ぴかいちご(鹿児島)
鹿児島県が品種育成して2019年に誕生。味よし・見た目よしのまさに“ピカイチ”のいちご。果実は大きく円錐型で、むらなく真っ赤に染まる。糖度が高く濃厚な味わい。
「果肉は白く、見た目は明るい朱色でムラのない赤い色づきが特長。パイナップルのような甘さと香り、りんごのような爽やかな酸味があり、王道の苺とはちょっと違う新しいいちごの味わい。やさしい味わいのクリームと組み合わせたタルトや、ミルクレープのような軽やかなお菓子にぴったり。」(渡部さん)
とちあいか(栃木)
ヘタの部分がくぼんでいて丸みのあるきれいな三角形、果実は濃い赤色。酸味が少なく甘さが際立つち、いちご王国のニューフェイス。果肉がギュッとつまっていて香り高い。
「いちご王国・栃木県の品種で、果皮がしっかりとした鮮赤色のいちご。酸味がなくやさしい甘さ、中まで赤くてさくらんぼのような味わいです。コロンとした形は愛らしく、縦に切ると断面がハート型になるといわれています。」(渡部さん)
ミルキーベリー(栃木)
いちご王国“初”の白いちご。ミルクのように白く、まろやかな甘さが名前の由来。同じ栃木県の「スカイベリー」とセットで紅白の贈答品としてもぴったり。
「こちらもいちご王国・栃木県の品種で、丸っこくて愛らしく、白の表皮に赤い粒粒がとてもかわいいです。食べてみるとシャキッとした触感で、パイナップルのような洋梨のような、いちごにはない香りと味が特長。」(渡部さん)
こちらもチェック!注目の“白いちご”図鑑
ほんのりピンク色がかわいい淡雪や、真っ白な果皮とやさしい甘味が魅力のパールホワイトなど、いちご好きの編集部とメディアでも話題の苺研究家・渡部美佳さんが注目する、近年話題の“白いちご”を一挙ご紹介。それぞれの特徴やおいしさを実食レポ!
こちらもチェック!誰からも愛される“王道いちご”5選
シェア日本一の「とちおとめ」や、大粒でしっかりした味わいが特徴の「あまおう」など、誰からも愛される“王道いちご”BEST5を総まとめ! 知れば知るほど奥深い“いちご”の世界に魅了されるはず。
協力してくれたのはこの人
- 渡部美佳(わたべ・みか)
- 京都のいちごのお菓子専門店「メゾン・ド・フルージュ」の店主。大切にしているのは、お菓子を通して見た目や味わい、つぶつぶ感など、いちごの魅力を伝えること。今後は、それぞれの品種の特徴をもっと味わってもらえるお菓子を作っていきたいという。
- ホームページ
- 「メゾン・ド・フルージュ」公式HP
【特集】私の“推しいちご”を探しに!最新いちご案内2022
あなたが好きなのは、いちごがてんこ盛りのパフェ? ホテルのこだわりがつまったいちごアフタヌーンティー? それとも、いちごのすべてを愛する究極ラバー? あと少しの我慢が続く日々だけれど、かわいくておいしいいちごは、今シーズンもキラキラと輝いている。あなたが好きな“推しいちご”を探して、愛して、ハントして。ご褒美にたっぷりいただこう。
※いちごの味の評価・コメントの内容については、サンプル品を実食した際の感想によるものです。贈答や常食向けなど、個体差があることをご了承ください
※いちごの特徴をわかりやすくするため、カメラ位置を固定して撮影しています
PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/KAORI AOKI(OZmall)