文化交流もできる囲炉裏のあるホステル
日本橋・馬喰町の「IRORI」は、その名の通り“囲炉裏”のあるホステル。日本を訪れる世界中の旅人をもてなす宿は、気軽に立ち寄れる文化交流の場にもなるそう。
更新日:2016/08/02
囲炉裏を囲んで文化交流も。世界中の旅人に日本の魅力を伝える日本橋・馬喰町のホステル「IRORI」
江戸時代から問屋街として栄えた日本橋の馬喰町。歴史や文化が感じられるこの街に、ちょっと個性的なホステルが登場して日本を訪れる世界中の旅人たちの話題になっている。
2015年10月にオープンした「IRORI Nihonbashi Hostel and Kitchen(囲炉裏 日本橋ホステル アンド キッチン)」は、その名の通り、囲炉裏のあるゲストハウス。1階のラウンジには、東北から持ってきた古い囲炉裏とゲストが自炊できるキッチンがあり、一緒に料理を作ったり、囲炉裏を囲んで旅人たちとのコミュニケーションも楽しめる。
客室は男女混合で泊まれる「ドミトリー(相部屋)」(1人2800円~)が53名分と、「女性専用ドミトリー」(1人3300円~)が18名分。高知県四万十の森林を守る活動をしている団体「ヒノキカグ」にオーダーした特注のベッドを中心に、「のれん」で仕切られた客室は日本の文化が感じられる空間に。
女性専用ドミトリーにはプライベートカーテンもあるので、ちょっと帰りが遅くなった夜に安心して泊まれるリーズナブルな宿として利用するのもいいかも。
宿泊なしでも楽しめる18時からの「囲炉裏タイム」。さらに日本を知る食のイベントなどで文化交流も
また、1階のラウンジでは18時から23時30分までが「IRORI Time(囲炉裏タイム)」になり、宿泊をしなくてもオーダーすれば利用できるとか。
こちらでは、干物や地方の飲み物などを取り揃えてあるので、例えば千葉の漁港から直送された魚の干物を炙りながら地酒を堪能、なんていう楽しみ方もできる。さらに、オープンキッチンで外国からのゲストと一緒に料理をしながらインターナショナルな交流の夜を過ごすことも。
食を通して日本を知るイベントやワークショップなども行っているので、ゲストハウスとしてだけでなく、文化交流の場としても注目したい。粋な日本文化の香る街で、世界の旅人とつながる夜を楽しんで。
IRORI Nihonbashi Hostel and Kitchen
TEL.03-6661-0351
東京都中央区日本橋横山町5-13
アクセス:JR総武線「馬喰町駅」A1出口より徒歩3分、都営浅草線「東日本橋駅」B4出口より徒歩3分、都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口より徒歩3分
営業時間:フロントデスク7:00~23:00、チェックイン16:00~22:00、チェックアウト11:00、IRORI Time 18:00~23:00
宿泊料金:「男女混合ドミトリー」シングルベッド(2段ベッド) 1人1泊2800円~、「女性専用ドミトリー」シングルベッド(2段ベッド)1人1泊3300円~
WRITING/Naoko Yoshida(Hachidori)