一日一組限定！専属バトラー付きのヴィラでリトリート／千葉・鋸南町

都心から車で約1時間、千葉県鋸南町〈きょなんまち〉に2023年に誕生した一軒家宿『みささ』は、一日一組限定の完全プライベートヴィラ。専用サウナと半露天風呂の温泉を気兼ねなく満喫。夕食は、アワビや伊勢エビなどの房総の海の幸や千葉県産の和牛など、専属のバトラーが目の前で焼きあげる囲炉裏会席を心おきなく堪能。思いっきり癒される『みささ』の魅力を編集部が体験してきました！

更新日：2025/01/31

【ポイントその1】房総の地魚やジビエを囲炉裏で。絶品の炭火焼き

すぐ目の前には竜島〈りゅうしま〉海岸の青い海。その海に流れ込む佐久間川沿いに建つ一軒家宿の『みささ』は、一日一組限定、専属バトラーが付き、最高に贅沢な時間が過ごせるとあって、海外の旅行者にも人気が高い注目のお宿です。

専用車庫から建物の中に直接出入りできる完全なるプライベート空間で、誰にも気兼ねする必要のない自分だけの滞在時間のスタート！　まずは、楽しみにしていた夕食からレポートを。

囲炉裏を設えた特注テーブルがあるダイニングルームで待っていたのは、なんと生ビールが注ぎ放題のフリーサーバー。さらに、追加で注文できるお酒として、世界の銘醸ワインを揃えたワインセラーや地元の酒蔵の日本酒リストも充実。本日のお料理になにを合わせるか、迷ってしまいますが、目にも美しい前菜や旬の地魚を中心に盛り付けられたお造りに、亀田酒造（千葉県鴨川市）の『寿萬亀碧海純米大吟醸』をセレクト。ふくよかなお米のうまみがぴたりと大正解！

いよいよバトラーが囲炉裏の前に立ち、メインディッシュの炭火焼きを調理してくれます。アワビは陶板バター焼きに、房総産のイノシシ肉は串焼きに。さらに黒毛和牛の木更津牛や外房産のノドグロ・・・と、食材ごとに絶妙な火加減で仕上げられた絶品の連続に思わずため息。野趣あふれるイノシシ肉や木更津牛には果実味の豊かな南仏の赤ワインを合わせて、完璧なマリアージュを満喫。

明日の朝食も囲炉裏の前でいただくスタイル。炭火で焼き上げる地元の魚の干物や、南房総名産のお米「長狭米」をかまど炊きした土鍋ごはんも登場すると聞き、期待を膨らませながら夜の眠りについたのでした。

【ポイントその2】美肌の湯とロウリュ付きサウナ。海風そよぐ外気浴

話は夕食前に戻って、宿に到着したらすぐにも体験してほしいのが、天然温泉のお風呂とサウナ。お風呂は美肌の湯として知られる安房温泉を引いた半露天。浴室とテラスの間にあるスライド式のドアを開けると露天風呂のように開放的な気分に。まずは石造りの湯船にゆっくり浸かり、体を温めてリラックス。

ロウリュもできる専用サウナがあるのも大きな魅力です。清々しい木の香りに包まれて汗を流した後は水風呂へ。井戸から汲み上げた天然水は、さらりとやわらかい肌触り。入浴後には川に面したテラスのチェアで外気浴を。海から川をさかのぼって吹く爽やかな風が、ほてった肌を癒やしてくれます。まだ陽が高い明るい時間から、なんて贅沢なことでしょうか。ああ、ビールが飲みたい・・・（そう、注ぎ放題の生ビールサーバーというおもてなしに心から歓喜！）

さっぱりしたらリビング＆ベッドルームへ。総床面積191㎡とゆったり広々としたお部屋には、画家でもあったオーナーの父が収集した、伊東深水など近代画家の作品が飾られています。窓を開ければ穏やかな波の音。洗練された空間で過ごす心地よい時間に、日ごろの疲れが薄らいでいくのを感じるばかりでした。

【ポイントその3】青い海まで10秒！ビーチ直結のプライベート空間

『みささ』には、ゆったりと海を眺められる特別なスペースが用意されています。2階にあるオーシャンビュールームには、身体を包み込むような座り心地のアームチェアが数脚置かれていて、まったり過ごすのに最適。2面の大きな窓から望む海は見飽きることがなく、目線の先には宿の名前の由来になった「みささぎ島」のシルエットも。佐久間川の河口の奥に夕日が沈みゆくドラマティックな光景に出合えることもあるそうです。

緑の生け垣に囲まれた中庭には石製のテーブルとチェアがあり、朝はここで食後のコーヒーを味わうのもおすすめ。中庭から専用階段を下りて川沿いを10秒も歩けば、目の前に水平線が広がる竜島海岸のビーチに到着。青い海の向こうに富士山が見えることも。のんびりと海を眺めるのはもちろん、夏には海水浴や花火をしてアクティブに過ごすのもいいかも！

チェックアウトが午前11時とゆったりなのもうれしいポイント。1泊2日の夢見心地なステイを終えての感想は・・・、このリフレッシュ感はやみつきになりそう！　日常を忘れられる『みささ』での時間を、また味わいに来られたら。