ブッチの給与量は?子犬やシニア、大型から小型犬まで!犬種や体重ごとに計算して紹介

生肉風の見た目と食感が特長の総合栄養食ブッチシリーズ。一般的なドッグフードと給与量が異なるので、愛犬にどのくらい与えるべきか迷ってしまう人も多いはず。そこでこの記事では、ブッチの給与量を「体重別」「年齢別」「体の大きさ別」の3つに分けて計算。給与量を簡単に調べる方法や、適切な給与量の見極め方などもご紹介。賞味期限や開封後の保存方法についてもまとめているので、ブッチが気になっている人はチェックして。

更新日:2024/07/16

1.【主食・トッピング】ブッチの給与量

ブッチは総合栄養食なので、トッピングとしてはもちろん、主食としても与えられる。ここではブッチを愛犬に与える際の給与量目安を、主食用・トッピング用に分けて紹介。

なお、ブッチのパッケージには容量800gで100gごと、容量2kgで250gごとにメモリが付いている。メモリに合わせてカットするだけで適切な給与量を用意できるので、何センチくらい切ればいいかわからない人や、いちいち重さを量るのは面倒と思っている人はぜひ参考にしてみて。

また、ブッチをトッピングとして与える場合は、その分併用するドッグフードの量を減らそう。ブッチのあげすぎは肥満の原因になる。愛犬が適正体重を維持できるよう、フードの量はしっかり管理することが大切。

1-1.【体重別】ブッチの1日あたりの給与量は?

体重:2kg
162g
体重:3kg
216g
体重:4kg
270g
体重:5kg
315g
体重:6kg
342g
体重:7kg
390g
体重:8kg
432g
体重:9kg
480g
体重:10kg
540g
体重:15kg
720g
体重:20kg
900g
体重:25kg
1170g
体重:30kg
1500g
体重:40kg
1890g

1-2.【年齢別】ブッチの1日あたりの給与量は?

体重のほか、ブッチの給与量はライフステージによっても変わる。ここでは犬のライフステージを子犬・成犬・老犬の3つに分け、適切な給与量の目安を紹介。

子犬(パピー)

離乳期を過ぎた体重1kg以上の子犬には、上に記載した給与量の2~3倍ブッチを与えよう。この時期の子犬は成長期のため、成犬より多くのカロリーを必要とする。一度にたくさんは食べられないので、1日複数回与えて必要量を満たすのがポイント。1歳が近付いてきたら、成犬時の給与量へ少しずつ移行しよう。

体重:0.3kg
84g~127g
体重:0.4kg
103g~155g
体重:0.5kg
122g~184g
体重:0.6kg
141g~212g
体重:0.7kg
155g~233g
体重:0.8kg
176g~264g
体重:0.9kg
190g~284g
体重:1kg
207g~310g

成犬(アダルト)

成犬に与えるブッチの給与量は、「1-1」で記載した表を参考にしよう。
なお、妊娠中や授乳期間中は多くのエネルギーを必要とする時期なので、表の通りの給与量だと少ない場合がある。母犬が十分な栄養を摂れるよう、食事量は適宜増やしてあげて。

<妊娠中>
妊娠初期~4週目:妊娠前と同じ分量
妊娠5週目:15~20%増

<授乳中>
授乳10日頃まで:2倍
授乳20日以降:3倍

老犬(シニア)

運動量や基礎代謝が落ちる老犬期では、成犬期より食事量を減らして体重コントロールを行うこと。ブッチの給与量の目安としては、成犬時の8~9割がベスト。食べ疲れてしまう場合はミキサーなどで細かくすりつぶすと流動食状になり食べやすいので、歯や顎の力が弱っているときはひと手間加えてみて。

体重:2kg
130g~146g
体重:3kg
173g~194g
体重:4kg
216g~243g
体重:5kg
252g~284g
体重:6kg
274g~308g
体重:7kg
312g~351g
体重:8kg
346g~389g
体重:9kg
384g~432g
体重:10kg
432g~486g
体重:15kg
576g~648g
体重:20kg
720g~810g
体重:25kg
936g~1053g
体重:30kg
1200g~1350g
体重:40kg
1512g~1701g

1-3.【犬種・大きさ別】ブッチの1日あたりの給与量は?

犬は犬種によって体の大きさに差があり、体が大きいほど食事量も多くなる。ここでは、犬種・大きさ別にブッチの1日あたりの給与量を紹介する。

チワワ、トイプードルなどの超小型犬

成犬体重4~5kg未満の犬は「超小型犬」に分類される。超小型犬に主食としてブッチを与えるなら、1日103~272gが目安。超小型犬は心身ともにデリケートな犬種が多いので、食事量をはじめ、病気やケガなどの健康管理は日頃から十分注意しよう。

主な犬種:トイプードル、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリア、カニンヘンダックスフンド、パピヨン

ミニチュアダックスフンド、シーズーなどの小型犬

成犬体重4~7kg程度の小型犬に主食としてブッチを与えるなら、1日233~336gが目安。体型や体重の変化をもとに、愛犬に合った給餌量を見つけて。

主な犬種:ミニチュアダックスフンド、シーズー、ジャックラッセルテリア、ビションフリーゼ、イタリアングレーハウンド

パグ、柴犬、ボストンテリア、キャバリアなどの小型犬

成犬体重5~10kgの小型犬に主食としてブッチを与えるなら、1日272~466gが目安。食欲旺盛で太りやすい犬種が多いので、あげすぎには注意しよう。

主な犬種:パグ、柴犬、ボストンテリア、キャバリアキングチャールズスパニエル、ミニチュアシュナウザー

コーギー、シェルティ、ボーダーコリーなどの中型犬

成犬体重10~20kgの犬は中型犬に分類される。中型犬に主食としてブッチを与えるなら、1日466~776gが目安。運動量が多い場合は給与量を増やして対応して。

主な犬種:コーギー、シェットランドシープドッグ、ボーダーコリー、ビーグル、コッカースパニエル

ゴールデンレトリバー、シェパードなどの大型犬

成犬体重20kg以上の犬は大型犬に分類される。大型犬に主食としてブッチを与えるなら、1日776g~が目安。30kgで1293g、40kgで1629g、50kgで2017g、60kgで2483gと、50kg以上は1日2kg以上与える必要がある。予算的に厳しい場合はトッピングやおやつ、特別な日のごちそうとして活用するのがおすすめ。

主な犬種:ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ジャーマンシェパード、秋田犬、サモエド

2.カロリー計算不要!ブッチの給与量を簡単に知る方法

犬が必要とする食事量は年齢や運動量、犬自身の体質によっても異なる。愛犬により合った給与量を知りたいときは、ブッチ公式サイトの「給与量計算フォーム」を活用しよう。面倒なカロリー計算不要で、誰でも気軽に利用できる。

給与量計算フォームで確認できるのは、「ブッチのみを食事として与える場合」と「ブッチをトッピングする場合」の2通り。トッピングの場合、併用して与えるドッグフードのカロリーとトッピング割合を入力すれば、ブッチと併用フードそれぞれ何グラム与えればいいかひと目でわかる。会員登録などは一切不要なので、ブッチを与える際はぜひ活用して。

ブッチ給与量 計算フォームはこちら

3.愛犬にとっての適量は?摂取量が合っているか確認する方法

公式が記載している給与量はあくまで目安量なので、なかには「本当にこの量で合っているの?」と不安を感じたり、「うちの犬には多すぎるのでは」と疑問を感じたりする人もいるかも。ここでは、現在のフード量が愛犬に合っているか確認できる、2つの方法を紹介する。

3-1.体型をチェック

まずは愛犬の体型をチェックしよう。明らかに痩せていないか、反対に太りすぎていないか、客観的に観察することが大切。もし痩せている場合はブッチの給与量を今より増やし、太っている場合はやや減らして体型の変化を日々観察して。

犬は犬種や個体によって骨格にバラつきもあるため、体重だけで適正体型か判断するのが難しい面も。そこで活用したいのが、「ボディコンディションスコア(BCS)」という、見た目と触れた状態から犬の体型を5段階で評価する指標。BCSについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみよう。

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3-2.便の硬さをチェック

日々の便の状態も、今の食事量が合っているか見極める指標になる。便をつまみ上げたとき、トイレのシートに少し跡が残るくらいの軟らかさなら、フードの量は適量。しかし、軟らかすぎる場合はあげすぎの可能性がある。反対にポロポロと硬い便が少量出るときはフード量が足りない可能性があるので、今より給与量を増やすことも考えよう。
ただ、便の状態は水を飲む量などによっても左右されるため、あくまで目安としてほしい。

ブッチは100gあたりのカロリーが低いので、一般的なドッグフードに比べて給与量が多く設定されている。そのため、これまで愛犬が食べてきたドライフードと同じ量を与えていると、必要な栄養を摂取できない可能性も。ブッチ公式の給与量ガイドラインや計算フォームで算出された量を見て「これは多い」と感じた場合も、むやみに減らしてしまうのはNG。まずは指定の給与量を与え、体型や便の状態、愛犬の食欲などを見て調整して。

4.ブッチ1本で何日もつ?1本はどのくらいの大きさ?

ブッチには800g・2kgの2種類の容量がある。そこで、それぞれのブッチ1本が成犬にとって何日分にあたるのか、体重別に計算。800gと2kgの大きさも調べてみた。

800g:直径約7cm×長さ25cm
※500mlペットボトルくらいの大きさ

2kg:直径約9cm×長さ32cm
※1.5Lペットボトルくらいの大きさ

体重:2kg
800gの場合:約4.9日分
2kgの場合:約12.3日分
体重:3kg
800gの場合:約3.7日分
2kgの場合:約9.3日分
体重:4kg
800gの場合:約3.0日分
2kgの場合:約7.4日分
体重:5kg
800gの場合:約2.5日分
2kgの場合:約6.3日分
体重:6kg
800gの場合:約2.3日分
2kgの場合:約5.8日分
体重:7kg
800gの場合:約2.1日分
2kgの場合:約5.1日分
体重:8kg
800gの場合:約1.9日分
2kgの場合:約4.6日分
体重:9kg
800gの場合:約1.7日分
2kgの場合:約4.2日分
体重:10kg
800gの場合:約1.5日分
2kgの場合:約3.7日分
体重:15kg
800gの場合:約1.1日分
2kgの場合:約2.8日分
体重:20kg
800gの場合:約0.9日分
2kgの場合:約2.2日分
体重:25kg
800gの場合:約0.7日分
2kgの場合:約1.7日分
体重:30kg
800gの場合:約0.5日分
2kgの場合:約1.3日分
体重:40kg
800gの場合:約0.4日分
2kgの場合:約1.1日分

5.ブッチの開封前・開封後の賞味期限は?

小型犬にブッチを与える場合、気になるのが「賞味期限内に食べきれるか」ということ。ブッチの値段は決して安くないので、せっかく買っても無駄になってしまわないか心配な人もいるはず。ここでは、ブッチの消費期限と保存方法、消費期限の見方を紹介する。

5-1.開封前の消費期限

開封前のブッチは、要冷蔵でおよそ4~5カ月程度もつ。ブッチには、犬の健康に影響を及ぼす人工添加物は使用されていないが、天然由来の抗酸化作用のある栄養素によって長期保存が可能。常温は傷んでしまうので、必ず冷蔵庫や野菜室、チルド室などで保存しよう。

5-2.開封後の消費期限

開封したブッチは冷蔵庫で7〜10日程度もつ。なるべく風味が落ちないよう、断面はラップやブッチ専用キャップで覆って保存しよう。長期間保存したい場合は、1食分にカットしてからラップに包んでジッパー袋に入れ、冷凍保存するのがおすすめ。なるべく新鮮な状態で保存すれば、未開封の消費期限と同期間保存できる。

5-3.消費期限の見方

海外からの輸入品であるブッチは、消費期限が「日-月-年」の順に記載されている。以下にブッチの消費期限の見方をまとめたので、読み方がわからなくなったときはチェックして。

DOM:製造年月日 「Date of Manufacture」の略
EXP:消費期限 「Expiration date」の略

例:「EXP 26/APR/2024」の場合、消費期限は「2024年4月26日」

1月:JAN、2月:FEB、3月:MAR、4月:APR、5月:MAY、6月:JUN、7月:JUL、8月:AUG、9月:SEP、10月:OCT、11月:NOV、12月:DEC

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※記事は2024年7月16日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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