築150年(推定)の京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所 釜座二条(きょうのおんどころ かまんざにじょう)」が、2018年8月1日(水)に京都・二条城東エリアにオープン。有名デザイナーが手掛けた空間には、ベッドルームや和室、キッチンに浴室、約200冊もの蔵書が収まるライブラリーなど、暮らすように時間を過ごせる設備が充実する。1棟貸しのため、友達や家族水入らずで楽しめるものポイント!
200冊の蔵書も。デザイナーズ空間に生まれ変わった、心地いい京町家
「京の温所 釜座二条」は、二条城近くという市内観光の起点として便利なロケーションに位置する。宿泊施設でありながら、「住まいとしての心地よさ」を追求した空間デザインが最大の魅力に。リノベーションにあたり、ファッションブランド「ミナペルホネン」のデザイナー・皆川明氏がディレクションを手がけ、伊丹十三記念館など多くの住宅建築を手掛ける建築家の中村好文氏が設計を担当。推定築150年の小さな京町家が、現代生活に寄り添った光あふれる“住まい”として生まれ変わったのだそう。
一棟貸しで利用できるので、プライベート感あふれる滞在がかなうのも嬉しい。1階にはキッチン&ダイニング、トランクルーム、浴室、トイレ、庭、ライブラリー、2階にはベッドルーム、4.5畳の和室を完備。
現地の食材を自分で調理して楽しむことができるキッチン、高野槇の心地よい香りが漂う浴室、中庭に面した約200冊の蔵書を収めたライブラリーなど、まるでこの場所に暮らすように時間を過ごすことで、京都に滞在する喜びに繋がるさまざまなアイデアが盛り込まれている。
また、室内のあらゆるところに飾られたアートピースは、皆川明氏によりセレクトされたもの。日々の暮らしを豊かにしてくれるアートの住空間への取り入れ方も合わせて提案しているのだとか。ぜひ自宅に取り入れるための参考にして。
さまざまな設備の中でも注目は、樹齢100年の古木を望むライブラリースペース。「食べる」「暮らす」「旅する」の3つをテーマに、約200冊が並んでいる。さらに、皆川明氏と中村好文氏の著書や、京都という土地や文化に関連した書籍もラインナップ。小さな京町家が重ねてきた歴史を感じながら、本を片手に自宅にいるかのようなくつろぎの時間を過ごせるはず。
また、素泊まりだからこその楽しみも。キッチンツールやカトラリー類が揃っているので、京都の食材を購入して料理をしたり、ベーカリーが多い京都なのでパンを購入して朝食を取ったり。いつもの日常を京文化や環境の中で過ごすことで、暮らすかのような体験が可能に。
そのほか、快適に滞在するためのさまざまなサービスも見逃せない。最寄り駅である烏丸御池駅付近は飲食店が多く集まるため、外食する場合は要望に合わせてお店を紹介してくれるコンシェルジュサービスを活用しよう。
さらに、フロントとなる京都駅近くのワコール新京都ビルで荷物の預かり、運搬サービスも。チェックアウト後も17時まで預けられるので、スーツケースなど重たい物を持ち運ばずに手ぶらで観光できる。
「京の温所 釜座二条」の予約は公式サイトにて。暮らすようにリラックスしたひとときがかなう町家を拠点に、秋の京都旅行へ出かけよう。
DATA
- スポット名
- 京の温所 釜座二条
- 電話番号
- 0120307056 0120307056 ワコールお客様センター フリーダイヤル(平日9:30~17:00)
- 住所
- 京都市中京区釜座通二条下ル上松屋町690-2
- 交通アクセス
- 地下鉄 烏丸御池駅より徒歩7分
- オープン日
- 2018年8月1日(水)
- 予約方法
- 公式サイトより受付中
- 宿泊料金
- 1棟60000円~(素泊まり・定員1~4名)
- 設備
- 1階:キッチン&ダイニング、トランクルーム、お風呂、トイレ、庭、ライブラリー、2階:ベッドルーム、和室(4.5畳)
- ホームページ
- 京の温所 釜座二条
WRITING/NOZOMI SUZUKI