2019年の夏は、気まぐれな天気に翻弄されそうな予報。そんなときは近場の都内&東京近郊でマイペースにゆる~く夏を満喫してみませんか? 今回ご紹介するのは、“日本一長い”ともいわれる戸越銀座商店街。3つの商店街から構成され、約1.3kmに渡り約400軒が並ぶ。昔ながらの商店に加え、手仕事の作品を扱うショップや、かわいいカフェなど個性的なお店も。食べ歩きメニューも豊富だからお腹を空かせて行くのが正解かも。
“今どき”のショップを巡ろう
毎日が楽しくなりそうな暮らしの雑貨が並ぶ
くらしの雑貨店「もくもくいし」に並ぶのは手仕事の器や布雑貨など、ささやかだけれど、日々を豊かに彩るアイテムの数々。ユニークで覚えやすい店名は、土や石、植物(木)など自然の素材を生かしたものを中心に扱うことに由来しているそう。
「すごく個性的なデザインのものというよりは、いますぐ生活に取り入れてもしっくりなじむような、シンプルなものを選んでいます」と店主の相馬友美さん。
そんな日常になじむ品揃えと温かい雰囲気もあって、地元のおばあちゃん達もふらりと立ち寄るのだとか。季節ごとにラインナップが入れ替わるほか、不定期でワークショップも開催しているので、SNSをこまめにチェックしてみて。
くらしの雑貨店 もくもくいし
住所/東京都品川区豊町1-4-12 1F
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩11分、都営浅草線「戸越駅」A2出口から約徒歩9分
営業時間/11:00~19:00
定休日/火曜日※ほか不定休あり。詳細はSNS等でチェック
電話番号/03-6421-6710
見た目も味わいも食感もこんなに違う!奥深い塩の魅力のトリコに
国内外で作られる塩を集めた専門店「solco」。ガラス瓶に入れられた塩がずらりと並ぶ様子は、美術館のよう。一つひとつに生産者や、生産地の特徴などストーリーが書かれた紙が添えられていて、思わずじっくり読んでしまう。
「塩って想像以上に時間や手間をかけて、とても大切に作られているんですよ。自分の体に入れるものだから、五感を使ってじっくり選んでいただけたら」と代表の田中園子さん。
すべての塩は、テイスティングが可能。そのまま口に入れた瞬間と、他の食材と合わせたときでは感じ方が変わるからと、塩の試食用としてジェラートやおむすびなども用意。常時45種類以上が揃うという塩の中から、お気に入りを探してみて。
solco
住所/東京都品川区豊町1-3-13
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩11分、都営浅草線「戸越駅」A2出口から約徒歩9分
営業時間/12:00~18:00
定休日/火曜、第1月曜(その他臨時休業あり)※詳細は公式サイト等で確認を
電話番号/03-6426-8101
シロクマだらけのキュートなカフェでひと休み
幼い子どもからお年寄りまで、幅広い層から支持されている「シロクマカフェ」。店内のあちこちには旅行好きな店主が世界中から連れ帰ったというシロクマモチーフのグッズや、シロクマが主役の絵本などが飾られ、かわいい雰囲気。
メニューは焼きたての「クレープ」や体にやさしい「薬膳カレー」など軽食が充実しているほか、夏のイチオシは、ソーダなどの上に北海道産ミルクのソフトクリームを乗せたフロートシリーズは680円。写真のマンゴーソーダのほか、メロンソーダやコーヒー、カフェラテなどのフロートもおすすめ。持ち帰りも可能なので、食べ歩きにも◎。
シロクマカフェ
住所/東京都品川区平塚3-4-2
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩3分、都営浅草線「戸越駅」A2出口から約徒歩7分
営業時間/11:00~20:00
定休日/火、水、木曜日
電話番号/03-6426-4609
戸越グルメを食べ歩き
アツアツ焼き小籠包はクセになるおいしさ!
上海出身のオーナーが、故郷の味を楽しんでほしいという思いからオープンした「龍騎」の名物は、なんといっても焼き小籠包! 専用の鉄板でこんがり焼き目をつけて仕上げるアツアツの皮の中には、ジューシーなお肉がたっぷり。上海では定番の朝ごはんで、思い出の味を再現したのだとか。勢いよくかぶりつくと肉汁が飛び出してしまうので、ゆっくり召し上がれ。
このほか、レタスやナッツなどを加えてヘルシー&マイルドな辛さに仕上げた「汁なし坦々麺」は暑い季節にぴったり。食べる前によ~く混ぜて、麺にしっかり具材を絡ませて。
龍騎
住所/東京都品川区豊町1-3-13
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩10分、都営浅草線「戸越駅」A2出口から約徒歩5分
営業時間/11:00~19:00
定休日/なし
電話番号/03-6426-8929
土曜日限定「お刺身バイキング」が見逃せない!
毎週土曜日のみ、13時から開催している“お刺身バイキング”が大人気の「魚慶」。店頭にはマグロやホタテ、赤貝など約20種類がずらり。お好みで1~3種(1種5~6切れ378円。3種選んで1080円)を選んだら、その場でトレイに盛りつけてくれる。テイクアウトだけでなく、その場で食べたい!という人のためにイートインスペースも用意されているのがうれしい。
もちろん、お刺身以外にも旬の魚介類も充実。それぞれの魚に関する豆知識カードが添えられてるほか、おいしい食べ方なども教えてもらえるので、気軽に相談してみて。
魚慶
住所/東京都品川区平塚1-6-18
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩2分、都営浅草線「戸越駅」A2出口からすぐ
営業時間/10:30~19:30
定休日/日曜・祝日
電話番号/03-3786-7777
戸越銀座名物のおでんコロッケはこちらで!
戸越銀座を代表する老舗のひとつでもある「後藤蒲鉾店」は、昔ながらのおでん種専門店。
さつま揚げやはんぺんなど調理前のおでん種はもちろん、店頭のお鍋の中では、じっくり煮込んだおでんもスタンバイ。1品80円~買えるほか、おでん3品とビールなどアルコールがセットで500円とリーズナブルなので、立ち飲みを楽しむのもおすすめ。
また、じゃがいもにおでんを刻んで混ぜ込んだ「おでんコロッケ」(100円)もおつまみや食べ歩きにぴったり。中心に忍ばせた大根やつみれなど5種類のおでんの具材は、コロッケのために別に煮ているのだとか。ほかでは味わえないおいしさをどうぞ。
後藤蒲鉾店
住所/東京都品川区戸越2-6-8
交通アクセス/東急池上線「戸越銀座駅」から約徒歩4分、都営浅草線「戸越駅」A2出口から約徒歩3分
営業時間/10:00~20:00
定休日/火曜日
電話番号/03-3781-5686
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レトロかわいい、谷中銀座のゆるスポット6選
続いて紹介する谷中銀座商店街は、全長約170mとコンパクトながらも、昔ながらの商店をはじめ、個性豊かな約60店舗が並ぶ、下町情緒あふれる商店街。“猫のしっぽ”そっくりな焼きドーナツを食べ歩いたり、カラフルなランプを記念に作ってみたり。古きよき下町の“銀座”をのんびりお散歩しよう。
“お総菜ストリート”砂町銀座商店街のゆるスポット5軒
続いて砂町銀座商店街をご紹介。どの駅からも徒歩15分とやや距離があるものの、670メートルに渡って約180のお店が立ち並ぶお惣菜ストリートはテンションが上がるはず。あちこちのお店で、手作りのお惣菜が売られているので、食べ歩きはもちろん、夜ごはんのおかずも買ってもよさそう。
【特集】夏といえばかき氷、花火、水族館!都内&東京近郊のお出かけ・イベントガイド2019
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PHOTO/AYA MORIMOTO(もくもくいし、solco、シロクマカフェ、龍騎、後藤蒲鉾店)KAZUHITO MIURA(魚慶)WRITING/MINORI KASAI