【人気の大粒キャットフードおすすめ2選】愛猫に合う餌はどれ？早食い対策、大型猫にも

大粒タイプのキャットフードには、しっかり噛むことで吐き戻しにくくなったり、大型の猫にとっては噛みやすかったりするメリットがある。しかしキャットフードは小粒が主流で、大粒タイプを探すのに苦労している人も多いのでは。そこで今回は、編集部おすすめの大粒タイプのキャットフード2選をご紹介。また、「chicoどうぶつ診療所」の獣医師・林美彩さんから聞いた、選び方や与え方のコツなども解説しているのでチェックして。

更新日：2024/11/01

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お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2017年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

＜著書＞
「獣医師が考案した長生き犬ごはん」（世界文化社）2019/12/18
「獣医師が考案した長生き猫ごはん」（世界文化社）2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはんこだわりの安心レシピ&作り置きOK!』（世界文化社）2022/1/26

＜公式サイト・SNS＞
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram：@chico_ah_323
Ameba：https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1. 大粒キャットフードの特徴を紹介！大きさや形をチェック

平均的なキャットフードの大きさは約1cmで薄く、長方形や三角形、テトラポット型などの形状がある。

一方で、大粒とよばれるキャットフードは平均的なキャットフードよりも1cm以上大きめで、厚みがあるのが特徴。ドーナツ型や花びら型などが多い。

2．大粒キャットフードはどんな猫におすすめ？

大粒のキャットフードは、どんな猫に適しているだろう。愛猫には小粒が合っているのか、検討するための参考にしてみて。

噛み応えを楽しむ猫

噛み応えを楽しむ猫には、大きめのキャットフードがおすすめ。小粒のキャットフードに比べてよく噛む必要があるので、早食い防止になることも。また、しっかりと噛んで飲み込むことから満足感を得やすく肥満防止にもなる。

ただし、大粒でも早食いする猫もいるので、愛猫が噛んで食べるのが好きなら大粒も試してみては。

大型種の猫

大型種の猫というと、5kgほどの体重と毛長の多さが特徴。品種でいえば、メインクーン、ラグドール、ブリティッシュショートヘアなどが挙げられる。

大型種の猫は小～中型の猫に比べて顎が大きいので、大粒のキャットフードの方が噛み応えを得やすいことがある。

噛むことで歯の健康を維持したい猫

猫には、餌を奥歯で少し噛み砕いて、残りは丸呑みしてしまう習性がある。

小粒のキャットフードは歯間に挟まって歯石、歯垢の原因にもなりうるが、大粒なら噛み砕いても粒子が粗いため詰まりにくい。また、大粒のキャットフードは飲み込むまでに時間はかかるものの、噛み砕いている間はブラッシング効果にもなり、歯垢対策にも役立つ。

ただし猫によって好みがあるので、愛猫に合うキャットフードを見つけてあげよう。

3．大粒キャットフードの選び方

大粒のキャットフードを選ぶときは、ライフステージによって必要な栄養や量を考慮しよう。

ライフステージに合わせる

まずは仔猫、成猫、老猫の3つに分けてキャットフードの選び方を解説。

仔猫

仔猫はまだ食道が小さく、顎が発達しきっていない。硬いものが食べづらい時期なので、大粒のキャットフードは合わないことが多い。

大粒のフードは避け、小粒のドライフードやウェットフード、消化に良いソフトドライ、セミウエットフードなど与えるほうが無難といえる。

成猫

猫は1年ほどで大人になり、生後12カ月～12歳頃までを成猫と呼ぶ。身体が成長して食道や顎もしっかりと発達してくるため、成猫になると大粒のキャットフードも負担なく食べられるようになる。

食べ飽きやほかのペットフードへの興味から食べムラが出る時期でもあるので、普段小粒を与えている人も様子を見ながら大粒を与えてみて。

また、太りやすくなる避妊去勢後には、噛み砕く必要がある大粒のキャットフードをあげて満腹中枢を刺激するのも手。

老猫

シニア猫は顎の力が弱まるので、小粒のキャットフードやシニア用の餌が食べやすいと言える。しかし愛猫が大粒を好む場合には、食べやすいようにふやかしてあげるとよい。

食欲が少なくなってきたと感じたら、脱水症症状にならないようにたっぷりの飲み水を用意し、猫が好きなにおいのフードに変えるのもおすすめ。

成猫と比べて1日に必要なエネルギーが減るので、カロリーのあげすぎには注意し、低カロリーなフードやシニア用のフードを選んでみて。

ドライフードは1カ月で食べきれるものを

未開封の場合は1年～1年半ほどの長期保存が可能だが、保存状態が悪いと品質が低下してしまうことも。品質が劣化したキャットフードは愛猫の健康を損ねることもあるので、保管方法や場所には十分に注意して。

また、開封後は酸化を避けるため、約1カ月が賞味期限だと考えておきたい。大容量はお得に感じるかもしれないが、愛猫が1カ月で食べきれる量のフードを選ぼう。

アレルゲンが含まれていないフードを選ぶ

猫のアレルギーの原因は、遺伝性のものと突然発症する免疫の過剰反応によるものが考えられる。アレルギーを発症すると、皮膚トラブルや嘔吐、下痢といったさまざまな症状が。

中でも食べ物アレルギーの原因として特に多いのが、牛肉、魚、鶏肉といったキャットフードの主成分となるたんぱく質。その他には、乳製品や小麦、卵、とうもろこしなどもある。すでにアレルギーを発症している場合には、アレルゲンが含まれているフードは避けて。もし愛猫のアレルゲンが分からない場合には、たんぱく質源が一種類のものを選んで発症リスクを抑えよう。

4．人気の大粒キャットフードおすすめ2選

ここでは編集部おすすめの大粒キャットフード2選をご紹介。愛猫にあったフードを選んで、食生活をサポートしよう。

※この記事の監修者がおすすめするものではありません

ハッピーキャット

バイエルンビーフ

330円／50g

大きめの粒で噛み応えあり。全身の健康はもちろん、関節や毛玉のケアにも

噛み応えのあるコロンと丸い大きめの粒は、いつものフードのトッピング用にもおすすめ。赤身のビーフを使った味わいと香りが、みるみる食欲を刺激する。

タウリンやビタミンCなど、猫に必要な栄養素をバランスよく配合。関節の健康維持に役立つグルコサミンやコンドロイチン、毛玉ケアを助ける天然の食物繊維も摂取できる。

サイズは50gのほかに、300gや4kg、10kgなどバリエーション豊富。愛猫の食事量や頭数に合わせて、適切なサイズを選んで。

機能	総合栄養食
対象年齢	成猫用
主原料	グリーブス(脱脂ハラミ肉19%)、ポルトリープロテイン、コーン、コーン粉、牛脂、米粉、ポテトフレーク
タイプ	ドライタイプ
100gあたりのカロリー	380kcal
原産国	ドイツ
その他	グルテンフリー

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公式サイトで詳細を見る

ハッピーキャット

ファームポルトリー

1210円／300g

ヘルシーな平飼いチキンを使用。特大サイズだから丸呑みを防ぎやすい

自然の中で育てられた、ヘルシーな平飼いチキンを使用。食べ応え抜群な特大サイズの粒は、大型の猫やフードを丸呑みしがちな猫に適している。

腸内環境や消化に配慮して、ペクチンを含むベリー類やハーブ、植物オイルをブレンド。健康な身体づくりに欠かせないビタミンCやタウリンのほか、関節の健康維持に役立つグルコサミンやコンドロイチン豊富な緑イ貝も加えている。

たんぱく質が豊富だから、引き締まった体形のキープにもぴったり。活動的な毎日のお供として、ぜひ検討してみては。

機能	総合栄養食
対象年齢	成猫用
主原料	ポルトリープロテイン(25%)、コーン粉、コーン、米粉、ポルトリー脂肪、ポテトフレーク、グリーブス(脱脂ハラミ肉)、ラムプロテイン
タイプ	ドライタイプ
100gあたりのカロリー	378kcal
原産国	ドイツ
その他	グルテンフリー