古くから湯治場として栄え、日本三名泉のひとつでもある草津温泉に、ひとり時間を楽しむ最新スポット漫画ギャラリー「漫画堂」が誕生。この記事では、湯畑の東側、共同浴場「地蔵の湯」などがある“裏草津”を中心に、草津の新たな楽しみ“漫画”で心をリセットする旅をご提案します。路地裏散歩も満喫しながら、草津の魅力を再発見するモデルコースを参考にしてみて。オズモールでの予約が可能な、草津エリアの温泉宿も。
【モデルコース】懐かしい風情もいっぱい。気ままに歩ける温泉街・草津
日本武尊の開湯伝説があるほど長い歴史を誇る、日本三名泉のひとつ草津温泉。“恋の病以外効かぬ病はない”と言われ、昔から効能豊かな名湯として知られてきた。
温泉街の中心地では、草津のシンボル・湯畑がもくもくと湯気を上げ、その周囲はみやげ店や食事処がずらりと並ぶにぎやかさ。裏通りを歩けば、風格漂う老舗旅館、昔ながらの温泉まんじゅう屋さん、共同浴場などが現れて、レトロでいて温泉情緒たっぷりな町並みに気分がほっこり。どこからともなく漂ってくる、草津温泉特有の硫黄の香りにも心が和んで、ひとり気ままに散歩できる。
2021年11月には1万冊以上を蔵書する漫画ギャラリー「漫画堂」がグランドオープン。漫画に読みふけるのも楽しく、草津でのひとり時間が、ますます心地よくなりそう。
草津を巡る1Dayモデルコース
09:00 上野駅を出発
11:22 長野原草津口駅に到着。草津温泉行きバスに乗り換え
11:53 草津温泉に到着
12:00「湯川テラス」でランチ
13:00「湯畑」を見学
13:30「漫画堂」で漫画に浸る
16:00「清月堂 カフェ 華いんげん」でひと休み
【12:00】「湯川テラス」で老舗宿の料理長が監修した群馬ならではの品々に舌鼓
泊まれるレストラン&カフェ「湯川テラス」。メニューは老舗旅館「奈良屋」の料理長が監修しており、上州牛といくらのひつまぶし3300円、群馬の郷土料理・おきりこみなど、県内の食材を使った料理やスイーツが味わえる。
湯川テラス
ゆかわテラス
TEL.279-82-5911
住所/群馬県吾妻郡草津町375
営業時間/10:00~20:30(20:00LO)
予約/可
定休日/無休
アクセス/草津温泉バスターミナルより徒歩5分
【13:00】もくもく湯煙がすごい!圧倒的存在感の名所「湯畑」を見学
草津温泉を代表する源泉のひとつ湯畑。湯量も豊富で毎分約4000リットルの湯を湧出。常に白い湯煙を舞いあげている。周囲は瓦を敷き詰めた歩道になっているので、足湯や手湯を楽しみつつ、その眺めを満喫したい。ライトアップされる、幻想的な夜の湯畑もお見逃しなく。
【13:30】漫画ギャラリー「漫画堂」へ。心地いい空間で漫画に夢中になる
木のぬくもりと吹き抜け空間に安らぐ館内では、1960年代から現代まで、あらゆるジャンルの漫画1万冊以上が読み放題。懐かしの作品を読んだり、未読の作品を試し読みしたり。漫画にまつわる読み物系の書籍も用意され、漫画の世界にどっぷり浸かれる。
漫画堂
まんがどう
TEL.0279-88-4050(草津観光公社)
住所/群馬県吾妻郡草津町草津132-1
営業時間/9:30~16:00
休館日/無休(臨時休あり)
使用料/2時間400円
アクセス/草津温泉バスターミナルより徒歩5分
【16:00】老舗和菓子店が手掛ける「清月堂 カフェ 花いんげん」で和風のティラミスを
草津の名産・花いんげん豆の甘納豆が有名な「清月堂」のカフェ。人気のメニューは、花いんげん豆のどら焼きを丸ごと1個使った、温泉マークの抹茶ティラミス(ドリンク付き)1320円。豆のコクとまろやかさが、マスカルポーネチーズの酸味と相性ぴったり。
清月堂 カフェ 花いんげん
せいげつどう カフェ はないんげん
TEL.279-88-8166
住所/群馬県吾妻郡草津町草津92
営業時間/9:00~17:00
定休日/不定休 ※本店は2022年1月末まで休業
予約/不可
アクセス/草津温泉バスターミナルより徒歩3分
ひとり旅におすすめ!草津エリアの温泉宿
熟練の湯守が作りあげる極上の湯に癒されたい
1877年創業の老舗宿では伝統を守りつつも、現代にフィットした機能性を重視。ひとり用のシングルルームには畳スペースがあり、ゆったりくつろげる。湯守の手で仕上げられる湯は肌触りがなめらか。湯加減もほどよく、体を優しく包み込む。夕食は握り寿司、朝食はできたてのだし巻き卵を提供。
6つの湯船に2種類の源泉を掛け流し
小林一茶なども訪れた、創業400年を超える文人ゆかりの湯宿。趣の異なる6つの湯船には、肌当たりのやわらかな西の河原源泉と、酸性が強く殺菌力の高い万代鉱源泉を掛け流し。泉質の違いをじっくりと堪能してみたい。地元の食材を盛り込んだ夕食の「和食膳」を客室または個室で味わえるのも魅力。
群馬県・草津町へのアクセスと見どころ
■上野駅より特急草津号で約2時間20分、長野原草津口駅下車。草津温泉行きバスに乗り換え約25分、片道約6000円(草津温泉バスターミナルまで) ※東京駅から草津温泉バスターミナル行きの高速バスもあり
古くから湯治場として栄えた草津では、湯治気分でひとり温泉。体の芯からほぐれて、たまった疲れをリセットできる。草津は湯畑、白旗、西の河原など6つの主要源泉が。いずれも強酸性の湯ながら、泉質が少しずつ異なるから、宿+外湯めぐりして、マイペースに温泉三昧を。さらに新スポット「漫画堂」でひとり時間を楽しみ、気持ちもスイッチオフしてみたい
OZmallからのお願い
新型コロナウイルスの影響により、イベントの中止・変更、ならびに施設の休業、営業時間の変更、提供内容の変更が発生しております。日々状況が変化しておりますので、ご不明点がございましたら各施設・店舗へお問い合わせください。
外出時は、ご自身の体調と向き合いマスク着用のうえ、各施設の3密対策・ソーシャルディスタンス確保などの衛生対策にご協力のうえ、思いやりを持った行動をお願いします。
この記事が掲載されているのは、OZmagazine TRIP「温泉ひとり旅」
今号のオズマガジントリップは「温泉ひとり旅」特集です。箱根、熱海、伊豆高原、草津、河口湖、那須と、女性ひとりでも行きやすい関東近県の温泉地を厳選してお届けしています。しかも特集でご案内している宿は、すべてオズモールのプレミアム温泉で予約ができる宿なので予約もスムーズ。雑誌のほうでは、各温泉地でのおすすめの観光案内、ひとりでも行きやすい飲食店をたくさんご紹介しています
※新型コロナウイルスの状況により、施設や店舗の休業や営業時間・業態の変更、交通機関の減便や運行時間の変更などが発生する場合があります。お出かけの際は、最新の情報をご確認ください
発売日/2021年12月14日(火)
定価/800円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストアなどで発売中!
ひとり旅の関連記事を見る
PHOTO/KAZUHITO MIURA, AYA MORIMOTO WRITING/NORIKO SHIOTA
※OZmagazine TRIP(2021年12月14日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2021年11月30日時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください