都内発が嬉しい、西武鉄道「52席の至福」で行く1日秩父旅。豊かな自然と歴史に育まれた地酒や、スイーツも魅力の秩父には、たどり着いた先にもおいしいお店がいっぱい! レトロな町並みを歩きながら食べ歩きを楽しんで
【モデルコース】旅をしながら秩父を味わう52席限定の優雅なブランチ
都内と西武秩父駅間を運行する西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」。沿線の木材や伝統工芸を取り入れた車内では、人気シェフが監修する秩父食材を使ったコース料理をゆったりと味わうことができる。料理のおいしさと並んで、車窓からの景色も魅力のひとつ。ターミナル駅を出発後は沿線の住宅街を走り抜け、やがて緑の山々が連なる里山へ。のんびり約3時間、移ろいゆく景色とともに優雅な時間を楽しみたい。秩父に到着した後は、秩父鉄道に乗り換えて中心市街地散策に繰り出そう。
秩父を巡る1Dayモデルコース
10:40 西武新宿駅より「52席の至福」に乗車
13:50 西武秩父駅着。秩父鉄道に乗り換え、中心市街地へ
14:30「芋うらら」でひと休み
15:30 酒蔵「武甲酒造」で飲み比べ
16:00「サンドルチェ」でジェラートをいただく
16:45「Koselig Lykke」でお土産のマフィンを購入
17:15「水戸屋本店」でお土産の和菓子を購入
17:45「麻屋商店」でお買い物
18:24 西部秩父駅から特急ラビューに乗車
19:46 池袋駅に到着
※西武秩父駅から中心市街地へは秩父鉄道に乗り換えるか、路線バスを利用すると便利。帰路は西武鉄道の特急ラビューがおすすめ。快適な車内で、わずか1時間20分で池袋に到着!
【10:40】西武新宿駅より「52席の至福」に乗車
西武鉄道のレストラン列車。西武新宿駅または池袋駅を出発し、西武秩父駅までの間に極上の料理と車窓から四季の景色を望む。その名の通り、座席はわずか52席。運行時間によって、ブランチコースとディナーコースを提供する。
料理を監修するシェフは3カ月ごとに変わり、ジャンルもフレンチから日本料理、中華までと多彩。コースの中にちりばめられた秩父食材も、旅気分を高めてくれる。料理に合わせてソムリエがセレクトしたワインや日本酒も別途オーダーできるので、ペアリングを楽しみながら味わって。
52席の至福
52せきのしふく
TEL.04-2996-2888(西武鉄道お客さまセンター)
運行区間/ブランチコースは主に西武新宿駅または池袋駅~西武秩父駅、1日1本
運行日/土・日・祝を中心に年間100日程度(詳細はWEBサイト参照)
所要時間/(ブランチコース)約2時間30分~3時間
料金/(ブランチコース)10000円
アクセス/主に西武新宿駅または池袋駅発着
予約方法/WEBサイトにて、乗車月の3カ月前の第2木8:00から予約開始。完全予約制
問い合わせ/9:00~17:00 ※12/30~1/3を除く
【14:30】芋スイーツの専門店「芋うらら」でひと休み
石畳が美しい番場通りに2022年7月オープンした芋菓子専門店。秩父地域で生産されている幻の白いサツマイモ「太白芋」を中心に、良質なサツマイモ本来のおいしさを活かしたスイーツが話題を呼んでいる。人気の「いもんぶらん」は、目の前でサツマイモペーストを絞って仕上げるパフォーマンスも魅力。作りたてならではの贅沢なおいしさを楽しんで。
【15:30】酒蔵「武甲酒造」へ。武甲山伏流水で仕込む伝統の銘酒を飲み比べ
秩父の銘酒「武甲正宗」を醸造する宝暦3年創業の老舗酒蔵。趣ある建物は江戸後期に建てられたもので、敷地内の井戸には酒の命でもある武甲山伏流水が今も湧き出る。古くからの伝統を重んじながらも、オール秩父産の酒造りや非対面式自動利き酒機の導入など、新しい試みにも積極的。日本酒ベースのリキュールから原酒まで、多彩な品揃えも嬉しい。
【16:00】「サンドルチェ」で秩父への愛が詰まった手作りジェラートをいただく
秩父神社の向かいにある鮮やかなブルーのドアが目印。店内のショーケースには秩父産ウイスキーや日本酒を使ったジェラートから旬のフルーツで作るジェラート、さらにはご当地グルメ「みそポテト」味のジェラートまで、地元愛にあふれたフレーバーがずらり。クレープやホットサンドなどの軽食もあるので、軽めのランチにもおすすめ。
【16:15】「Koselig Lykke」で、おからと旬の果物で作るふんわり軽やかマフィンマフィンをお土産に
常時5、6種類が並ぶマフィンには、秩父の手作り豆腐店から取り寄せる生のおからをたっぷりと使用。しっとり軽い食感でカロリーも控えめなことから、おやつはもちろん朝食用に購入する人も多いそう。店名は北欧の言葉で“心地よい時間/幸せ”という意味。お茶を飲みながらゆったりとくつろぐ、そんな幸せな時間に寄り添うお菓子に出会えるはず。
Koselig Lykke
コーシェリ リュッケ
TEL..0494-53-8070
住所/埼玉県秩父市宮側町20-15
営業時間/10:00~18:00 カフェ~17:00(LO)
定休日/水・木
アクセス/秩父鉄道秩父駅より徒歩7分
【16:45】ふわモチ食感がクセになる。「水戸屋本店」で秩父で愛される伝統の和菓子を購入
創業明治8年の老舗和菓子店の看板商品といえば「ちちぶ餅」。風味豊かなつぶあんを餅で包んだお菓子だが、特筆すべきはそのやわらかさ。まるで赤ちゃんのほっぺのようなふんわりとした食感は、その日の気温や湿度に合わせて材料の配合を微調整することで生まれるのだそう。時代を超えて愛され続ける秩父名物は、丁寧で優しい味がする。
【17:45】「麻屋商店」でお買い物。酒処・秩父の地酒と稀少なウイスキーに出会う
日本酒、ワイン、ビールなど、7種類ものお酒を生産する酒処でもある秩父。この地で生まれた多彩なお酒と出会えるのが、ここ麻屋商店だ。とりわけウイスキーの品揃えは国内随一で、秩父が誇る「イチローズモルト」をはじめ、世界の希少銘柄が並ぶ様子は圧巻。最近では秩父の造り手との協働から生まれたオリジナルの蜂蜜酒(ミード)も人気を集めている。
埼玉県・秩父市へのアクセス
西武新宿駅より「52席の至福」で西武秩父まで約3時間
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PHOTO/KAZUHITO MIURA, YUKO CHIBA, NORIKO YONEYAMA WRITING/NAOKO OGAWA
※OZmagazine TRIP(2022年9月29日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2022年9月14日時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください