OZのプレミアム予約担当のスタッフコラム

ホテルやレストラン、ヘアサロンなど、現在約2500店舗が参加する「OZのプレミアム予約」。日々お店をめぐる営業スタッフが、訪問先で感じたことや仕入れたネタ、おすすめしたい情報などを、独断と偏見(!?)で自由気ままにお届けします。

更新日:2017/08/27

ふたつのメニューに想いあり 人を喜ばせるのに一生懸命 Vol.4食事処・居酒屋いろり家

オズモール温泉チームの米光です。伊豆や箱根を主に担当しています。週の半分を温泉地で営業周り。暑いときも寒い時も外回りの楽しみなのは、お昼にいただくご当地丼ぶり。シンプルだからこそ、その土地や作り手の想いが伝わる丼ぶりグルメ。今回は僕が見つけた絶品丼を紹介します。

日本最古のリゾート地「宮ノ下」

新宿駅から約2時間で着くアクセスの良さでも人気の箱根・宮ノ下。日本で初めてリゾートホテルを開業した富士屋ホテルや、箱根駅伝では数々のドラマを生んだ歴史ある街です。

富士屋ホテル

ランチメニューはふたつ 
そこには名旅館での経験がヒントに

たくさんのメディアで紹介されている大人気店の「いろり家」さん。いちばんの特徴は、ランチメニューがふたつしかないということ。ひとつは、足柄牛のステーキ丼。もうひとつが今回紹介する、アワビ丼。なぜこのふたつのメニューなのか経営者である女将さんに聞いてみました。

「以前に箱根の旅館でいくつか働いた際に気が付いたんですが・・・夕食時に会席料理がベースでも、和牛ステーキとアワビの踊り焼きはよく注文されていたんですよ! なのでそのふたつを、もっとリーズナブルに提供できれば人気が出るのでは?と思い始めたんです」

アワビ丼は、地元の魚屋さんから仕入れたアワビを2個使用。肝ソースとアワビのスライスをからめ、白米に古代米という少しもち米のような柔らかい食感のお米を混ぜたごはんに盛り付けます。ソースに入っているバターが口の中をまろやかな香りに充満させ、アワビのこりこり食感と、柔らかなごはんの食感が織りなすハーモニーは一度食べたらやみつきです。

あわび丼

観光客はもちろん地元にも愛されて

女将さんがお店をまかされたのは約10年前。当時は、名門旅館にフルタイムで働きながら店舗経営をしていたとの事。思わず僕が「大変だったんではないですか?」と声をかけると、女将さんは「大変と思ったことはなかったなぁ。誰かに当時の事を話すとやっぱり、大変だったね!とか言われるけれど、とにかく一生懸命で、地元の常連さんや観光客に方に、せっかく箱根に来てこの店に来てくれたんだったら喜んで帰ってほしい。そんなことばかり考えていたから、大変という思い出にはなってないですね」

生まれ育った町だから、訪れる人も住む人全員を喜ばせたいと願う女将さん。そんな思いから、お店が居心地の良い空間になり何度も通いたくなるお店なんですね。次回はもうひとつの足柄牛のステーキ丼を食べに行きます!

いろり家田中様
いろり家暖簾

食事処・居酒屋  いろり家

電話:0460-82-3831
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下296
最寄駅:宮ノ下駅より徒歩14分
営業時間:昼11:30~13:30(LO)夜 18:00~21:30(LO)
※状況によりラストオーダー及び閉店時間が変更となる場合があります
定休日:木曜日

1年を通じて人気の箱根。平日や、日曜日宿泊だと少し観光客も落ち着くので、オススメ! ゆっくり美術館&caféめぐりしてみて!


WRITING/TATSUYA YONEMITSU(OZmall)

※記事は2017年8月27日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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