2024年10月のエピソード大賞を発表!
今月もエピソード投稿、ありがとうございました。10月に投稿されたエピソードの中から大賞1作、入賞は5作を選ばせていただきました。素敵なおもてなしギフトのアイデアやこちらも聞いてみたくなる楽曲の思い出エピソードなど、印象的だった投稿をピックアップしましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
更新日:2024/11/26
今月のエピソード大賞 1名/1万円分のOZクーポン
明日、春が来たら
猫たんさん
もうずっーと昔のことですが、中国のとある都市に留学していました。
まだ北京オリンピック開催も決まる前の中国。街を歩けばどこも埃っぽくて空は高いけど街はガラーンとしていました。
当時、留学先で知り合った韓国人といい感じになり、友達以上恋人未満の微妙な関係でした。
お互いに言葉が分からないので意思疎通は中国語!
つかず離れず関係性で彼は冬に韓国にしばらく帰ってしまい、2ヶ月ほど会えなくなりました。
電話番号と住所を教えてもらったので勇気を出して、韓国の家に電話。手紙の宛先はハングルだったので真剣に真似て書きました。
そして、春が来て・・・彼が戻って来て、韓国でアルバイトしてお金でピアスをプレゼントしてもらいました。
昔は私も幼かったんでしょうね、将来を考えるとすごく曖昧な関係性でいることが怖かったです。
一度は思いっきり振られてしまいました。
その年の秋、彼が軍隊に入隊することが決まったと人づてに聞き大号泣。最後の思い出に留学先で彼を訪ね、胸にしまっておいた話をしました。
お互いにそれなりに思いはあるけど、私は恋心に対して彼はお友達といった感じ。片思いということがハッキリしました。
その日、「最後に何かお願いある?」と聞かれたので思い切って、韓国に遊びに行きたいと伝えました。
そして、そこからわずか2週間後、帰国した彼を訪ねて初めて韓国へ・・・
一週間ほど彼の自宅にお世話になり、彼と衣食住を共にし言葉では言い表せないほどの思い出が出来ました。
彼の家族や親戚、友達にもお世話になり、初めて韓国と韓国人に触れた旅。
青春でした。
お別れの日、出国審査場へと向かう途中から涙が止まらなくて止まらなくて、これが恋なんだな〜と切なくなりました。
胸がキュッとする感覚というか、切ない温かさに包まれていました。
結局、彼とは軍隊生活が終わるまで待つという約束をして彼女というポジションをゲット!
入隊する日の朝、最後の電話は、
韓国語で「わたし 待つ」と話しました。
若かりし日の初恋。結果は別の出会いがあり、最後の最後までは待たずに終わってしまいましたが、それでも韓国語や文化を熱心に勉強し、とても良い思い出となりました。軍隊休暇中、一度会いに行けてよかった。
待つ待つ言っておきながら最後まで待たずにごめんかさいね
でも、待っていたとしても私は一生を共にする伴侶ではなかったのです。
明日、春が来たらを聴くとツーンとした青春と初恋が甦りますが、あなたに出会えて本当によかった。
編集部コメント
切なすぎる・・・韓国を舞台にした初恋ストーリー! 留学先での出会いから、知らない言語で育まれる恋の結末が気になって一気読みでした。まるで一編の小説を読んだかのような読み応え。エンディングにはこの曲をかけて浸りましょう。
今月の入賞作品 5名/3000円分のOZクーポン
夏のお宅訪問時のメロン!
のびたさん
夏に同期のおうちにお邪魔することがありました。
二人で何買う〜? と迷っていた時に「あ、メロンだったらわけられるし、旦那さんにもとっておいておけるし高級感もあるしいいかも!」
と、大きなまんまるメロンを買っていったことがありました。
別の二組の子たちが「負けた〜(笑)」と言っていてなにが負けたのか勝ったのかわかりませんが、高級感とセンスかな! と勝手に思ってます(笑)
編集部コメント
大きなまんまるメロン素敵です! やっぱり高級フルーツは誰からも喜ばれるギフトですね。見た目の美しさはもちろん、贅沢さもあり、贈り物にぴったり。今度友人宅訪問時にぜひ真似したいです。
ワンタンスープ絶交ギリギリ事件
オズモールユーザーさん
かつて私は絶交の危機に陥った。
原因は私が給食のワンタンスープを独占したからだ。ナオミと私の共通の好物はワンタンスープ。
いつもは仲良くおかわりできていた。
だが、その日だけは「友情」の概念が朧げになってしまった。
スープを掻き出す手が止まらなかった。
左肩を叩かれ、その方向へと目をやると「ねぇ、あたいの分は?」と聞かれた。
ナオミは独占されたことへの憤慨と、大好物の喪失による絶望で涙をためていた。
「ごめん、半分こにしよう」と言うも手遅れ。
「もういいよ」と、ナオミの涙の表面張力が限界突破し、大決壊。謝罪の言葉は無力だった。
給食後も口をきいてもらえず、友情の終幕を覚悟した。
ナオミと無邪気に走り回った日々が夢幻のように現れては弾けた。
帰宅時に教室を出ようとした際、ナオミに足を引っかけられ、前方にいたクラスメートのホノカにしがみつき、重なって転倒した。
「私関係ないじゃん!」と、ホノカの悲痛な叫び。
流石に担任が見かねて、3人の仲を取り持ってくれた。
修復不可のように思えた3人は「雨降って地固まる」ならぬ「ワンタン散って地固まる」で、12年後の今も関係良好だ。
あの日のワンタンに感謝して乾杯し、これからも友情を温めていきたい一存である。
編集部コメント
アクションであり、サスペンスでもあり、それでいてコメディ。短いエピソードながら、めくるめく展開で引き込まれました! 今、とにかくワンタンが食べたいです!
感謝を伝えるきっかけにしてくれる絢香さんの「ありがとうの輪」
オズモールユーザーさん
「ママのカサカサの荒れた手がずっと家族を守ってきた」という冒頭の歌詞。
母は、どんな時も毎日のご飯、洗濯、掃除、家事を欠かさない人でした。
そして私が、つらい時は、そのカサカサに荒れた手で私の頭を撫でてくれました。
私が歩けない時は、誰よりも力強い手で引っ張ってくれました。
優しい手。
でも、誰の手よりも安心する手でした。
私達に何かあったときには、「よく頑張ったね」と頭を撫でてくれました。
「喧嘩もしたけれど、いつも味方だとわかってた」という部分では、母にきつく当たり、母を一人で、布団の中で泣かせてしまっていた姿を思い出します。
それでも、どんな時も母は私の味方で、存在が力強く、これまで数々助けられてきたなと改めて思います。
この曲を聞くと、これまでの思いや感謝を改めて伝えたくなるそんな曲です。
先日、改めて聞いてそう思い、ハンドクリームをプレゼントして2人でこの曲を聞きました。
編集部コメント
温かいエピソードで、編集部中が感動に包まれました。その後、改めてじっくりこの曲を聴き直し、歌詞を追うと、またさらに感動。「ありがとう」の言葉とともに、ハンドクリームをプレゼントしたくなりますね。
いちごは譲るね
オズモールユーザーさん
女友達4人とたまに飲みにいきます。
出会いは大学で、どのタイミングで仲良くなったのかはもう覚えていないけれど、つかず離れずでもう10年以上の付き合いになりました。
学生の頃は一人暮らしの家でみんなで買い出しをして鍋をしたり、大学近くの繁華街で焼肉やしゃぶしゃぶの食べ放題に行っていたけれど、最近はそんな活気のある店に行く元気もなく、仕事帰りにみんなの職場の真ん中か、一番仕事終わりが遅くなりそうな子の職場近くで雰囲気の良さそうなお店を見つけて集まるのが最近の流れです。
私たちも妙齢。メンバーの中でも結婚したり、離婚したり、転職したり、留学したり、それぞれ色々あります。
愚痴を聞きあったり、一緒に泣いたり、怒ってくれたり。10代からの友達だからこそ話せることがたくさんあり、会うと話が尽きません。
20代も後半になった頃から、一番真剣になるのは異性の話ばかりでした。どんな人と出会って付き合ったのか、付き合えなかったのかなど。
年齢を重ねるごとにライフステージを意識させられ、どうしても話題の中心に恋愛・結婚が来てしまいます。
そんな飲み会が続く中、先日の集まりで一番盛り上がったのは、ずばり『自分を果物に例えるなら?』でした。
なぜ小学生の頃のプロフィール帳みたいな話になったのかはもう思い出せません。
「私、いちご!」「ずるいよ。私だっていちごがいい」
「いや、いちごは可愛すぎる。悪いけど、この会にいちごはいない」
「桃とかマンゴーの子もいない。あれは女優クラスしか使っちゃダメな果物だよね」
など、全員がそこそこ酔っぱらって勝手なことを言っていました。
喧嘩一歩手前まで真剣に討論する中、いちご、桃、マンゴーなどのジューシーなフルーツは可愛い子にあてがわれるというのは何故か全員の共通認識でありました。
そんな中で、一人がぽつり。
「私、みかん」
ウワ、めちゃくちゃみかんだ~~~~~! と感動しました。
その子は私たちの中では一番の現実主義者で、やっぱり自分のことをよくわかっているのだ、と感心しました。
それから話し合って、私はすいかに決まりました。すいか、みかん、ぶどう、なしのメンバーで来週も集まります。
ぽっと出のマッチングアプリの男の話をするより、ずっとずっと盛り上がり、楽しい時間でした。
みなさんも女子会でぜひ話し合ってみてください。
編集部コメント
女子が集まると恋バナになりがちなのかと思いきや、小学校の休み時間を彷彿とさせる可愛いお題にほっこり。最終的に確定した果物のメンツがまた絶妙で・・・ツボでした!
別れ際に迷言を残していった浮気
オズモールユーザーさん
高校一年生のときに3ヶ月だけお付き合いした人がいました。
告白していただき最初の1ヶ月はとても楽しい日々を送っていました。
ところが2ヶ月経つ頃、急に彼が素っ気なくなりました。
電話や遊びに誘っても断られ続ける日々でした。
久しぶりにお出かけする約束が決まり、1ヶ月ぶりのデートにとてもウキウキで行きました。
ところが待ち合わせ時間になっても彼は現れず、LINEも既読がつきませんでした。
そのまま2時間ずっと待ちぼうけ状態。暇つぶしにインスタを見てると彼がストーリーをあげていました。
返信もしないでストーリーをあげるなんていい度胸してるなと思い見てみると、女子と2人で水族館に行っている様子が。ストーリーのスクショを撮り彼にそのスクショと^_^の絵文字だけ送り付けるとすぐに電話がかかってきました。
ストーリー非表示にするのを忘れて慌てたのかな、謝ってくるのかななどと思いながら電話に出ると彼は一言「待って!!俺から言わせてほしい!別れて!」と。
告白のときに言うセリフでしょ!とつっこむ間もなく電話は切られ、即ブロックされてしまいました。
編集部コメント
ダブルブッキングの上、謝りもせず、そんな迷言を残して、即ブロックだなんて・・・酷すぎます・・・! でも早めに縁切りできてよかったです。
今月みんなの投稿が盛り上がったエピソード
あなたの「思い出の一曲」を教えて
上京する時にたくさんの想いを抱えて。
りえ
11月も参加者募集中。「エピソード大賞」
「今月のエピソード大賞」はその月に投稿されたエピソードの中から編集部が選出。エピソード大賞に選ばれた1名様にはOZクーポン1万円、入賞作品に選ばれた方には3000円のOZクーポンをプレゼントします! 11月のエピソード大賞は下記の投稿分が対象になるので、ぜひ投稿してみてくださいね。
11月のエピソード大賞 1名/1万円分のOZクーポン
11月の入賞 5名/3000円分のOZクーポン
対象期間:2024年11月1日(金)~11月30日(土)の投稿分
発表日:12月中旬
Love Somebody!
てぃてぃ
車を運転できるようになった彼が、夜景ドライブに連れて行ってくれた時のエピソードです。
... 続きを読む高速道路から眺める夜の東京は普段と違う顔で、キラキラと光るビル街、走り抜ける街頭…ごちゃっとした高速の分岐点
2025/01/07 10:02:25