ブッチの賞味期限や保存方法を紹介!専用キャップや常温保存についても解説
ドッグフードでは珍しいチルドタイプのブッチ。日本ではあまり見かけないタイプのドッグフードだからこそ、賞味期限や適切な保存方法が気になるもの。この記事では、ブッチの賞味期限と主な保存方法や、一般的な保存期間について紹介。ブッチの鮮度を保つコツもまとめたので、ぜひ購入時の参考にして。
更新日:2023/10/18
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1.【未開封・開封後】ブッチの賞味期限は?
ブッチの賞味期限は、開封の有無や保存方法によって変わる。まずは未開封の場合と開封後の場合について、ブッチの賞味期限(消費期限)の目安を紹介。
1-1.未開封のブッチの賞味期限
未開封のブッチの消費期限は、冷蔵で約4~6カ月程度と比較的日持ちする。人工保存料は使われていないが、食品の保存性を高める天然由来の栄養素が配合されている分、長期間の保存が可能。具体的な消費期限はパッケージに記載されているので、ブッチが届いたときはいつまでに使い切ればいいのか確認して。
なお、ブッチの消費期限は製造後9カ月となるが、ニュージーランドから日本に輸入し、購入者に届ける準備に最低でも3カ月はかかるそう。そのため、実際の消費期限は4~6カ月程度と考えよう。
1-2.開封後のブッチの賞味期限
開封後のブッチの消費期限は、冷蔵で7~10日程度。一度開封すると空気に触れてしまい、徐々に酸化や劣化が進む。開封後は消費期限にかかわらず長持ちしないので、できるだけ早めに食べきろう。
ただし、ブッチを冷凍することで、開封後も未開封時の消費期限まで与えられる。缶詰やパウチなど、ウェットタイプのドッグフードは冷凍しても通常2~3週間ほどしか持たないことを考えると、ブッチは長期保存に向いているドッグフードといえる。せっかく購入したものを無駄にしないためにも、7~10日で消費できない分は新鮮なうちに冷凍するのがおすすめ。
1-3.ブッチの賞味期限の確認方法
ブッチの消費期限はパッケージの裏に記載されているが、海外の輸入品であるため、消費期限の記載が国産とは異なる。国産ドッグフードと違い、海外産のドッグフードは「日-月-年」の順に日付が記載されるので、混乱しないよう注意しよう。
DOM:製造年月日 「Date of Manufacture」の略
EXP:消費期限 「Expiration date」の略
例:「EXP 26/APR/2024」の場合、消費期限は「2024年4月26日」
1月:JAN、2月:FEB、3月:MAR、4月:APR、5月:MAY、6月:JUN、7月:JUL、8月:AUG、9月:SEP、10月:OCT、11月:NOV、12月:DEC
2.ブッチは基本的に冷蔵保存!
ブッチは要冷蔵商品なので、基本的には2~8℃の冷蔵庫内での保管が必要。例え未開封であっても常温保存はできないため、傷まないよう、受け取った後はすぐに冷蔵庫へしまおう。
保管方法に迷ったときは、5カ月以内に食べるかを基準に考えて。一旦開封したブッチを冷蔵保存するときは、7~10日以内に使い切る必要がある。開封後のブッチを長期保存したい場合は、後に紹介する正しい方法で冷凍しよう。
3.【冷蔵・冷凍】ブッチを日持ちさせる保存方法
続いては、冷蔵・冷凍した場合のブッチの保存期間を紹介。「開封後すぐに使い切れるか不安」「ブッチをなるべく日持ちさせたい」と思っている人はぜひチェックして。
3-1.冷蔵保存の方法と保存期間
ブッチを冷蔵保存する際は、フィルムのまま開封せずに保存すること。なるべく温度変化の少ない位置に保管し、開封後はブッチ専用のキャップやラップで断面に空気が触れないようにして。2~8℃の温度帯であれば野菜室・パーシャル室・チルド室で保存してもOK。未開封の場合は消費期限内、開封後は10日以内に使い切ろう。
3-2.冷凍保存の方法と保存期間
ブッチを冷凍するときは、1食分にカットしてから小分けして保存する。輪切りの状態で冷凍すると、空気に触れる面が少なくなるのでおすすめ。解凍後カットする手間を減らしたい場合は、さいの目など食べやすい大きさにカットしてから冷凍しよう。
ポイントは、ラップでぴっちり包み、ジッパーのついた保存袋に入れて空気を抜いてから口を閉じること。ブッチどうしができるだけ重ならず平らになるように保存すると、均一に冷凍・解凍ができる。冷凍の場合、正しく保存すれば未開封時の期限同様、4~5カ月持つ。
3-3.冷凍保存したブッチの解凍方法
冷凍したブッチは、冷蔵庫に移して自然解凍するか電子レンジで解凍する。自然解凍の場合は、食べる前日に使う分だけ冷蔵庫に移しておこう。
電子レンジの場合、凍っているブッチを耐熱皿に移し、ラップをかけて解凍機能を活用して。解凍機能がない場合は、一般的な家庭用電子レンジ(500~600W)で30~40秒ほど加熱しよう。加熱時間は電子レンジや温める量によって調整したい。
なお、解凍後のブッチは傷みやすくなるため、24時間程度に食べきること。一度解凍した後の再冷凍は品質の劣化を招くので、残ってしまった分は廃棄しよう。
4.ブッチの鮮度を保つコツ
大切な愛犬が食べるブッチ。なるべく新鮮な状態をキープしたいと思っている人も多いはず。そこで、ブッチの鮮度を保つコツについて調べてみた。
4-1.ブッチ・ナイフで切る
ブッチ・ナイフとは、世界的ナイフブランドのスイス・ビクトリノックス社製のブッチ専用ナイフ。筒状の側面にも刃が立ちやすく、ブッチをフィルムごとスライスしやすい。フィルムごとスライスすることで空気に触れる面積が少なくなり、風味が落ちにくくなるので、「なるべく長持ちさせたい」「より切れ味のよさを求めたい」場合に活用したい。
4-2.ブッチのフレッシュキャップで蓋をする
フレッシュキャップは、開封したブッチを冷蔵庫内に保管する際に活用できる。ブッチの断面にはめ込むとフードの水分を保ったまま保管でき、乾燥も防げる。キャップ面を下にしても汁が漏れないので、ペットボトルなどと一緒に立てて並べることも可能。ラップや輪ゴムが不要で、フィルム包装以外のゴミが発生しないのも嬉しい。
4-3.なるべく温度変化の少ない場所で保管する
ブッチを冷蔵保存するときは、外気に触れやすい場所には入れないで。食べ物は冷えたり温まったりを繰り返すと鮮度が落ちるので、なるべく温度変化の少ない場所で保管することが大切。
例えば、ドアポケットは冷蔵庫の扉の内側についていることから、扉を開け閉めするたびに温度が変化する。冷蔵庫を開閉することが多い場合は、ブッチをドアポケットに入れるのは避けたい。
なお、冷風の吹き出し口近くにブッチを置くと一部だけ凍ってしまう可能性が。温めムラを防ぐため、吹き出し口近くに保存するのは避けよう。
5.賞味期限切れのブッチはあげちゃダメ?
ブッチを購入したものの、「保存したままうっかり忘れていた」ということもあるかもしれない。そのまま捨てるのはもったいないと思うかもしれないが、期限切れのブッチを与えるのはおすすめできない。ブッチに記載のある日付は「消費期限」であり、これを過ぎると品質が劣化する。品質が落ちた食品を食べると食中毒などの恐れもあるため注意しよう。
5-1.賞味期限と消費期限の違い
賞味期限とは「おいしく食べられる期限」を指す言葉。比較的傷みにくい食品に表示されており、保存方法が正しければ過ぎてもすぐに問題が発生するわけではない。一方、消費期限は「安全に食べられる期限」を指し、これを過ぎた食品は安全性が保証されない。
6.ブッチの賞味期限が切れて傷むとどうなる?
賞味期限(消費期限)が切れたり不適切な方法で保管してしまったりすると、ブッチにはどんな変化が現れるのか。食べ物が傷むと、主に見た目・臭い・味に変化が見られる。ブッチをはじめ、食べ物が傷んだときの変化をまとめてみたので、参考にして。
6-1.見た目の変化
ブッチが傷むと、形が崩れてネバつきが出てくる。表面の色が変色し黒っぽくなったり、白いカビが生えたりするのは、食べ物が悪くなっているサイン。見た目だけではわからなくても、触るとぬるぬるする、切ったときに糸をひくような場合は傷んでいる可能性があるので与えないで。
6-2.臭いの変化
コンビーフのような肉々しい香りがするブッチだが、傷んだブッチからは酸味のある刺激臭や腐敗臭がする。腐敗が進むと、袋の中だけでなく冷蔵庫全体に悪臭が充満する場合も。開封直後と違う臭いがする場合は注意が必要。
6-3.味の変化
食べ物は傷むと酸っぱい味がしたり、違和感のあるおかしな味がしたりする。風味が落ちている場合は品質が劣化している証拠なので、例え犬がほしがっても与えるのは避けて。愛犬の健康を守るためにも、飼い主さん自身で違和感に気付けるよう心がけたい。