【ホテルクルーズ(朝食編)】オシャレ空間で至れり尽くせり。ハイアットの朝食ビュッフェ
更新日:2017/03/11
【土曜日 21:00更新】
日々企画を出しあって、シティホテルの特集やニュース記事を作っているプレミアム予約のホテル編集部。私たちがいつも思うのは、ホテルには「敷居が高い」イメージがあるということ。でも楽しみ方を知れば気軽に利用できるんです。このコーナーでは、そんなホテルの楽しみ方を知ってもらうべく、編集の南波&長野が実際に利用した体験レポートをお届け。
今回、編集・南波が訪れた「ハイアット リージェンシー 東京」は、世界的なホテルブランド「ハイアットホテル」の日本第1号として1980年に開業。昨年はオズモールの「30歳パーティ」の会場にもなった、憧れホテルのひとつです。
エスカレーターを上がってロビーへ行くと、見えてくるのがこちらのホテルの象徴でもある巨大なシャンデリア。吹き抜けの高い天井から3基下がっている様子は圧巻です! ヨーロッパでも有名な帝王型と呼ばれるデザインのシャンデリアで、なんとスワロフスキー(R)・クリスタルが11万5千個も使われているんです。実はつい最近、このスワロフスキー(R)・クリスタルのうち約3万個が交換されました。交換と言ってもまったく同じクリスタルはもう手に入らないので、職人さんがカットの角度を工夫してその輝きを再現したのだとか。すごい。このシャンデリアだけでも見に来る価値アリですよね。
また、大理石の床にも注目。赤茶、黒、白3色の大理石がモザイク模様になった非常に珍しいもの。イタリアで採掘された赤茶の大理石は、こちらも今はもう手に入らないほど貴重なものなのだとか。割れてしまったら修理できないと聞いて、大事に踏みしめながら朝食会場へ向かいます。
朝食会場の「カフェ」はまたガラリと雰囲気が変わります。現代的でおしゃれなその空間は遊び心にあふれていて、グラスが照明になっていたり、カナダの鉄道で使われていたという枕木を再生し壁板に使用していたりと、古いものを取り入れながらもどこか新しくて、重厚なのにカジュアルで、なんだかとっても落ち着く空間です。周りを見渡すと新宿という立地のせいなのか海外のお客さんの多いこと。欧米系:アジア系:日本人=4:4:2くらいの割合でした。まるで海外の人気カフェにでも来ている気分でした。
席に着くとスタッフが笑顔で「コーヒーか紅茶はいかがですか?」と聞いてくれました。紅茶はダージリン、イングリッシュ ブレックファスト、アールグレイから選べ、私の「カフェラテが飲みたい」というワガママにも笑顔で応えてくれましたよ。
早速中央のビュッフェ台へ。冷菜のコーナーに並ぶのは3種類のポークハム、ビーフパストラミ、スモークサーモン、生野菜、サラダ、チーズ。いたってオーソドックスなラインナップで種類は決して多くはないけれど、ハムもチーズもひと口食べれば質の高さを感じます。3種類あるドレッシングはすべて自家製でおかわり必須のおいしさ。特にシーザードレッシングはチーズが濃厚なのに爽やかで、ハムやサーモン、ポテトサラダとも相性バツグンでした。
パンはすべてホテル内のベーカーで朝食用に小さいサイズで作られた焼き立てパン。10~20種類が並びます。かわいらしいイングリッシュマフィンは素朴な味わいで、これを半分に割ってチーズやサーモンを挟んで食べている欧米の方もいました。私もやればよかった! アップルやマロンを使ったサクサクのデニッシュ、しっとりもちっとしたバナナケーキなど甘いパンもおすすめです。
しっとりと味が良くしみこんだフレンチトーストもお見逃しなく。“しっとり”のヒミツは作り方だそうで、大きな容器にたっぷりのアパレイユ(卵や砂糖の入った液のこと)を入れて、そこにパンを丸一日以上浸してからオーブンで焼いているんですって。
この時点で小麦粉食べ過ぎ注意報なのですが、もうひとつだけ、食べておきたい小麦系がワッフル。実はこのワッフル、ビュッフェ台には並ばない裏メニューなのです。「ワッフルはお近くのスタッフまでお申し付けください」と書いた小さなプレートがビュッフェ台の端にちょこんとあるのですが、かなり見逃しがちなのでご注意を。早速スタッフにお願いすると、焼き立てを席まで持ってきてくれました。オーダー制で焼き立てを持ってきてくれるというのが女心をくすぐりますよね。メープルシロップがたっぷりついてくるところも嬉しいポイント!
