【ひとり旅モデルコース】歴史あるレトロな町並みを歩く。機織の町・桐生さんぽ_群馬県桐生市

【ひとり旅モデルコース】歴史あるレトロな町並みを歩く。機織の町・桐生さんぽ_群馬県桐生市

更新日:2022/03/24

奈良時代より織都として栄えた、群馬県・桐生市。上野駅から電車で約2時間20分で到着する桐生は、織物工場のノコギリ屋根や町や、蔵といった古い町並みが残るさんぽが楽しい町。今なおものづくりの心が息づいていて、地元作家のアイテムが並ぶ雑貨店や、高感度なセレクトショップなど、ひとりでゆっくり訪れたいスポットがそこかしこに。今春は桐生さんぽへ。

オズモール、草津

【モデルコース】歴史ある町並みを歩いて作り手の町の魅力を知る桐生へ

その昔、「西の西陣、東の桐生」と言われるほど織物の名産地として栄えた桐生。本町1丁目・2丁目を中心とする重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建)では、往時の歴史がうかがえる建物に出会うことができる。織物工場のノコギリ屋根に、かつての繁栄ぶりを伝える重厚な町家や蔵。近年はそうした建物を活用したお店も増えていて、町歩きがますます楽しくなった。上質なアイテムを集めたセレクトショップが多いのも、服飾関係を中心に、作り手が多い土地柄ゆえかもしれない。町をめぐっていて気付いたのは、個人経営の小さな店がとにかく元気なこと。雑貨店から書店、カフェ、アウトドアショップまで、店主の個性が垣間見えるお店はひとりで訪れてこそ、その魅力がわかる。ゆっくりお茶して、おすすめをじっくり吟味して。

桐生を巡る1Dayモデルコース

08:00 上野駅を出発
10:26 桐生駅に到着
11:00「KAIBA TERRACE」で買い物
12:30「自在庵」でランチ
14:00「Purveyors」で買い物
15:00「小松屋」でお土産を買う
16:00「ento」でカフェタイムと買い物
18:00「参夕」でひと休み
19:27 桐生駅を出発
21:28 上野駅に到着

【11:00】店主の審美眼が光る町の文化発信基地「KAIBA TERRACE」へ

火災で全焼した明治初期の長屋を再建した空間に、書店と雑貨店、カフェを併設。「雑貨は群馬など関東圏の作家を中心に。本は読んで心があったまるものを」と店主の斎藤直己さん。小上がりのあるカフェも居心地がよく、今や重伝建の新名所に。

KAIBA TERRACE

カイバテラス
TEL.0277-46-6550
住所/群馬県桐生市本町1-5-26
営業時間/11:00~19:00 金~21:00 土・日・祝~18:00
定休日/火
予約/可(お弁当のみ)
アクセス/桐生駅より徒歩25分

【12:30】手仕事の器と四季折々の味でもてなす。「自在庵」でランチ

織都の繁栄を物語る文化財「旧金谷家住宅主屋」に、四季折々の味覚が楽しめるカフェが誕生。器は店主の横山敏也さんみずから選んだ作家もので、併設のギャラリーで購入もできる。窓の外は美しい日本庭園。静かに流れる時間もごちそうのひとつ。

自在庵

じざいあん
TEL.0277-47-5133
住所/群馬県桐生市東久方町1-1-55
営業時間/ランチ11:00~14:00(LO) カフェ14:00~18:00
定休日/水・第1・3火
予約/可
アクセス/桐生駅より徒歩25分

【14:00】桐生を代表する旅のコンセプトショップ「Purveyors」で買い物

もとは鉄工所だった3階建ての建物を改装。アウトドアギアから洋服、器、食品まで、作り手から直接仕入れた品が並ぶ店内はまるで宝箱のようで、いつまでも眺めていたくなる。1階のダイナー「GASTERRO」には桐生初のブルワリーも併設。吹き抜けの大空間で、造りたてのビール片手にくつろいで。

Purveyors

パーヴェイヤーズ
TEL.0277-32-3446
住所/群馬県桐生市仲町2-11-4
営業時間/11:00~22:00(1F「GASTERRO」11:30~)
定休日/月・火(祝の場合は営業)
アクセス/桐生駅より徒歩15分

【15:00】創業からの味を守り続ける元祖花ぱんを「小松屋」で

ビスケットともパンとも異なる、ふっくら軽やかな食感。1896年創業の「小松屋」の代名詞でもある花ぱん12個入り850円は、卵と小麦粉、砂糖を練って焼き、仕上げに蜜をかけた、桐生を代表する郷土菓子。かわいらしい花の形は桐生天満宮の梅紋がモチーフ。優しい甘さで、緑茶はもちろん、コーヒーにもよく合う。

小松屋

こまつや
TEL.0277-44-5477
住所/群馬県桐生市本町4-82
営業時間/10:00~17:00
定休日/火・水
アクセス/桐生駅より徒歩12分 

【16:00】コーヒーと雑貨とカレーの夢のコラボレーション!「ento」で買い物とカフェタイム

アジア産のスペシャルティコーヒーの魅力を伝える「NORRY'S COFFEE」と、スパイスカレーの「TSURUMAU」、セレクト雑貨を揃える「suns」がひとつに。それぞれの世界観に浸りながら買い物と食事、お茶が一度に楽しめる、なんとも贅沢な空間。電車の待ち時間にふらりと立ち寄れる立地も嬉しい。

ento

エント
TEL.なし
住所/群馬県桐生市宮前町2-8-5
営業時間/TSURUMAU12:00~14:30 suns12:00~18:00 NORRY'S COFFEE~21:00 
定休日/月・火(TSURUMAUは水・金・土のみ営業)
アクセス/桐生駅よりすぐ

【18:00】旅の締めくくりは、重伝建に光をともすアンティークカフェ「参夕」へ

桐生の奥座敷・梅田のカフェレストラン「NILS」の姉妹店。元呉服店を改装した空間で、アンティークに囲まれながら香り高い抹茶や自家焙煎コーヒーが味わえる。「夜の重伝建に灯りを」と営業は17時から。旅の締めくくりにぜひ立ち寄って。

参夕

さんせき
TEL.なし
住所/群馬県桐生市本町2-5-7
営業時間/17:00~21:00(骨董市開催日はモーニング営業あり)
定休日/火・水
予約/可
アクセス/桐生駅より徒歩20分

オズモール、桐生

群馬県・桐生市へのアクセス

上野駅より宇都宮線で小山駅まで約1時間20分、両毛線に乗り換えて約1時間、合計約2400円(桐生駅まで)

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この記事が掲載されているのは、OZmagazine TRIP「春のひとり旅」

OZmagazine TRIP「春のひとり旅」

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発売日/2022年3月22日(火)
定価/800円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストアなどで発売中!

PHOTO/AYA MORIMOTO, YUKO CHIBA WRITING/NAOKO OGAWA
※OZmagazine TRIP(2022年3月22日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2022年3月4日時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください

※記事は2022年3月24日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります