東京で旅を感じるイベント「アラビアン・フェスティバル」
【毎週金曜日 16:00更新】
週末、旅に出なくても都内や東京近郊で旅気分を味わえる、イベントやお祭りを紹介。地方や外国などのグルメ・伝統・文化を体験しながら、遠くの土地に思いを馳せて。
更新日:2016/09/02
アラブのイメージを覆す、多彩な文化が知れる2日間
“アラブ”と聞いても、砂漠や石油などといった漠然としたイメージしか浮かばないという人も多いのでは? ドバイのあるアラブ首長国連邦やエジプト、モロッコなどが含まれるアラブ。そんな、なかなか身近に感じることのないアラブの文化を知ることができる「Arafes-Arabian Festival-」が9月10日(土)、11日(日)に開催!
「アラブの良さを知ってほしい」という思いで行われ、アラブの文化を食や物販、ステージなどで発信する。それぞれ、本格的なフードや踊りなどが集まるから、リアルなアラブの空気が楽しめるはず。
これまでもさまざまな国や地域をテーマにイベントを行ってきた、代々木公園のイベント広場が開催場所。今回のテーマ・アラブのフェスにより、世界中の地域のイベントがほぼコンプリートされるそう。
アラブ料理からハラール食まで!食べてアラブを体感
国内にあるアラブ系のレストランが屋台で出店し、さまざまな地域の料理が集合予定。例えば、エジプトの国民食であるコシャリやサウジアラビアのカプサ。ひよこ豆を使ったコロッケのようなファラフェルは、お酒のおつまみにぴったりだから、レバノンビールと一緒にいただくのもいいかも。また、アラブにはイスラム教徒が多いため、イスラム教で食べることが許されたハラールで作った日本の料理も登場。そのひとつ、ハラールのラーメンは日本在住のイスラム教徒からも人気の品だから、ぜひチェックして。
各国のさまざまな踊りを見て、アラブ気分を盛り上げて
ステージでは、約80名の女子大生ベリーダンサーによる演目。鮮やかで華やかな衣装に身を包んで踊る姿は、美しく目を奪われてしまうはず。また、エジプトの伝統旋回舞踊・タンヌーラのステージも。日本で唯一のタンヌーラダンサーであるサイードさんが、カラフルなスカートを自在に操りながら周り踊る。とてもハードな動きだけど、きらびやかなパフォーマンスは迫力満点! 初日の18時からは、観客も一緒にベリーダンスが踊れるプログラムがあるから、チャレンジしてみるのもいいかも。
記念撮影OK!クラウドファンディングでラクダがやってくる
食やステージのほかにも体験できるコーナーが盛りだくさんで、なんとクラウドファンディングで“ラクダ”の来場が実現。ラクダと一緒に記念撮影をしたり、触れ合ったりできるチャンスをお見逃しなく。また、中東圏で親しまれている水タバコ・サシーシャの体験などもできるから、よりアラブ気分が楽しめそう。
今回が初めての開催となる「Arafes-Arabian Festival」。
「在日アラブ人の数は約1万人で、アラブ料理が楽しめるお店なども少ないのが現状。そんななか、出店店舗を集めるのは大変でした。しかし、それだけアラブは日本で馴染みが薄い地域ということなので、より知ってもらいたいと思っています」とアラビアン・フェスティバル事務局の弥冨彬さん。
物や食、踊りなど、エキゾチックな魅力あふれるアラブの祭典は、きっと私たちが知らないアラブの姿を見せてくれるはず。
アラビアン・フェスティバル
代々木公園イベント広場
東京都渋谷区代々木神南2
アクセス/JR山手線原宿駅表参道出口より徒歩約10分、東京メトロ副都心線ほか明治神宮前駅1番出口より徒歩約10分
開催期間/2016/9/10(土)・11(日)
開催時間/10:00~20:00
TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA