりしま)
住所:鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊31000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時