【長崎県・長崎市】夜の路地はまるでラビリンス! 名物横丁で郷土料理をつまみに「はしご酒」
長崎の日常を体験するなら、思案橋横丁×はしご酒で決まり
「長崎のふつう=日常」を、長崎国際観光コンベンション協会の方から聞いて思ったのは、長崎って独特の文化があっておもしろいってこと。 物見遊山の観光旅行もいいけど、“その土地のふつうの暮らし“を訪ねてみる”暮らし観光“ぴったりな場所です。
そもそも長崎は、鎖国以来、出島が日本唯一の西欧との窓口だったことから、生活様式、食などに異国文化が身近にあり、それが長崎の文化が融合。結果、今に続く長崎にしかない文化が息づいているのです。
そんな長崎の日常を今回訪ねて、お気に入りとなった夜の過ごし方「はしご酒」「ご当地グルメ」をご紹介。海をはじめ自然も豊かで食材豊富、異国文化もまじりあって“ご当地グルメの宝庫”。なにを食べても長崎らしさがあふれだすので、長崎にいったらぜひ!
はしご酒の舞台は、県内随一の繁華街といわれる「思案橋横丁」
思案橋横丁
かつて日本の三大花街のひとつとうたわれた「長崎丸山」の近くにあった思案橋。いまでは橋はなく欄干の跡を残すのみのこの橋で、花街へ「行こうか戻ろうか・・・」と散財の心配をしながら思案したことから名づけられたそう。
現在では、このあたりが思案橋横丁として、県内随一の繁華街に。横丁と路地に、所狭しと小さな地元の個人店が並んでいて、まるで夜のラビリンス。ここに来れば、ご当地グルメも食べ放題! カウンターに座って、店主や隣り合ったお客さんとのおしゃべりも楽しいひとときになるはず。
地元では、「はしご酒」が定番。数軒巡って、いろいろな料理とお酒を楽しむんですって。
さあ、地元の人にならって、思案橋横丁ではしご酒を楽しんでみるといいですね。
次からは今回訪れたおすすめのお店をご案内します。
このおいしすぎる出汁を存分に味わいたいなら、「おじや」を〆にチョイス。土鍋におでん出汁とごはんを入れてぐつぐつ煮たら、溶き卵を絡めて仕上げにあさつきをトッピング。一度はたべるべしの間違いない味です。
お店にいったら、ぜひカンター席を。おかみさん、若旦那とのトークもここのお店の魅力です。
おでん桃若
TEL.095-823-5732
長崎県長崎市大黒町10-1
【2軒目】わいわいがやがや地元の人にまじって餃子とからあげに舌鼓「餃子 宝雲亭本店 とり福」
2軒目のお目当ては餃子。訪ねていくと店先には「宝雲亭本店」と「とり福」をかかげた暖簾がふたつ。話を聞くところ、一口餃子の宝雲亭が、伝説のからあげと言われたとり福が閉店の憂き目にあった際に引き継いだから。だから、今はひとつの店舗で地元人気の餃子とからあげが味わえることに。
今回は焼きぎょうざ、からあげを注文。餃子は九州でよくみる一口餃子タイプで薄皮。外はカリッと、雲仙豚、甘い玉ネギ、ニラが詰まった中は驚くほどジューシー。だからまるで飲み物のようにするする食べられて、箸が止まりません。
からあげは、伝説のからあげレシピを復活させ、厳選した国産の鶏肉を使い、いつでも揚げたてが味わえます。
【3軒目】老舗「かにや」のおにぎりで〆
そろそろおなかもいっぱいになったので、〆ることに。地元民の間では、ラーメンやうどんではなく、おにぎりで〆るのが定番。
おにぎり専門店も数ある中で、今回は初心者におすすめの定番中の定番「かにや 銅座本店」へ。行列ができるほど地元、県外の人問わず愛されているお店です。
こちらでは、塩さば、高菜、さけなど29種類のおにぎりが揃います。高知県産米「四万十厳選にこまる」と有明の海苔を使い、さらにいつでも握りたて! カウンター奥でスタッフがアツアツごはんを目の前で握っている様子もライブ感があっておいしさ倍増。
事前に聞いたおすすめの「塩さば」と「岩のり」と赤だしを実食。日本に生まれてよかった…!としみじみ思わされるクオリティの高さ。塩さばも本当にさば?と思うぐらい、青魚特有のくさみもなくうまみしかない。岩のりも佃煮とは違ったフレッシュな味わいでごはんによく合いました。
ご当地グルメに夢中になりすぎて、はしご酒といいつつ、結果ははしご飯。お酒メインでなくても楽しめる思案橋横丁でした。
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