東京駅から新幹線でアクセスしやすい名古屋で今注目を集めているのが、名古屋城の城下町である「四間道(しけみち)」界隈。古い町並みが残っていて、古民家をリノベーションしたおしゃれなショップも増加中! 懐かしさと物語に心奪われる純喫茶モーニングから旅を始めて、名古屋旅を満喫しよう。散策には編集部おすすめのモデルコースを活用して。
【モデルコース】新たな風が吹く、名古屋城下に築かれた古い町
名古屋駅から地下鉄でひと駅(国際センター駅)の四間道界隈は、名古屋城築城とともに形成された城下町西部の商家エリア。四間道を挟んで東側に石垣の上に連なる土蔵、西側に町家が並ぶ古い町並みが残り、昭和61(1986)年、市の町並み保存地区に指定された。10年ほど前から古民家をリノベーションした若手店主による飲食店や雑貨店が増え始め、今や古くて新しい注目エリアに。歴史ある景観を活かしつつも、複数の店舗で銘石や苔を用いた日本庭園が造られたことで、町家や町並みに新たな表情が生まれ、庭園めぐりも楽しみのひとつになっている。
名古屋を巡る1Dayモデルコース
07:30 東京駅出発
09:09 名古屋駅到着
09:30「コーヒーハウスかこ 花車本店」でモーニング
10:30「四間道」を散策
11:30「mirume 深緑茶房」でひと休み
13:30「喫茶ニューポピー」で軽めのランチ
15:30「那古野 茶房 花千花」でティータイム
17:00「biquette 四間道店」でお土産にタルトをテイクアウト
18:06 名古屋駅出発
19:45 東京駅到着
【09:30】マスターの醸し出す和やかな空間。「コーヒーハウスかこ 花車本店」でモーニング
ステンドグラスからの柔らかな光が満ちる店内にはマスターとの会話を楽しみになじみ客が集う。名古屋で初めて自家焙煎を導入。深煎りした豆を挽き、ネルドリップしていて後味スッキリ。小倉あんやフルーツコンフィチュールはすべて手作り。
コーヒーハウスかこ 花車本店
TEL.052-586-0239
住所/愛知県名古屋市中村区名駅5-16-17花車ビル南館1F
営業時間/7:00~19:00(18:30LO) 土・日・祝~17:00(16:30LO)
定休日/無休
予約/不可 ※現金のみ
アクセス/地下鉄国際センター駅3番出口より徒歩3分
【10:30】「四間道」を散策
堀川の西側2本目の通りで名古屋城築城とともに造られた。元禄13(1700)年の大火後、防火目的と商業活動のために道幅を4間(約7m)に広げたことから、この名が付いたそう。現在の四間道の景観は元文年間(1740年頃)に形成されたもので民家の屋根に祀る名古屋独特の風習「屋根神様」も見られる。
【11:30】新たなアプローチで伊勢茶の魅力を発信する「mirume 深緑茶房」でひと休み
三重県松阪市でお茶の栽培から販売まで一貫して行う「深緑茶房」の商品を扱う伊勢茶専門店。1階で自社ブランドの煎茶な
どを販売。2階では茶葉ごとにふさわしい抽出温度や時間を指南してもらい、自家製スイーツとともにお茶をいただける。
mirume 深緑茶房
ミルメ しんりょくさぼう
TEL.52-551-3366
住所/愛知県名古屋市西区那古野1-36-57
営業時間/11:00~19:00(時短営業中)
定休日/水
予約/可
アクセス/地下鉄国際センター駅2番出口より徒歩7分
【13:30】両親の築いた歴史に新たな息吹を吹き込む「喫茶ニューポピー」で軽めのランチ
34年間名駅で愛されてきた「喫茶ポピーー」の軌跡を受け継ぎ、2019年に息子さんが開業。蔵造りの店内では毎日焙煎する挽きたてコーヒーや軽食を。鉄板小倉トースト825円、鉄板あんかけスパゲティ1045円など、鉄板を用いたメニューは必食。
喫茶ニューポピー
きっさニューポピー
TEL.052-433-8188
住所/愛知県名古屋市西区那古野1-36-52
営業時間/8:00~18:00 金・土~20:00(時短営業中)
定休日/不定休
予約/不可
アクセス/地下鉄国際センター駅2番出口より徒歩7分
【15:30】日本茶と和菓子を通じて日本の伝統文化を再発見!「那古野 茶房 花千花」で食後のティータイム
築150年余りの町家の意匠を活かした茶房。岐阜、三重、静岡など東海地方を中心にセレクトされた日本茶を、各種和菓子とともに味わえる。食器や茶器、折敷なども愛知や名古屋の逸品を使い、お茶を通じて地域の工芸文化も学べる。
那古野 茶房 花千花
はなせんか
TEL.052-526-8739
住所/愛知県名古屋市西区那古野1-18-6
営業時間/12:00~19:00 土・日・祝~18:00
定休日/水
予約/不可
アクセス/地下鉄国際センター駅2番出口より徒歩5分
【17:00】千種区の人気店が昨年10月四間道にも。「biquette 四間道店」でお土産タルトを購入
レストランパティシエ出身の店主が手がけるタルトは、季節のフルーツはもちろん、エディブルフラワーやハーブを用いるデコレートのセンスが光る。2号店は前庭や坪庭などに和の要素を取り入れるのと同時に、お菓子にも和素材を積極的に活用。ごま、七味唐辛子、黒豆などが意外性のある風味を創り出す。
biquette 四間道店
ビケット
TEL.052-446-5330
住所/愛知県名古屋市西区那古野1-28-14
営業時間/10:00~18:00(ケーキが売り切れしだい閉店)
定休日/水・木(不定休あり)
アクセス/地下鉄国際センター駅2番出口より徒歩3分
愛知県・名古屋市へのアクセス
東京駅より東海道新幹線のぞみで名古屋駅まで約1時間40分、約12000円(名古屋駅まで)
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この記事が掲載されているのは、OZmagazine TRIP「春のひとり旅」
歴史や伝統を感じられる古都は、今もなお人々を魅了する飲食店やスポットが数多くあり、ひとりでも退屈しらずの町歩きを楽しめます。今号では、そんな魅力満載の古都を厳選紹介。美しい町並みを歩きながら、リフレッシュしてみませんか?
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発売日/2022年3月22日(火)
定価/800円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストアなどで発売中!
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PHOTO/YUKO CHIBA WRITING/NORIKO SHIOTA
※OZmagazine TRIP(2022年3月22日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2022年3月4日時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください