つながる旅のキーワード vol.025 東京で味わう。ご当地の絶品お雑煮

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人気のスポットやグルメ、体験など、気になる旅のキーワードをピックアップ。そのキーワードを紐解いていくと、その土地のなにかと、誰かと縁をつなぐきっかけになるかも。

更新日:2016/12/26

個性豊か!京都、岡山、愛媛etc.地方のお雑煮を味わい尽くす

地方の雑煮

お正月まであと少し。新年を迎えて食べたいものといえば「お雑煮」だけれど、地方によってお餅の形も、出汁の味も、具材もそれぞれ。例えば、東京をはじめとした関東圏では、焼いた角餅をすまし汁でいただくのが一般的。それに対して、丸餅を入れたり、赤味噌や白味噌のお汁だったり、まるでお汁粉のように小豆汁で味わう地域も。普段はなかなか食べることのできない地方のお雑煮だけれど、東京でも食べることができたらおもしろそう。そこで“東京で堪能できる地方のお雑煮”をご紹介。気軽にいろいろなお雑煮を楽しんで。

【京都】白味噌と丸餅で京風に。虎屋菓寮で味わう真っ白で上品なお雑煮

虎屋菓寮
白味噌と丸餅の京風「お雑煮」(1296円)

まず始めにご紹介するのは、京風のお雑煮。老舗の和菓子屋「とらや」の喫茶「虎屋菓寮」では、創業地の京都にちなんだ逸品「お雑煮」が。真っ白なお汁には、海老芋や京人参、大根、そして、関東と異なり丸餅が入っているのがポイント。

京都の「本田味噌本店」の白味噌を使ったお汁は、少し甘くてこっくりととろみのある濃厚な味わい。大きめにカットされた具材とのバランスもよく、ふんわりと鰹節をのせた、京風ならではの上品な味わいのお雑煮を堪能してみて。 ※アレルギーは大豆を含みます

虎屋菓寮 銀座店
販売期間/2017年1月4日(水)〜20日(金)
提供時間/11:00〜19:30(19:00LO)、日〜祝11:30〜19:00(18:30LO)

【四国】白味噌にあんこ入りのお餅にびっくり!四国地方のお雑煮2選

香川・愛媛せとうち旬彩館

新橋にあるアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」。こちらの「郷土・せとうち料理 かおりひめ」では、香川と愛媛のお雑煮が期間限定で登場。どちらも四国地方だから同じようなお雑煮?と思うけれど、まったくといっていいほど別物。

香川・愛媛せとうち旬彩館
お餅にはあんこが入った「香川の雑煮」(880円)は、押し抜き寿司とセット

「香川の雑煮」は、京風と同じく白味噌をベースにしているけれど、お餅はなんとあんこ入り。また、具材には紅白を意味するニンジンと大根が入っていて、地元では長年愛され続け継承されているのだそう。初めはびっくりしてしまう組み合わせだけれど、甘みのある白味噌とあんこ入りの柔らかなお餅のコラボは、一度味わうとヤミツキになってしまうほど。これは一度試してみたいかも。「押し抜き寿司」がセットになるので、こちらも楽しみ。

香川・愛媛せとうち旬彩館
丸餅とすまし汁の「愛媛のお雑煮」(880円)は、みかん寿司がセット

一方「愛媛のお雑煮」(880円)は、“今年一年角を立てずよろず丸く治まりますように”という願いを込めて、丸餅を使用。こちらは関東と同じくすまし汁でいただいて。セットの「みかん寿司」は、ご飯をみかんジュースで炊いているというから驚き。

香川・愛媛せとうち旬彩館「郷土・せとうち料理 かおりひめ」
提供期間/2017年1月4日(水)〜1月15日(日)
提供時間/11:00〜16:30 ※ディナータイム17:00〜22:00はお雑煮のみ(お寿司を除く)を650円で提供

【中国】甘い小豆雑煮に、薄口すまし汁のお雑煮も。中国地方のお雑煮2選

とっとり・おかやま新橋館

中国地方のお雑煮を食べるのなら、新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」へ。イートインができる「ビストロカフェももてなし家」では、岡山と鳥取のお雑煮をいただける。2つとも個性的でどちらを味わうか迷ってしまうかも。

とっとり・おかやま新橋館
出汁にも具材にもブリが使われた「ブリ雑煮」(600円)

まず、岡山の「ブリ雑煮」は、その名の通りブリが入っているのが特徴のひとつ。出し汁にもブリを使い昆布と合わせて、薄口醤油ベースのあっさりとしたお雑煮に。ブリをはじめ、ニンジン、大根、ホウレンソウ、紅白カマボコ、丸餅と具だくさんなのも嬉しいポイント。体にスーッと染み入る優しい味わいを堪能してみて。

とっとり・おかやま新橋館
特産のヒメノモチを使用した「小豆雑煮」(350円)

そして鳥取のお雑煮は、まるでぜんざいのような「小豆雑煮」(350円)。鳥取県日南町産の丸餅で、コシの強い「ヒメノモチ」をトッピングし、たっぷりの小豆と絡めていただきたい。

とっとり・おかやま新橋館「ビストロカフェももてなし家」
提供期間/2017年1月4日(水)~15日(日)
提供時間/ランチタイム11:00〜14:30 カフェタイム14:30〜17:00

WRITING/EMI YAMASHITA

※記事は2016年12月26日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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