東京で旅を感じるイベント Hotel Arts Festival in PARK HOTEL TOKYO
【毎週金曜日 16:00更新】
週末、旅に出なくても都内や東京近郊で旅気分を味わえる、イベントやお祭りを紹介。地方や外国などのグルメ・伝統・文化を体験しながら、遠くの土地に思いを馳せて。
更新日:2016/07/29
アートに満ちあふれたホテルによる、芸術の祭典が開催!
「日本の美意識が体感できる時空間」がコンセプトのホテル・パークホテル東京。客室の中には作家がペイントした「アーティストルーム」があり、さらに年に8回の企画展を行うなど、日頃から芸術に触れられるこちらで、アートのイベント「Hotel Arts Festival in PARK HOTEL TOKYO」が8月5日(金)、6日(土)に開催。ロビーがある25階では、初日にオープニングパーティが開催されるほか、ライブペインティングやVRの映像体験を実施。また、26階では展示、31階ではアーティストルームの開放などを行うから、アートにどっぷり浸れる2日間になりそう。
暑さを吹き飛ばす“妖”がコンセプトのアートを体感
今年は“妖(あやかし)”がメインテーマ。真っ暗な部屋で光を使い作品を浮かび上がらせた、インスタレーション「妖-あやかし-アクアリウム部屋」や、約30mの高さがある壁面を舞台にしたプロジェクションマッピングの投影がされるそう。また、目で見るだけでなく“体感”できる展示が多く、そのひとつが「汐留の暗い水 夏の妖VR」。実写とCGを組み合わせた360度で楽しめる映像体験で、よりリアルに感じられる仕掛けもあるそう。ちょっとホラーな妖のストーリーが上映されるから、真夏にぴったり。さらに、銀座にあるネイルサロン「Boudoir d’Art」による妖がテーマのアートネイル体験も実施。自分の爪先からアートを体感するのも楽しそう。
アーティストルームを解放!16室も見られるのはこの2日間だけ
パークホテルの象徴とも言えるアーティストルーム。普段はその部屋に宿泊するか、3室の見学とアフタヌーンティーが楽しめるマジカル・アート・ツアーに参加しないと見られないけど、イベント中は16部屋を自由に見学OK。作風や技法などが違うそれぞれの部屋はどれも個性的で、例えば日本画家の大竹寛子さんが手がけた「桜」は、無数の蝶が花を表現した美しい作品。また、画家の近藤亜樹さんによる「おたふく」は、大きなおたふくの顔がインパクト大。壁や天井に描かれた梅の木が力強くも繊細で、日本の美が感じられるはず。イベントの期間は、各部屋でアーティストのほかの作品の展示、販売などもしているので、こちらもぜひチェックしてみて。
アーティストルームやオープニングパーティには、イベントに参加したアーティスト本人がいることもあるから、直接感想を伝えたり、作品の話を聞いたりすることができるかも。見て、感じて、触れ合える「Hotel Arts Festival in PARK HOTEL TOKYO」。アートを身近に感じられる、特別な時間を堪能して。
Hotel Arts Festival in PARK HOTEL TOKYO
パークホテル東京
TEL.03-6252-1111
東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー
アクセス/JRほか新橋駅より徒歩約7分、都営大江戸線・ゆりかもめ汐留駅直結
開催期間/2016/8/5(金)~6(土)
開催時間/18:00~21:00、最終日15:00~20:00
5日入場券3000円(前売のみ)、6日前売1000円、当日1500円
TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA