つながる旅のキーワード vol.002 野の草花のように美しいガーデンを巡る
【月曜日 6:00更新】
人気のスポットやグルメ、体験など、気になる旅のキーワードをピックアップ。そのキーワードを紐解いていくと、その土地のなにかと、誰かと縁をつなぐきっかけになるかも。
更新日:2016/07/11
北海道の「ガーデン街道」は夏が見ごろ
夏は北海道に避暑へという人も多いのでは? 今回は目も喜ぶ美しい庭が続く「北海道ガーデン街道」をご紹介。「北海道ガーデン街道」は、大雪~富良野~十勝を結ぶ全長約250kmの道路に8つのガーデンが集結。自然に野に咲く花のようにのびのびと植えられている庭や、針葉樹専門の庭、北海道の山野草が中心の庭など、それぞれ個性的なガーデンがあり、いわゆる花壇や日本庭園などのイメージとは違うところが楽しい。
写真は上野ファームの「ミラーボーダー」の庭。道を挟み、左右対称に植物を植え込むことで鏡合わせのような帯状花壇になっている。季節ごとに開花する花が次々と変化。この小道を歩くと、不思議な世界に迷い込んだ気分になるかも?
さまざまなコンセプトの庭が広がる上野ファーム
旭川市にある上野ファームは、イングリッシュガーデンをベースにした宿根草中心の観光庭園で、北海道の気候に合わせた四季の花が次々と咲きほこる。上野ファームはもともと米農家。「魅せる農業」をめざし、農場に花を植えて、もっと人が集まる場所にしようと農園を公開したのがはじまり。
園内にはダイナミックに植栽した「マザーズガーデン」や、鏡合わせのように左右対称に植物を植え込んだ「ミラーボーダー」、白樺の木肌が美しい「白樺の小道」、真夜中にしか姿を見せない妖精(ノーム)にちなんで名付けられた「ノームの庭」など、さまざまなコンセプトの庭園が心と目を楽しませてくれる。
グランドオープンした「ノームの庭」は7月からさらに盛り上がる!
今年は「ノームの庭」がグランドオープン。
「新しいコンセプトのノームの庭は、エゾクガイソウやオニシモツケ、エゾノコンギクなど北海道の野草などもダイナミックにまとめてデザイン。植物たちが織物のように混ざり合って咲く、ナチュラリステックなデザインエリアと池とノームの小屋を中心とした、物語のようにロマンチックなガーデンが特徴です」(ガーデナー・上野砂由紀さん)
7月から9月にかけてさらに花々が盛り上がるので、このシーズンにぜひ出かけてみて。
上野ファーム
北海道旭川市永山町16-186
TEL.0166-47-8741
ガーデン公開期間/10月16日(日)まで(カフェは通年営業)
営業時間/10:00~17:00
入園料/大人800円
ダイナミックな空と十勝平野に花木が揺れる「十勝ヒルズ」
幕別町にある「十勝ヒルズ」は、花と食と農をコンセプトにしたテーマパーク。ガーデンエリアでは、約1000種類もの草花や樹木が毎日新しい表情を見せてくれる。夏は太陽の恵みをもらった花木たちが、まるで深呼吸をするようにイキイキとした雰囲気いっぱい。大自然からたくさん元気をもらえそう。
レストラン前に広がる「スカイミラー」は、青く広がる澄んだ空と、広大な十勝平野を臨む絶好のロケーション。おいしい食事をしながら楽しんで。
十勝ヒルズ
北海道中川郡幕別町字日新13-5
TEL.0155-56-1111
ガーデンエリア
営業期間/4月下旬~10月下旬
営業時間/9:00~18:00
入園料/大人800円
北海道へのフライト+宿泊は、ANAの「旅作」が便利
北海道ガーデン街道を巡るなら、ドライブがおすすめ。旭川空港・とかち帯広空港・新千歳空港の3つの玄関口があるので、8つの中からお目当てのガーデンを調べて、旅の計画を立ててみて。
予約は、航空券+宿泊、レンタカー等のオプションも含めて自由に旅を組み立てられるANAの「旅作」がお得で便利。PCやスマホで24時間検索&予約ができて、とび泊や周遊などもOK。今なら、期間限定の「旅作」で使えるおトクなクーポンを先着順に配布中。
WRITING/AKIKO YOSHIDA