読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.010/仲良し姉妹旅【中編】

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【毎週水曜 6:00 更新】
旅を愛してやまない普通の女性たちに、旅について座談会をしてもらうこの企画。今回は、ひとつ屋根の下で暮らし、姉妹で全国をかけめぐる尾崎恭子さん・裕子さんが登場する第2弾。中編では、旅の原点となった能登半島について聞きました。

更新日:2016/10/11

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尾崎恭子さん(左)、裕子さん(右)

車で全国を周る姉妹旅をメインとする尾崎姉妹は、2個の歳の差で大の仲良し。姉の恭子さんは会社員で、妹さんが助手席で眠っていても運転は苦ではないという優しさに満ちた人。妹の裕子さんは、輸入食品店で主にワインの販売を担当。ワーキングホリデーでニュージーランドでの滞在経験を持ち、海外にもアクティブに旅に出かける。ふたりとも旅の感度は高め。

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波打ち際までドライブできる千里浜なぎさドライブウェイ(上)、裕子さんの後ろに居るのは、石川テレビのキャラクター「石川さん」(下)

日本各地をめぐる
旅の原点は何ですか?

裕子「幼いころから毎年、夏休みに母の実家の石川県能登半島に行っていて。私たちの旅は、そこから始まっているのかも。海と山に囲まれた自然豊かな場所で、のんびり過ごすっていうのをやってましたね」

恭子「夏は、1カ月くらい行きっぱなしで。宿題も持って行って向こうでやってました(笑)」

裕子「能登は、金沢とは違ったゆっくりした雰囲気でおすすめです。小さいころは、海で泳いだりもしたよね」

恭子「当時は、はまぐりが獲れたんだよね。翌朝のお味噌汁に入れたりして。今でも何かのタイミングにかこつけて行っちゃいます」

裕子「今年も行ったし、1年に1回は行くよね。母の実家はもう建物がないので、最近はキャンプ場に泊まってるんです。目の前が海なので、景色も最高にキレイ。金沢まで行くなら、ぜひ足を運んでほしいです!」


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能登の醤油や魚醤・いしりは、恭子さんのお気に入り/もみいか、ふぐの子、こんか鰯、こんか鯖を大人買い!

金沢や能登では何を?
どう遊んだらいい?

恭子「能登だとお醤油やニシン、昆布とか買う! 渋すぎかな(笑)?」

裕子「おいしいパン屋さんもありますよ。おじさんとおばさんがやっている昔ながらのお店なんですが、そこのクリームパンがすごく好き。耳をカットした食パンにクリームが挟まって、素朴だけどめちゃくちゃおいしい!」

恭子「あとは海岸線をドライブするのが、開放的で気持ちいいですよ。金沢なら老舗の漬物屋さん四十萬谷本舗(しじまやほんぽ)。冬になると、かぶらにぶりやニンジンを入れて発酵させた伝統食のかぶら寿し作りを体験できちゃうみたい」

裕子「フグやイワシ、ニシンのぬか漬けもおいしい。塩辛いから焼いておつまみにするのもいい。いちばんのおすすめは、ごはんに乗っけてお湯かけてお茶漬けにすること。魚から出汁が出て癒しの味です」

恭子「あとは、直源醤油もおすすめ。以前、限定でポテトチップスを作っていて、おいしすぎて箱で買って帰ってきちゃいました(笑)」


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「駅」という名の「バス停」(上)、輪島の道の駅は、電車の走っていない観光用(中)、七尾市の和倉温泉のキャラクター・わくたまくん(下)

この先の能登での注目や
気になるスポットは?

恭子「10月9日に“のと里山空港アートナイト2016”っていうのもあって、最近、能登が盛り上がっているみたい」

裕子「地元のお母さんたちとごはんも食べられたり、アフターパーティーもあったり。こうして大好きな土地が、どんどん盛り上ってくれたらうれしいですね」

恭子「レストランとかカフェも増えてきているし、まだまだ気になるスポットがいっぱいありますね。あと能登の帰りには、七尾市の和倉温泉もおすすめ」

裕子「例のごとく、急に“温泉につかりたい”ってなったんだよね。そうしたら卵の形をしたキャラクター、わくたまくんが居まして。頭に手ぬぐいが乗っかっているし、けっこうかわいいんですよ。公園に寄ったら、ビッグサイズのわくたまくんが何体もあって、思わず一緒に写真を撮っちゃいました(笑)」

恭子「やっぱり自由気ままな旅だと、おいしいものとか、かわいいものとか、思いがけない出会いがたくさんあるんです!」


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能登の増補浦で望んだ夕日。姉妹や家族との思い出をめぐらせて

【THE TRAVEL WE LOVE 私たちの好きな旅】姉妹旅(尾崎恭子さん・裕子さん)

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取材協力:
TODAY'S SPECIAL Jiyugaoka

1,2階は食品、本、衣服、植物など、“今日を特別にする”生活道具が揃う人気ショップ。旬の食材やルーツを大切にした3階のカフェレストランTODAY'S SPECIAL KITCHENでは、信州の安曇野・八ヶ岳で出会った旬の食材を使ったメニューを~10/26まで展開する。

<3F TODAY'S SPECIAL KITCHEN>
TEL 03-5729-7160
営業時間/11:00~23:30(23:00LO)※1・2Fのショップは~21:00
住所/東京都目黒区自由が丘2-17-8
不定休
アクセス/自由が丘駅から徒歩5分

WRITING/MAKI FUNABASHI

※記事は2016年10月11日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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