日本橋に龍宮城!?金魚が舞い踊る「アートアクアリウム 2017」で江戸情緒あふれる涼を体感

幻想的な雰囲気の中で泳ぐ華やかな金魚たちの姿に、涼を感じる夏の人気アートイベント「アートアクアリウム」が、今年も開催される。初開催から11年目という2017年のコンセプトは“龍宮城”。外の暑さや都会の喧騒を離れ、非日常の空間の中で浦島太郎のように時を忘れる体験ができるかも。

更新日:2017/07/15

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金魚をメインに約8000匹の観賞魚が織り成す水族アートの世界は圧巻

2017年7月7日(金)から9月24日(日)まで、日本橋三井ホールでは水族アート展覧会「アートアクアリウム 2017 ~江戸・金魚の涼~ &ナイトアクアリウム」を開催。日本橋エリアでは江戸時代から金魚を眺めて涼を求めるという庶民文化が根付いていたそうで、そんな江戸情緒豊かな文化を体感できるイベントは、毎年行列ができる人気ぶり。2007年の初開催から、累計で730万人ものゲストが訪れている。

“龍宮城”をコンセプトに、主役となるのは金魚を中心に海の魚たちも交えた約8000匹の観賞魚。浦島太郎のお話みたいに「タイやヒラメの舞い踊り」を観るような体験ができたら、ファンタジーの世界観も味わえそう。

花魁

「花魁」

ステージ中央には毎年人気の「花魁(おいらん)」とともに、手まりのようなガラスの水槽「テマリリウム」に囲まれてバージョンアップした「超・花魁」も展示される。直径2.5m、高さ約2.5mという「超・花魁」の巨大な金魚鉢の中で金魚たちが舞い踊るように泳ぐ様子は、まさに圧巻。幻想的な雰囲気に物語のイメージが加わることで、さらにアクアリウムの楽しみ方が広がってゆくよう。

24金の金箔に彩られた贅沢な玉手箱の新作も

2017年の新作として登場するのは、玉手箱をモチーフにした縦2.15m、横2.65mの「タマテリウム」。普段は金箔張りには使われないという24金の金沢の金箔を施した作品で、これまでにない純金のかがやきはなんとも豪華。乙姫様からのプレゼントにふさわしいビジュアルは、ぜひ近くで確かめたいもの。


「タマテリウム」

「タマテリウム」(イメージ)

ナイトアクアリウムでは、乙姫様と浦島太郎の気分で楽しめるカクテルも

19時以降は、昼間のアートアクアリウムとはまた違った雰囲気を楽しめる「ナイトアクアリウム」も展開される。この時間帯は、ドリンクをいただきながら展示を鑑賞できるうえに、期間限定のスペシャルイベントも開催。石野卓球さんやDJ DRAGONなど国内外で話題のDJによるミュージックプレイやライブ、祇園の芸妓・舞妓による京舞、大衆演劇の花魁ショーなど、スペシャルなステージが多彩に繰り広げられる。

ラウンジでは、大人の女性に嬉しいオリジナルのカクテルが揃う。写真は乙姫様と浦島太郎をイメージしたカラフルなカクテル「乙姫カクテル」(1500円)と「浦島カクテル」(1500円)。浦島太郎や乙姫様の気分で、アートアクアリウム流の“龍宮城”デートが楽しめるかも。

カクテル

左:「浦島カクテル」1500円 右:「乙姫カクテル」1500円

日本橋の夏を彩る金魚たちはかわいいスイーツの姿でも登場

今回の「アートアクアリウム」は、今年で10回目を迎える日本橋エリアの夏イベント「ECO EDO 日本橋 2017 ~五感で楽しむ、江戸の涼~」の連携イベントでもある。そのため、期間中は日本橋中で、金魚をモチーフにした限定メニューや金魚すくいなど、金魚にまつわるプログラムでいっぱいに。

例えば、日本橋&人形町周辺エリアの商業施設や老舗店など77店舗が参加する「金魚スイーツ&バルさんぽ」。写真は「グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京」による「マンダリン オリエンタルの水ようかん」(756円)と「アクアリウム」(648円)。浅瀬の水辺に見立てたあんこの上に、白ブドウの小石が光り、白玉ゼリーの水の中を金魚が泳ぐ水ようかんは、なんとも涼しげ。このほかにも、おいしくてフォトジェニックな和スイーツや涼感スイーツが揃う。

金魚スイーツ

グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京 左:「マンダリン オリエンタルの水ようかん」756円、右:「アクアリウム」648円

また、福徳神社のある福徳の森では、初日の7月7日(金)から80日間連続で行う「アートアクアリウム夏祭り」が。アートアクアリウムの会場で販売されるオリジナルグッズをはじめ、金魚すくい、ヨーヨー釣りなど縁日の定番屋台が登場。ほかにも、盆踊りやDJによるライブパフォーマンスなどの、ライブエンターテインメントコンテンツが予定されているそう。

この夏はアクアリウムやスイーツで、日本橋の夏を彩る金魚たちに癒されて。

アートアクアリウム 2017 ~江戸・金魚の涼~ &ナイトアクアリウム

日本橋三井ホール 外観

TEL.03-3270-2590(アートアクアリウム運営事務局 10:30~20:00)
東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F[エントランス4F]日本橋三井ホール
アクセス 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」A6出口直結、総武線快速・横須賀線「新日本橋駅」より地下道でA6出口直結、JR「神田駅」東口より徒歩8分、JR「東京駅」日本橋口より徒歩8分

会期 2017年7月7日(金)~9月24日(日)
※会期中無休。除外日あり(詳細はHPで確認を)
開催時間 11:00~23:30(最終入場 23:00)
アートアクアリウム 11:00~19:00  ナイトアクアリウム 19:00~23:30
※9月6日(水)は貸切日のため、ナイトアクアリウムは休業(最終入場 18:30/終了 19:00)
入場料 一般(中学生以上) 1000円、子ども(4歳以上 小学生以下) 600円、3歳以下 無料
※小学生以下は保護者要同伴

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夏休みは何をする? 特集では、夏の風物詩・花火大会、大人の海・山BBQ、ビアガーデン、星空温泉の旅などのおでかけスポットをご案内。この夏のプランニングに役立てて。

WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)

※記事は2017年7月15日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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