MUWA NISEKO,宿泊記,北海道,ホテル,ニセコ

【北海道・ニセコ】グリーンシーズンが狙い目!大人の隠れ家リゾート「MUWA NISEKO」宿泊記

更新日:2024/09/13

スノーリゾートとして有名な北海道のニセコ。実は周辺の山々が緑に覆われる4~10月のグリーンシーズンが素晴らしいと聞いて、2023年12月開業したラグジュアリーリゾート「MUWA NISEKO」へ。ここに滞在して、自然に温泉、美食と心身を癒してくれる魅力満載の、大人を癒してくれるウェルネスジャーニーを編集部Oが体験してきました。

■4~10月のグリーンシーズンにニセコに行く理由

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正面の山が羊蹄山。山も畑も緑に包まれるグリーンシーズンのニセコ

ニセコといえば、上質なパウダースノーで世界的に知られるスキーリゾート。ニセコアンヌプリ山の裾野に4つのスキー場が広がる、国内外のスキーヤ―憧れの地です。

今回はこのニセコで4~10月のグリーンシーズンを初体験。その印象はどうかというと、冬が白ならば、春から初秋までは緑一色。羊蹄山をはじめ、ニセコ連山などの山々の緑が目に鮮やかで、高原のような涼やかな気候もとても心地いい! サイクリングなどのアクティビティで大自然の中で過ごす時間は、想像以上にリフレッシュできました。

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冬のニセコはハイシーズン。パウダースノー目当てのスキー客でにぎわう

活火山の羊蹄山があることから、温泉も有名。硫黄泉やナトリウム泉など多彩な泉質の温泉郷が10ほどあって、湯めぐりも楽しめるといいます。

そんな豊かな土地の食も見逃せない。おいしい地産の食材が味わえる飲食店のほかにも、羊蹄山の伏流水からウイスキー醸造所、ワイナリー、地産の食が手にとれる道の駅などで見学&お買い物するのも楽しみ方のひとつ。

今回の滞在でいちばん実感したのは、なにより閑静なこと。冬はスキー客で過密になるニセコが、グリーンシーズンは人も少なめで、のんびり過ごすには最適ということ。誰にも教えたくない、大人の隠れ家的な地なのです。

■今回滞在したのはラグジュアリーリゾート「MUWA NISEKO」

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MUWA NISEKOは目の前がゲレンデ。グリーンシーズンは緑一色に

自分へのご褒美や記念日にも! 極上のウェルネスな旅

2023年12月にオープンした「MUWA NISEKO(ムワ ニセコ)」は、「ウェルネス」をコンセプトに掲げたニセコならではの新しいステイを提案するラグジュアリーリゾートです。

羊蹄山をはじめとした雄大な自然を眺めながら過ごせる、ダイニングやリビングスペースを設けたくつろげる客室や、インフィニティ温泉にスパ、そしてニセコならではの味わいを追求した極上のレストランのおいしくて体によい食事などが、心の底から癒してくれるウェルネスな滞在を約束してくれます。

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最上階にある「ペントハウス」の広々としたリビング。窓からグランヒラフの景色を一望

さらに、スタイリッシュな建物も自然とよく調和。外観は、北海道の自然な山の連なりを思わせる、小さな家が積み重なったような個性的なデザイン。館内でも、夏は青々とした緑、秋は紅葉、冬は雪景色が見事な中庭があって、ロビーやレストラン、廊下など、滞在中どこにいても自然や四季を感じられるのも心安らぐ滞在に。

MUWA NISEKO

TEL.0136-23-1010
北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条3丁目10-1
デラックスツイン1泊1室32000円~(2名利用時・朝食付き)
アクセス/新千歳空港から車で120分、札幌から車で100分

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滞在したお部屋は「キングスイート」

独立したベッドルーム、ラウンジエリア、ダイニング、フルキッチンからなる「キングスイート」は、暮らすように滞在できるお部屋。広々としたプライベートバルコニーから、羊蹄山をはじめ、グランヒラフの絶景を堪能できます。

キングスイート

広さ/65.2㎡~117.1㎡
1泊1室42000円(2名1室利用時)

北海道・ニセコ「MUWA NISEKO」宿泊記

〈ロビー階〉ロビー/フロント

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リゾートにいながらにして自然とつながれるデザイン

リゾートのエントランスを抜けて、フロントがあるロビーに入ると、目の前にはカエデとモミジが植えられた中庭がお出迎え。日本の伝統的な建築要素を随所に取り入れた和のテイストを加えたモダンなデザインの素敵な空間が、今回の滞在への期待感が高まります。

〈3階〉客室

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非日常のゆったりとした時間が流れる、プライベート空間

客室はいずれも、日本の伝統的な家屋のひとつ、町屋にインスパイアされ、光と風が通るデザインに。今回は「キングスイート」に宿泊。

ベッドルームのほかに、ラウンジエリア、ダイニング、キッチンを設けた広々とした客室は、居心地の良さが格別で、お部屋での時間もきちんと楽しみたくなりました。

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ベッドルームは独立したプライベート空間で、木を多用したインテリアは落ち着いた雰囲気で、いつもより熟睡できて目覚めもすっきり! 

シャワールームも広々。備え付けのシャンプーなどは香りのいい「Aesop」(イソップ)のもの。ほかにアメニティも充実、コームや歯ブラシなどは木製、体を洗う用のへちまなど、自然素材のものも多く取り入れられています。

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ベッドルームとラウンジエリアの窓からプライベートテラスに出れば、涼やかな高原の風を感じながら、羊蹄山やニセコの街などの景色を満喫することができます。景色をごちそうに、コーヒーを飲む、そんな贅沢な時間も叶います。

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フル装備を備えたキッチンは、使い勝手も抜群。IHクッキングヒーターからオーブン、炊飯器まで備えているので、お部屋で同行の友人とミニパーティするのも楽しそう。食器やカトラリーも完備。

コーヒーはネスプレッソ、紅茶はトワイニングがセット。外の景色を眺めながらの、淹れたてのコーヒータイムは最高です。

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旅先で野菜やフルーツ、調味料などの地元の特産品を見つけるのも旅の楽しみのひとつ。今回はリゾートから車で10分ほどの「産直販売所ニセコビュープラザ」へ。5~6種販売されていたミニトマトを食べ比べたり、朝獲れとうきびを生で食べてみたり、キッチンやダイニングがあってとても重宝します。

〈7階〉プライベート温泉の「インフィニティ温泉」

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開放感抜群!自然と一体になれる絶景温泉を独占

リゾート7階にある、貸し切りのプライベート温泉は「インフィニティ温泉」と「露天風呂」の2タイプがあり、いずれも羊蹄山を望む絶景を望みながらの湯あみとブレンドティーセレモニーが体験できます。無色透明で肌に柔らかな「塩化物泉」に浸かり、景色とお茶を楽しめば、3つの相乗効果で心も体もすっきり。入浴後は驚くほどぽかぽか、体の芯から温まりました。

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ティーセレモニーは、今日の気分や体調を考えながら、活力のカボチャ、浄化のユズ茶、バランスのよもぎ茶などの5種からひとつを選び、和三盆とともに味わう、このスパオリジナルの茶道。普段、あまり気遣えていない自分の体と心にも、おいしく向き合える貴重な体験でした。

プライベート温泉

インフィニティ温泉(75分)10000円
露天風呂(75分)8000円 ※いずれも要予約

〈ロビー階〉MUWA SPA

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お茶×オイル×手技のオリジナルメソッドで癒される

温泉で体を温めたらスパトリートメントへ。和三盆と選べるお茶(今回はよもぎ茶)をいただいたあとに、お茶と調和するマッサージオイルでトリートメントを受けるのがMUWA流。

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「アロマトリートメント」では、お茶をいただきながらカウンセリング、フットバス、トリートメント。アルガンオイルをはじめ植物や花など天然成分を使用したイギリスのila(イラ)のオイルや、レモングラスを合わせたヒマラヤソルトなどの上質なプロダクツを使い、熟練スタッフによるお悩みに合わせた3種ほどの手技を組み合わせて施術。夢心地の時間は自分へのご褒美になるはず。

MUWA SPA

アロマトリートメント60分27000円

〈ロビー階〉大浴場

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幻想的な光の中で、源泉かけ流しの温泉を

大浴場もヒラフ温泉の源泉から引いた天然温泉。インフィニティ風呂と同じ「塩化物泉」ではありますが、雰囲気は真逆。インフィニティ風呂の開放感に反して、こちらは照明を落とした空間に青く光る湯が幻想的。たまたまひとり貸し切り状態で入浴したのですが、瞑想してしまいますね、ここ。

〈ロビー階〉HITO by TACUBO 朝食

朝食はこの土地ならではの地産食材を盛り込んだ、和食ブレックファスト(写真上)とイタリアントラメッツィーノブレックファスト(写真左下)、ビーガンの3種のセットから選べました。ほかに、ブッフェスタイルで野菜サラダ、フルーツ、ヨーグルト、パン、ドリンクなどをお好みで。

なかでも、お土産に持ち帰りたくなるほどおいしかったのが、ベーカリーコーナーにあった「蘭越町産米粉のバナナブレッド」(写真右下)。外側カリッと中もっちりの食感とバナナだけの甘さでしょうか!?と思われるほどよい甘さ。さらにグルテンフリーというのも高ポイント。濃厚ながらさらりと飲めるおいしい牛乳とともにどうぞ。

■北海道の素材と名店の技が出会った、ここだけしかない2つの極上レストラン

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〈ロビー階〉イタリアンダイニング「HITO by TACUBO」

薪焼き料理で知られる代官山の「TACUBO」のオーナーシェフ、田窪大祐氏が手がけるイタリアンダイニング。卓越した薪焼きの技に、北海道の上質な食材が出会ったらどんな料理がでてくるのか期待に胸を膨らませて入店。

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看板の薪焼き料理を味わいたいと、ランチでは、人気No.1という「余市Nikka Whisky BBQソース薪焼きスモーキービーフバーガー」(3800円)を注文。パテ、玉ねぎ、パンは、楢の炭で焼き上げているから、メニュー名の通り、とてもスモーキーで食欲をそそります。北海道産ビーフのパテには、サーロインの切れ端も贅沢に使用。だから、これほど濃厚でジューシーな味わいになるのでしょうね。

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また、ディナーのコース料理(グリーンシーズン20000円~・要事前予約)は、代官山のお店では食べられないここならではのメニュー。ズッキーニとモロヘイヤのすりながしに余市のウニを載せた前菜、とうきびのタリオリーニ、薪焼き十勝ハーブ牛のサーロインとフィレのメインなど、季節感と郷土性のある料理が並びました。

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〈ロビー階〉すき焼割烹 日山

市場での競りから加工、小売り販売、飲食店までを一連して手掛ける日山グループの1935年に創業した老舗のすき焼き割烹。

すき焼きかしゃぶしゃぶが選べるコース(25000円)をセレクト。黒毛和牛のたたき、毛蟹の真薯、お造りのあとに、満を持してのメインのすき焼きが登場。お店のスタッフが絶妙な加減で焼き上げた、細かく霜の入ったサーロインを、卵にくぐらせていただきます。

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箸で切れる柔らかさ、口の中でほろりと溶けていくような食感、複数の醤油やたまりをブレンドした秘伝の割り下と卵とあわさり、これぞ口福の味わい。和牛を知り尽くしたお店だからこその牛肉のおいしさが堪能できました。

グリーンシーズンのアクティビティをゆるっと満喫

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旅先ではどちらかというとおこもり派の私。積極的に動かないのですが、今回は3時間程度で楽しめる、がんばらないでいいアクティビティがあるとのことで参加してきました。

ひとつめはサイクリング。電動付き自転車のebikeを借りて、インストラクターとともに1時間ほどサイクリング。町中から山の中腹にある牧場近くまで、緑に包まれた山の中の道を上がっていきます。途中、広大なジャガイモ畑の間を走り抜け、涼やかな清流を眺めて一時停車。最終目的地は、牧場で草を食む牛たちがのどかな場所、高台からから見るニセコの大パノラマが壮大でした。

特筆すべき観光スポットに立ち寄ることはないのですが、自然も町もありのままのニセコの風景がみられて、この土地と少し仲良くなれた気がしました。初体験のebikeでしたが汗もかかず、おしゃべりしながら漕げるぐらいで、普段運動していない方にもおすすめ。

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ふたつ目は絶景を目当てに「ヒラフゴンドラ」へ。4人乗りのゴンドラに乗って山頂でお散歩。羊蹄山を正面に眺めるビューエリアには、足を投げ出して座れるソファもあり、絶景を眺めてリラックス。山にかかる雲の動きをみているだけでも、なにもしない贅沢なひと時に。

現在、「日本限定ステイケーション」「秋の極上ウェルネス」のプロモーションも実施中。この機会にぜひ「MUWA NISEKO」のウェルネスステイ体験を!

※記事は2024年9月13日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります