犬の匂いを消す方法はある?原因や対策におすすめのアイテムを紹介
犬と暮らしていると気になりやすい、匂いの問題。匂いが服や家具に移ったり、家の中にこもったりすることに悩む人も多いはず。犬の匂いは体臭以外にも原因がいろいろあるため、適切な対処が欠かせない。そこで今回は、犬の管理栄養士である石川美代子さんに聞いた犬の匂いの原因や、効果的な対策について解説。匂いを抑えたいときにおすすめのアイテムも紹介するので、大好きな愛犬との快適な生活に役立てて。
更新日:2024/07/31
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今回お話を聞いたのは・・・
犬の管理栄養士、動物医療技術師、動物衛生看護師(AHT)、トリマー 石川美代子さん
ヤマザキ学園大学(現:ヤマザキ動物看護大学)卒業。動物看護師として動物病院に勤務したのち、Webライターとして活動。現在は愛犬のミニチュアダックスフンドと暮らしながら、ペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。
1.犬の匂いの原因は?
ひとくちに犬の匂いといっても、その原因はさまざま。まずはどこから匂うか、どんな匂いがするかをチェックし、原因を知ることから始めよう。
犬特有の体臭
一般的に犬の匂いと言われることが多いのが、体臭。人間は全身にさらさらの汗を出す「エクリン腺」という汗腺があるのに対し、犬は脂肪分の多い汗を出す「アポクリン腺」が全身にある。
アポクリン腺から出る汗と皮脂が酸化し、雑菌が繁殖することで、犬独特の体臭が発生すると言われている。夏や梅雨など、湿度や温度が高くなる時期は微生物の活動が激しくなるため、より匂いが強くなる傾向に。
たまった歯垢や歯周病による口臭
歯についた食べ物の残りカスや、口周りの毛についた食べこぼし、よだれなどが放置されると、口臭の原因になる。人間は歯垢が歯石化するまでに20日前後かかるのに対し、犬は3~5日程度。放っておくと、歯周病やその他の病気を引き起こすこともある。
犬は歯の構造上、人間よりも歯垢がつきやすい。歯が黄ばんでいたり、茶色っぽくなっていたりする場合は特に注意して見てあげよう。歯の変色は無害な色素沈着の可能性もあるけれど、デンタルケアが足りていないことも考えられる。
歯肉に腫れや赤みが見られる場合は口腔トラブルのサイン。異変を感じたら、獣医の診察を受けるのがおすすめ。
耳や目のトラブルによる臭い
犬の耳はムレやすく雑菌が繁殖しやすいため、臭いの原因になりやすい。耳からの臭いが強くなったときは、外耳炎などのトラブルが起きていることもある。
外耳炎の主な原因は、アレルギー、細菌、マラセチア(酵母菌)、耳ダニなど。特に気をつけたいのがアレルギーで、アトピーを持つ犬の8割は外耳炎を併発しているという研究結果もあるほど。アトピーの症状として外耳炎だけが出る子も少なくない。
耳が垂れている犬種や被毛が長い犬種は、耳や目のトラブルが起こりやすいため注意が必要。
また、目の周りが湿っている、涙が臭うといったときは、流涙症や結膜炎の疑いがある。あふれ出る涙によって皮膚がムレ雑菌が繁殖し、生乾きの雑巾のような臭いを感じることも。
脂漏症、膿皮症などの肌トラブルによる臭い
愛犬の皮膚がカサカサしていたり、ベタついていたりする場合は、肌トラブルによる臭いも考えられる。皮膚のバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れると、肌が脂っぽくなりやすい。そこで湿度や脂分を好むマラセチアが増殖すると、脂漏臭と呼ばれる独特の甘酸っぱい臭いを発する。
皮膚表面の毛穴への細菌感染で起こることが多い膿皮症も、犬に起こり得る肌トラブル。皮膚の赤み、かさつき、痒み、臭いなどが症状として見られやすい。
包皮炎や肛門腺にたまる分泌物による臭い
包皮炎は、犬の陰茎や包皮の内側粘膜が炎症を起こしている状態。外で遊んだり、清潔にしようと自分で舐めたりすることで細菌感染することが多く、陰部から臭いがしたり、膿が出るようになったりする。
お尻が匂うときは、肛門腺が汚れていないかチェックしてみて。犬の肛門の左右には、マーキングや個体の識別に使う分泌物を出す肛門腺がある。便と一緒に排出されることが多いが、興奮や緊張を感じたときに出て、独特の臭いを発することも。
排せつ物の臭い
ケージの中で過ごすうちに、排せつ物の臭いが犬の体毛につくことは少なくない。特に毛足の長い犬種は、臭いがついたり残ったりしやすい傾向がある。
しかし、体毛から排せつ物の臭いがするからといって、ケージが狭いというわけではない。性格によっては狭いケージのほうが安心できる子もいるので、こまめなお手入れをすることで対策して。
ドッグフードの油分によるもの
ドッグフードは、食いつきをよくするために油を添加していることも。油分を多く含む食事を摂り続けることで、皮脂の分泌が増えて体臭がきつくなる可能性がある。
また、質の悪いタンパク質が多く含まれたフードを与えていると、発生するアンモニアの量が多くなり体臭の原因になる可能性も。
内臓疾患によるもの
内臓疾患が原因で口臭がすることもある。例えば、肝臓や腎臓など代謝や排泄にかかわる臓器に異常があると、体の外に排泄されるはずの老廃物が毒素としてたまり、アンモニアのような口臭の原因に。単なる口臭とは異なる臭いがする場合は、病院へ連れて行こう。
2.愛犬の匂いを抑えるための対策方法
愛犬の匂いを軽減させるための、7つの方法を紹介。日頃のケアに意識して取り入れてみて。
シャンプーは月1~2回を目安に。シャワーでしっかりすすぐ
犬は自分で毛繕いができないため、皮膚トラブルを避けるためにはシャンプーが重要。愛犬の皮脂汚れ菌が繁殖を放置すると、雑して臭いの原因に。冬は3~4週間に1回、夏や梅雨など湿気の多い時期は2~3週間に1回を目安にし、丁寧にシャンプーしてあげよう。
ブラッシングしてからしっかり濡らす
まずは乾いた状態で毛をかき分けるようにブラッシングし、もつれやホコリを取っておく。シャンプーをよく泡立てられるように、毛玉や絡まりは徹底的に取るのがポイント。
終わったら後ろ足やお尻から順番にシャワーでぬるま湯をかけ、地肌までしっかり濡らそう。愛犬の体を支えながら、シャワーヘッドを体に押しつけるようにすると、効率よくお湯が行き届く。
泡立てたシャンプーで洗い、丁寧にすすぐ
予め洗面器などの容器に犬用のシャンプー剤をしっかり泡立てておき、お尻から頭まで順番にシャンプーする。指の腹を使い、マッサージするように地肌を洗うのがポイント。顔にシャンプーがつく時間ができるだけ短くなるよう、頭は最後に洗うようにして。
消臭効果があるとうたわれているシャンプーや、病院で処方してもらえる抗菌剤入りの薬用シャンプーなどは、匂い対策に効果的。シャンプー選びに迷ったときは、医師に相談してみて。汚れをサッと落としたいときは、お湯だけで洗うのもよい。
すすぐときは、頭から足に向かって順番に。水量をゆるめたシャワーで、やさしく丁寧にすすいであげよう。脇、お腹、足裏などはすすぎ忘れることも多いので注意。
タオルとドライヤーを使ってくまなく乾かす
洗い終わったら、濡れた毛を絞って水気を取る。数枚のバスタオルで、体の上から下へ向かって押さえながら、水分を拭き取ろう。タオルドライをしっかり行うことで、ドライヤーの時間を短縮できる。
ドライヤーは熱くなりすぎないよう、体から離して当ててあげて。生乾きはムレや臭いの原因になるため、根元からくまなく乾かすことが大切。
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2つの泡の力で、人も愛犬も心地よくケア。気になる臭いやベタつきにやさしくアプローチする
シャワーによる人の肌や愛犬の皮膚への刺激に配慮し、毛穴よりも小さなふたつの泡「ファインバブル」をシャワーの水流の中に発生させる。0.001mm未満の「ウルトラファインバブル」が、毛穴に入り込んだ汚れを、0.001~0.1mm未満の「マイクロバブル」が毛穴の大きな汚れに吸着して取りのぞく。頭皮の皮脂汚れや臭い、愛犬の体臭やベタつきが気になるときにもぴったり。
ファインバブルと独自の水流設計で汚れをやさしく落とすから、敏感な肌や愛犬の皮膚にも負担をかけにくい。「ミスト」「ポイントジェット」「ピュアストレート」「ストレート」の4つの水流モードがあり、レバーをスライドさせることで部位や好みに合わせた水流に切り替えられる。ファインバブルを水中に極限まで充満させる独自技術により、全身にみずみずしい潤いを与えて、洗い上がりの肌はしっとりした質感に。愛犬のシャンプーに使えば、しっかり汚れを落とすことができるので毛並みのふんわりした仕上がりが期待できる。
肌あたりがよく、やさしく汚れを落とすファインバブルシャワーだから、デリケートな皮膚の愛犬にもおすすめ。シャンプー剤を使わないときでも、皮膚に必要な潤いは守りつつ臭いのもとにアプローチできる。うっとりするような心地よい浴び心地を、家族と愛犬みんなでシェアしてみては。
ウェットシートなどでこまめに体を拭く
毎日の体臭対策には、ペット用のウェットシートで拭くのが効果的。体についた皮脂汚れのような臭いのもとを、手軽にサッと落とせる。
特に食後や散歩の後は汚れがたまっていることが多いので、都度お手入れするのがおすすめ。ブルドッグやパグといった顔にしわが多い犬種は、シワの間に皮脂汚れがたまりやすいため、綿棒も使いながら丁寧に拭いてあげよう。
雨の日の散歩後はしっかり体を乾かす
雨で濡れた犬の被毛や皮膚をそのままにしておくと、雑菌が繁殖して臭いが強くなる。体が濡れたときや雨の日の散歩後は、タオルで水気を取りドライヤーをかけて、しっかり乾かすようにしよう。
特に汚れやすい足裏は、犬用のウエットシートや固く絞った濡れタオル、洗い流さないシャンプー、足拭き用のスプレーなどでお手入れするとよい。犬用のレインコートも、汚れたときに洗濯して乾かすのがおすすめ。
こまめにブラッシングをする
ブラッシングをすると、ムダ毛やホコリ、臭いのもとになる汚れなどを取り除ける。散歩や遊んだ後の習慣にして、きれいな状態をキープしよう。長毛種なら毎日、短毛種であれば2~3日に1回してあげるのが望ましい。
なかでも、換毛期のあるダブルコート犬種は、換毛期に毛玉やもつれができやすいので頻繁なブラッシングが欠かせない。シーズーなどの皮脂が出やすい犬種は、季節にかかわらずブラッシングを多めに実施して。アトピーやアレルギーが多い柴犬などの犬種も、ブラッシング頻度が下がると皮膚トラブルに発展しやすいので注意が必要。
こまめにブラッシングをすることで、皮膚の血行や通気性をよくしたり、毛並みを整えたりする効果が期待できる。また、愛犬の被毛や皮膚に触れる習慣をつければ、トラブルにも気付きやすい。
歯磨きはできるだけ毎日行う
犬の歯は汚れがつきやすく、食後数時間経つと歯垢になるため、毎日のケアが欠かせない。歯ブラシやデンタルスプレーなどを使い、きれいな口内環境を保とう。
基本的には毎日が理想だが、難しい場合でも最低3日に1回の頻度で続けて。愛犬が歯ブラシを嫌がる場合は、歯磨きガムや歯磨きおもちゃなどを取り入れるのもおすすめ。
肛門腺の分泌物を出してあげる
子犬やシニア犬、小型犬などは、肛門腺の分泌物をうまく排出できないことがある。月1回程度を目安に肛門腺を絞り、たまった分泌物を出してあげて。お尻を地面に擦りながら歩く行動が見られたら、たまってきているサイン。
しっぽを持ち上げて肛門が見えるようにしたら、ティッシュを肛門に当てながら押し出すように絞り出す。自宅でのケアが難しいときは、獣医やトリミングサロンでお願いするのもひとつの手。
フードを見直す
体臭が気になる場合は、フードを見直すことも検討してみよう。質のいい高タンパクの肉を使ったフードや、グレインフリーなど消化に配慮したフードに注目してみて。体臭対策の成分を配合したフードもあるが、実際に効果が出るかどうかは明確でないため、様子を見ながら試すのがおすすめ。
耳や目、皮膚などに異常が見られたら受診する
耳、目、皮膚などにトラブルが見られた場合は、放置せずに獣医師の診察を受けよう。放っておくと、より大きなトラブルに発展する恐れがある。
特に犬の耳はデリケートなので、飼い主が綿棒でケアをすると傷付けてしまうことも。匂いや見た目がいつもと違うと感じたら、早めに受診するようにして。
3.家につく犬の匂い消しにおすすめな方法は?
犬そのものの匂いだけでなく、部屋や衣類につく匂いに悩む人も多いはず。家につく犬の匂いを軽減させる方法を解説するので参考にして。
布製品にはカバーをかぶせ、定期的に洗濯
ソファやクッションなどの布製品には、汚れや臭いがついても洗えるようにカバーをかぶせるのがおすすめ。洗えるものはこまめに洗濯し、臭いが蓄積しないようにして。
カーテンは布面積が大きいので、犬の匂いを吸着しやすい。月に一度を目安に洗濯すると、部屋の臭いを抑えられる。
ペット用の消臭スプレーを使う
局部的な臭いを抑えたいときには、ペット用の消臭スプレーが便利。トイレ周りやケージにシュッと吹きかけるだけで、気になる臭いを和らげられる。ペットの口に入ってもよいと謳うものや、香りが強くないものを選ぶと、愛犬にストレスをかけにくい。
排せつ物はすぐに片付ける
トイレにある排せつ物を放置すると、臭いが残りやすくなる。排せつ物が出たらすぐに片付け、トイレシーツを新しいものに取り替えよう。捨てるときに排せつ物が臭いにくい袋を使うのもおすすめ。
きちんとトイレシーツの上で排せつしても、トイレ周りの壁や床に尿が飛び散ってしまうことがある。周辺の壁や床までしっかり拭き取り、臭いの付着を防いで。
換気したり、空気清浄機を設置したりする
部屋に空気がこもると、犬の匂いが残りやすい。定期的に窓を開けて換気したり、空気清浄機を設置したりして匂い対策をしよう。空気清浄機のなかには、脱臭機能に優れたペットのいる家庭向きのモデルもある。
置き型の消臭剤を使う
犬の匂いの発生源がわからない場合、部屋全体に染みついていることが考えられる。ペット用の置き型消臭剤を設置して匂い対策をするのもひとつの手。置くだけなので、スプレータイプのようにこまめに吹きかける必要がない。
ただし、イタズラ好きの愛犬が消臭剤を倒したり、舐めてしまったりするリスクがある点には注意。必ず愛犬が届かない場所へ置くようにして。
庭の尿の匂い消しには、手作り消臭剤もおすすめ
庭で犬を飼っていたり遊ばせたりする家では、庭につく尿の臭いにも悩みがち。簡単に手作りできる消臭剤で対策しよう。
焼きミョウバン大さじ3、もしくはクエン酸大さじ2に対して水1Lを加えて溶かすだけ。ジョウロにたっぷり作っておき、気になる場所に撒くことで臭いを軽減できる。ウンチ臭や体臭の付着が気になるときは、ぬるま湯1Lに重曹大さじ2を溶かした重曹水を試してみて。
4.犬の匂い対策をする際の注意点
匂いが気になるからといって、やみくもに対策をすればいいわけではない。以下のポイントに注意し、愛犬のことを考えたケアを心がけよう。
匂いを嗅ぐことは犬の大切なコミュニケーション。過剰な消臭は控えて
愛犬の匂いが気になるからといって、むやみに消臭するのは避けたほうがよい。犬には自分の縄張りに匂いをつける習性があり、互いの匂いを嗅ぐことでコミュニケーションを取っている。匂いを消しすぎると、家が愛犬にとって落ち着かない場所になってしまうため、対策はほどほどに。
香りで匂いを消さずに、根本的なケアをする
犬の匂いを消そうとして強い香りのアロマグッズなどを使うと、混ざり合って余計に不快な香りを生んでしまう。一時的にはごまかせても、持続的な対策にはならない。香りをかぶせて対策するのではなく、シャンプーやブラッシングなどの根本的なケアで匂いを軽減させて。
シャンプーのし過ぎに注意。適度な頻度を守ろう
シャンプーを必要以上の頻度で行うと、必要な皮脂成分まで洗い流してしまい、皮膚や被毛の健康を保ちにくくなる。被毛がパサついてツヤが損なわれたり、皮膚が乾燥して痒みの原因になることがあるので注意して。頻度を上げつつ皮膚の荒れを避けたい場合は、お湯だけで洗ってあげてもよい。
生活スタイルや犬種によっても、適したシャンプーの頻度は異なる。定期的に獣医師やトリマーに相談し、洗い過ぎになっていないかチェックしてもらうのもおすすめ。
また、しっかり洗おうとして強い水圧のシャワーをかけると、犬の肌に負担をかけたり怖がられたりすることも。愛犬の心地よさに配慮するなら、汚れを浮かせて落としやすいシャワーヘッドや、水流を切り替えられるシャワーヘッドを使うのがおすすめ。
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2つの泡の力で、人も愛犬も心地よくケア。気になる臭いやベタつきにやさしくアプローチする
シャワーによる人の肌や愛犬の皮膚への刺激に配慮し、毛穴よりも小さなふたつの泡「ファインバブル」をシャワーの水流の中に発生させる。0.001mm未満の「ウルトラファインバブル」が、毛穴に入り込んだ汚れを、0.001~0.1mm未満の「マイクロバブル」が毛穴の大きな汚れに吸着して取りのぞく。頭皮の皮脂汚れや臭い、愛犬の体臭やベタつきが気になるときにもぴったり。
ファインバブルと独自の水流設計で汚れをやさしく落とすから、敏感な肌や愛犬の皮膚にも負担をかけにくい。「ミスト」「ポイントジェット」「ピュアストレート」「ストレート」の4つの水流モードがあり、レバーをスライドさせることで部位や好みに合わせた水流に切り替えられる。ファインバブルを水中に極限まで充満させる独自技術により、全身にみずみずしい潤いを与えて、洗い上がりの肌はしっとりした質感に。愛犬のシャンプーに使えば、しっかり汚れを落とすことができるので毛並みのふんわりした仕上がりが期待できる。
肌あたりがよく、やさしく汚れを落とすファインバブルシャワーだから、デリケートな皮膚の愛犬にもおすすめ。シャンプー剤を使わないときでも、皮膚に必要な潤いは守りつつ臭いのもとにアプローチできる。うっとりするような心地よい浴び心地を、家族と愛犬みんなでシェアしてみては。
匂いケアアイテムはペットOKなものをチョイス
消臭スプレーやウェットシートなどのケアアイテムは、ペット専用のものを選ぼう。犬にとって刺激となりにくい成分や香りで構成されているアイテムが望ましい。
また、アロマを使う場合、犬に使ってはいけないとされる種類があるので注意。例えば、クローブ、タイム、ワームウッドなどは、刺激になりやすいことから避けるべきと言われている。犬は人間に比べてかなり嗅覚が鋭いため、香りの強さには十分気を付けよう。
5.犬の匂いに関するQ&A
Q.犬種によって匂いの種類や強さに差はある?
A.ポメラニアン、コーギー、ゴールデンレトリバーといった被毛の厚いダブルコートの犬は、シングルコートの犬に比べて体臭が強い傾向があります。また、パグやブルドッグなどの顔、体にシワのある犬種や、セントバーナード、マスティフのように唇が垂れたよだれの多い犬種も、雑菌が繁殖しやすく体臭が強くなりやすいと言えるでしょう。
Q.犬の尿の臭いはハイターなどの漂白剤で消える?
A.クエン酸や重曹を使っても尿の臭いが消えない場合、漂白剤を使うのもひとつの手です。布製品に染み込んでしまった臭いを落とすほか、再度臭いがつくのを防ぐ効果も期待できます。ただし、塩素系漂白剤を使う場合は、衣類や布製品の色落ちに十分注意してください。
Q.コーヒーかすが犬の匂い対策に効果的って本当?
A.コーヒーを抽出した後のかすは、アンモニアの脱臭効果に優れていると言われています。水気を切ってから小皿に入れて置いたり、乾燥させたコーヒーかすを目の細かい布の袋に入れたりすれば、尿の臭いが気になる場所の脱臭剤として活用できるでしょう。
ただし、コーヒーに含まれるカフェインは、犬が飲むと中毒を引き起こしてしまう危険なもの。誤って食べてしまうことがないよう、必ず愛犬の届かない場所へ置くようにしてください。
Q.犬の匂いケアにハーブやメントールを使ってもいい?
A.人間にとっては気にならない香りでも、嗅覚の鋭い犬にとっては刺激となることがあります。柑橘系やツンとくる匂い、ハッカなどのメントール臭は犬が好まない香りなので、避けるようにしてください。
また、自宅でアロマを焚く場合も、レモンバーム、ローズマリー、ミントなど刺激の強い種類や、犬に使ってはいけないとされる種類は避けましょう。