もしかしたら、いちばんおいしかったのがオムレツかもしれません。熟練のスタッフが軽やかに焼き上げてくれるオムレツはぷっくりとしていて中がとろとろ。ケチャップかチリソースかを選べますが、食べるべきは王道のケチャップ。トマトの味が濃厚で、私がいつもスーパーで買うものとは雲泥の差でした。あまりにおいしくておかわり。今度は「小さめに焼いてもらえますか?」とワガママオーダーをしてみると、なんとプチオムレツにしてくれました。(ただしサイズが小さいと火の通りが良すぎるので、ふわとろ感がダウンするそうです。通常サイズがおすすめ。)
温菜コーナーのイチオシは日替わりのスープ。朝から上質なスープをいただくって、どうして優雅な気分になるのでしょう。この日はまろやかで濃厚なコーンスープでした。
スープのベースとしているのはホテル自慢のスープストックで、地下にあるという巨大厨房で日夜作られているのだとか。ハイアット リージェンシー 東京ほどの大きなホテルになると、朝食から深夜のルームサービスまで、24時間厨房から火が消えることはないんですって。「お客様がいつどこで食事をしても、安定して上質で安全な料理が提供されるように」と、ホテル全体で総勢120人もいる調理スタッフたちが日夜腕を振るっているのです。
デザートで食べておきたいのがホテルメイドのコンポート。実はこちらの「カフェ」は朝食以外でもスイーツに定評があるのです。なのでこのコンポートも期待を裏切りません。この日いただいたリンゴのコンポートは若干のしゃきしゃき感を残しつつもとってもジューシーで、甘すぎず爽やかな大人の味でした。
飲んでいたカフェラテのカップが空になったのを見計らってスタッフがすぐにお代わりを勧めてくれ、今度はダージリンをオーダー(←お代わりになってない)。私のワガママに、最後まで笑顔での対応・・・さすがです。
高いサービスと居心地のよさにすっかり満たされたのですが、料理長の大谷さんにお話を伺った時にそのサービス力の源がわかったような気がしました。取材中、終始感じたのが「喜んでもらいたい」という強い思い。「カフェ」で提供している朝食ビュッフェは、シェフとお客さんが対面でコミュニケーションできる数少ない特別なシチュエーションであり、大谷さんは毎朝この空間に立ってお客さんの反応を確認しているそうです。「お客様が喜んでくれるのであれば、ほかは何もいらない。」そうおっしゃる大谷さんの気持ちは、スタッフのみなさんもきっと同じで、だからこそ高いサービスを提供し続けられるのだと思いました。居心地のよい空間でちょっぴりお嬢様気分が味わえるハイアットの朝食。みなさんもぜひ優雅な朝を過ごしてみてください。
朝食DATA
■朝食会場:「CAFFE(カフェ)」
■時間:6:00~10:30(ラストオーダー10:00)
■価格:3683円(税・サ込)
■平均的な混雑状況:平日は7:30~8:00頃がピーク ※並ぶ可能性あり
■電話番号:03-3348-1234(代表)
■公式HP
http://www.hyattregencytokyo.com/restaurant/caffe/morning/tabid/110/Default.aspx
ハイアット リージェンシー 東京
東京都庁と新宿中央公園に隣り合う西新宿のホテル。迫力のスワロフスキー(R)・クリスタルのシャンデリアが目を引く、高い吹き抜けのアトリウムロビーは、高級ホテルらしい華やかな雰囲気。眺望を楽しむビュールームのほか、380m2の専用ラウンジが利用できるエグゼクティブフロアもおすすめ。
住所:東京都新宿区西新宿2-7-2
【電車】JR「新宿駅」西口より徒歩9分、丸の内線「西新宿」駅より地下連絡通路(6:00~23:00)で都庁方面(大江戸線のA7出口)へ徒歩約4分、都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」A7出口C4連絡通路(6:00~23:00)経由で徒歩1分 【車】首都高速4号線「新宿」より約5分
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