【ホテルクルーズ(朝食編)】習得に5年!?職人技のオムレツをクラシカルなあのホテルで
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更新日:2016/10/22
【土曜日 21:00更新】
日々企画を出しあって、シティホテルの特集やニュース記事を作っているプレミアム予約のホテル編集部。私たちがいつも思うのは、ホテルには「敷居が高い」とか「宿泊者じゃないと利用できない」イメージがあるということ。でも実は気軽に利用できる方法があるんです。このコーナーでは、そんなホテルの楽しみ方を知ってもらうべく、編集Nが朝食レポート、編集Mがホテルでの夜遊びレポートをお届けします。
食べることが大好きな編集Nが今回訪れたのは日本橋にあるロイヤルパークホテル。横浜や汐留をはじめステキなシティホテルを全国に展開している“ロイヤルパークホテルズ”ですが、中でもこちらは小説の舞台や映画のロケ地としてもたびたび登場する古き良き日本のホテルです。
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ロイヤルパークホテルのロビー。東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅直結で便利
実はこのラウンジ「シンフォニー」は、私がまだ新米編集だった頃「頑張ったごほうびに」と先輩がランチビュッフェに連れてきてくれた思い出の場所。いったい何を「頑張った」のかは全く覚えていないけれど、とにかくオムレツが劇的においしかったことは鮮明に覚えています。ランチのみならず朝食でもオムレツがいただけると聞いて、とっても楽しみにしていました。
ロビーへ足を踏み入れると、早くも朝食のいい匂いがしてきます。はやる気持ちを押さえつつ、いよいよ「シンフォニー」へ。静かでクラシカルな雰囲気の中、ビジネスマンや海外の方がゆったりと食事をしていましたよ。
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クラシカルな店内。椅子も床もかわいい
奥はオープンキッチンになっていて7~8人のシェフが動き回っていました。中央のビュッフェスペースには和洋のお料理がキチンと整列し、総メニュー数はおよそ45種類。和:洋が3:7くらいの割合で、どちらも充実している印象を受けます。そしてその中心にはコック帽をかぶってオムレツを焼くシェフの姿が。そうそうこの景色。あの時を思い出すな~。ただいまシンフォニー! ただいまオムレツ!! がぜんテンションがあがります。
最初にいただくのはもちろんオムレツ。注文するとシェフが手早く焼いてくれお皿へ。美しい形、そしてお皿の上でプルプルと揺れる様子にうっとり。気になるお味はというと・・・もはや飲み込みたくないレベルでした。あのとき感動したあの味です!
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ハム、チーズ、オニオン、マッシュルーム、トマト、ピーマンの中から、入れる具材を選び注文します
料理長においしさの秘密を聞いたところ、どうやら焼き加減がカギのよう。実はこのシンフォニーでオムレツを担当できるのは選ばれしシェフのみ。なんと5年は経験がないとオムレツ台の前には立てないそうです。ひょえ~。
さらに、このオムレツを最高においしく食べる鉄則があるというので教えてもらいました。これ以上おいしくっていったい・・・。
1.焼き立てを食べること
こだわりの焼き加減なので、焼き立てふわトロを味わうのがいちばん。時間がたつと、中まで熱がまわって少し硬めになります(それでも十分おいしかったですけどね)。くれぐれも焼いてからほかの料理を取りに行ったりせず、速やかに着席して食べるのがおすすめです。
2.チーズを入れること
実は具材のチーズには、味の違う2種類のチーズが混ざっているそう。このふたつが混ざることでコクが出るんですって。だから必ずチーズ入りを注文してください。なかでも料理長イチオシは“ハム&チーズ”だそうです。
ということで、本日2つ目のオムレツへ。たしかにふわとろ、たしかにコクありで大満足でした!
オムレツだけで盛り上がってしまいましたが、パンもおすすめです。毎朝ホテルで焼いているそうで種類も豊富。いわゆるフランス系のパンではなく上質な日本のパンといった感じで料理を邪魔しません。アプリコットデニッシュはカスタードクリームが優しくしっとり。フレンチトーストは表面がカリカリでまるでドーナツのよう。コーヒーによく合いましたよ。
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ホテルメイドのパンは、食パン、マフィン、デニッシュ、ワッフルなど全部で15種類
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フレンチトーストはひと晩たまごとミルクに浸けこんでいるそう
さらに特筆すべきは和食。焼き魚は温かくジューシーで、煮物やお惣菜もレベルが高かったです。そして楽しいのがごはんのトッピング。ふりかけが2種類とのりの佃煮、カツオ昆布、カリカリ梅、ゆずかぶらの6種類をあたたかいごはんにのせます。久しぶりに食べた“ザ・和朝食”。心に染みました。
最後はシリアルやフルーツでさわやかにしめくくり満腹に。今回も大満足の朝ごはんでした。
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充実の和食。焼き魚2種類、温泉卵やもずくなど惣菜が7種類、ふりかけ類が6種類、ほか煮物や味噌汁も
和洋がどちらも充実したロイヤルパークホテルの朝食は、まさに古き良き日本のホテル朝食。
「朝食がいちばん難しい」と言っていた料理長さんにそのわけを伺うと「ランチやディナーはお客様が店を選べるけれど、宿泊者にとってホテルの朝食は選べない。だからどんな人にも満足してもらえるような朝食を提供しなければならない。」とのこと。だからこそ、みんなが食べたいメニューを網羅しつつ、こだわりと鍛錬でその完成度を高めているんですね。提供しているのは、“ただおいしい料理”ではなく、ここで朝食を食べる“すべての人のいい1日につながる食事”。ロイヤルパークホテルにはそんなステキな朝食がありました。ごちそうさまでした!
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私たちのテーブル。木漏れ日が差し込む窓辺の席で、優雅な朝食会でした
朝食データ
■朝食会場:ロイヤルパークホテル コーヒーショップ「シンフォニー」
■時間:平日6:30~11:00 土・日・祝日7:00~11:00 ※ビュッフェの提供は7:00〜10:00
■価格:3200円(税・サ別)※サービス料10%
■平均的な混雑状況:席に余裕あり
■品数:約45種類
■公式HP
http://www.rph.co.jp/restaurants/symphony/
ロイヤルパークホテル
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」直結でアクセス抜群。人形町や日本橋エリアの下町散策を楽しめるホテル。シックな色調の客室や、6店のレストランとホテルデリが人気の「食」も楽しめるホテルで、大人のくつろぎステイを満喫して。
TEL:03-3667-1111
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1
アクセス/【電車】東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」直結、東京メトロ日比谷線ほか「人形町駅」より徒歩5分【車】東京駅より10分(2km)
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