東京で旅を感じるイベント 阿佐ヶ谷バリ舞踊祭

東京で旅を感じるイベント 阿佐ヶ谷バリ舞踊祭

【毎週金曜日 16:00更新】
週末、旅に出なくても都内や東京近郊で旅気分を味わえる、イベントやお祭りを紹介。地方や外国などのグルメ・伝統・文化を体験しながら、遠くの土地に思いを馳せて

更新日:2016/08/05

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阿佐ヶ谷の神社が異国・バリになる2日間

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美しいビーチやスパが豊富な憧れのリゾート地のひとつ、インドネシアのバリ島。そんなバリには、宗教儀式や冠婚葬祭などで演じられる“バリ舞踊”があり、バリの人たちの生活に欠かせないものなのだとか。日本ではあまり馴染みのないバリ舞踊だけど、阿佐ヶ谷にある神社・阿佐ヶ谷神明宮では、2002年から「阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」が毎年開催されている。
15回目となる今年は、8月6日(土)、7日(日)の2日間に、1日10演目ずつ行われる予定。ソロの踊りから大人数で踊るものなど内容も多彩で、さらにインドネシアの民族音楽・ガムランの生演奏による演目もあるから両日行くのもおすすめ。また、バリ舞踊の衣装はとてもきらびやかで、見ているだけで楽しめるはず。

集大成の15年と新たなスタートの15年を記念して開催

東京で旅を感じるイベント 阿佐ヶ谷バリ舞踊祭_02

もともと数人のバリ舞踊の踊り手が集まりスタートしたこのお祭り。踊り手同士の横のつながりから人が人を呼び、今年はなんと約100人が参加。
「参加者の数もすごいのですが、踊り手たちのレベルにも注目してほしい」と語ってくれたのは実行委員長の松重貢一郎さん。「参加者の多くはバリ島のダンサーから直接踊りを習った実力者。おそらく、日本のバリ芸能の最高峰のお祭りになるでしょう」

今回は15周年という記念すべき年なので、集大成にしたいという気持ちも大きいのだとか。また、節目の年ということで、次の15年につなげるスタートという意味も込めて、初めての企画にもチャレンジ。そのひとつが、子どもの踊り手を先頭に境内の中で輪を作り、観客を含めみんなで踊る演目。
「バリ舞踊を知らない人も、見よう見まねでぜひ参加してほしい」(松重さん)。バリ舞踊を実際に踊れる機会はそう多くないから、この機会に挑戦してみるのもいいかも。

踊りを見ながらインドネシアの屋台フード&ビールも楽しんで

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当日は都内のインドネシア料理店が出張して屋台が出るので、現地の屋台フードが食べられるから、より本格的なバリ気分が味わえそう。ナシゴレンやミーゴレンなどの定番のメニューのほか、インドネシアの豆腐を油で揚げた、テンペゴレンなどがいただける。
また、現地で愛されているビンタンビールも販売される予定。ショーが見られるレストランのようにも楽しめそう。さらに、日本のクラフト作家がバリの現地や工芸品からインスパイアを受けて作った、アクセサリーなどの小物も登場。日本のファッションにも合わせやすいアイテムだから、自分へのお土産にぴったり。

同日に開催される第63回阿佐ヶ谷七夕まつりも要注目

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踊り手たちの縁がつながれて15年を迎えたこのお祭り。縁があるのは出演者同士だけでなく、会場となる阿佐ヶ谷神明宮も含まれる。
「バリ舞踊はヒンドゥー教の寺院で披露されることが多いので、雰囲気の似たお寺や神社などで開催したいと考えていました。そんな時に思いついたのが、自分の地元にある神社の阿佐ヶ谷神明宮。宗教が違うから難しいと思ったのですが、声をかけたらあっさりとOKがもらえたんです」と松重さん。

そして、せっかくお祭りをやるなら阿佐ヶ谷の街にももっと盛り上がってほしいと、「阿佐ヶ谷七夕まつり」と時期を合わせて開催することにしたのだとか。年によっては同じタイミングで開催できないこともあるけれど、今年の「第63回阿佐ヶ谷七夕まつり」は8月5日(金)~9日(火)までだから、一緒に楽しむことが可能。

日本の神社で本格的なバリ舞踊を観る、異国情緒あふれる時間を過ごしに、ぜひ訪れて。

第15回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭

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阿佐ヶ谷神明宮境内 能楽殿
TEL.03-6454-7128(パノラマ★アワー)
東京都杉並区阿佐谷北1-25-5
アクセス/JR中央線阿佐ヶ谷駅より徒歩約2分
開催期間/2016/8/6(土)~7(日)
開催時間/開場16:00、開演17:00~
入場無料

TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA

※記事は2016年8月5日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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