人気の犬用介護食おすすめ10選!ペーストタイプや流動食も。健康的なドッグフードで穏やかな日々を送ろう

鹿肉ドッグフード おすすめ

年齢を重ねた犬は、食事の量が減ったり健康に不安が出てきたりすることも。そんなときには、効率よく栄養補給やカロリー摂取ができる介護食を導入するのがおすすめ。そこで今回は、編集部おすすめの犬用介護食をご紹介。厳選した10種類のドッグフードの特徴やメリットなどを解説するので、商品を選ぶ際の参考にしてみて。食事の際に介護食を取り入れて、愛犬の健康生活をサポートしよう。

更新日:2023/01/08

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2017年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Amebro:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.総合栄養食と他のフードの違いって?それぞれの機能を解説

総合栄養食

それ単体で主要な栄養、エネルギーを賄うことを目的としたフードのこと。総合栄養食の場合は、プラスで水を与えるだけで必要な栄養バランスを満たし、健康な食生活を目指すことができる。

ペットの成長段階は、大まかに成長期、繁殖期、維持期の3つ(※)。それぞれの成長段階に合わせたものを購入しよう。特に子犬や子猫は必要な栄養素がおとなのペットに比べて多いため、子犬、子猫用か、全成長段階対応用を選ぶのがベスト。

※AAFCOが養分基準を規定している成長段階

副食

嗜好増進などを目的としたもので「一般食」や「副食」、「ふりかけ」といった表示で販売されていることが多い。

夏バテや老化による小食、いつもの食事に飽きてしまったペットの食欲増進等のために、ペットフードに混ぜてあげるとよい。ただし、副食だけを与えていると偏食になる上に栄養バランスが崩れてしまうので、必ず総合栄養食などと一緒にあげるよう意識して。

栄養補完食

特定の栄養を調整したものや、嗜好性を高めるためのフード。

副食の一種で、人間で言うビタミンサプリやプロテインドリンクのような役割。ペットにとって、特に必要な栄養素をピンポイントで補いたい時におすすめ。獣医師と相談の上で与える場合も多いので、気になる人はかかりつけの動物病院で相談してみて。

おやつ

その名の通りおやつやスナック、またはご褒美として、限られた量を与えることを意図したフードのこと。

一般には「おやつ」、「スナック」、「トリーツ」などの表示で販売されることが多い。適切な栄養量を維持するために、与える回数や主食とのカロリーの兼ね合いに注意が必要。与える上限量は、原則として1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えるとよいとされている。

2.人気の犬用介護食おすすめ10選

ECサイトなどで人気の犬用介護食10選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、犬用介護食選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト

デビフペット

デビフ カロリーエースプラス 犬用流動食

286円/85g

飲むだけで簡単に栄養補給できる。流動食タイプの総合栄養食

液体タイプの流動食だから、飲むだけで栄養素やカロリーを簡単に摂取可能。食事量が減った老齢期の犬に試してみて。

ビタミンやミネラル、アミノ酸など、健康維持に欠かせない栄養素を含んだ総合栄養食。ミルクや大豆、鶏卵を使用することで、食欲をそそる香りに。

飲み込むのが苦手な場合や術後に与える際は、シリンジやスプーンを使ってやさしく口に流し入れよう。頭の位置や体勢も整えてあげると、お腹までスムーズに届けられる。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料乳等を主要原料とする食品、乳たん白、鶏卵、大豆油ほか
タイプ流動食
100gあたりのカロリー90kcal
原産国日本
その他---

デビフペット

デビフ シニア犬の食事 ささみ&すりおろし野菜

127円(楽天)/85g

グルコサミンやDHAを配合。手早くエネルギーチャージできる

鶏ささみや鶏肉、鶏レバーに、にんじんやグリーンピースなどの野菜をブレンド。たんぱく質が豊富に含まれているので、手軽にエネルギーをチャージしたいときにおすすめ。

また、関節をサポートするグルコサミンや、血液の健康に関わるDHAなどを配合。1回の食事で、健康維持に必要な成分をまとめて摂取できる。

着色料、発色剤は無添加。余計なものが加えられていないから、素材本来の深いコクや旨みを感じられる仕上がりに。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料鶏ささみ、さつまいも、鶏レバー、大豆油ほか
タイプウェットフード
100gあたりのカロリー70kcal
原産国日本
その他---

デビフペット

デビフ 愛犬の介護食 ささみ

196円(楽天)/85g

食欲をそそるチキン味。グルコサミンとコンドロイチン配合で関節の健康もサポート

鶏ささみを主原料にしたペースト状の介護食。かむ力や消化器官が弱っている犬でも食べやすいよう、やわらかい液体状に仕上げている。

関節のケアに適したグルコサミンやコンドロイチンを配合。歩くのが遅くなったり走り方が変わってきたりと、軟骨や関節の健康が気になるときにおすすめ。

なお、デビフの製品はすべて国産品。徹底した衛生管理を施す新潟県の自社工場で製造されているから、大切な愛犬にも思う存分与えられる。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏ささみ、鶏肉、鶏レバー、鶏卵ほか
タイプウェットフード
100gあたりのカロリー85kcal
原産国日本
その他---

ペットライン

メディコート ライフアシスト ジェルタイプ ミルク仕立て

828円(楽天)/60g×6個

つるんと飲み込めるジェルタイプ。老齢期や手術後の食事に

メディコートライフアシストシリーズの、ゼリーが混ざったジェルタイプ。みずみずしいジェルがのどを潤すから、飲み込む力が弱くなった老犬でも無理なくツルンと飲み込める。

タウリン、オリゴ糖、DHAといった栄養素を含有しているのも魅力。健康維持をサポートする成分を、バランスよく摂取できる。

食事量が落ちる老齢期でも食べきりやすい、60g入りの少量タイプ。栄養補給を促したいときや、毎回新鮮な食事を提供したい人にぴったり。

機能総合栄養食
対象年齢シニア犬
主原料まぐろ、鶏ささみ、かつお節ほか
タイプウェットフード(ジェル)
100gあたりのカロリー約133.3kcal
原産国日本
その他---

ペットライン

メディコート ライフアシスト スープタイプ ミルク仕立て

1067円(楽天)/60g×6個

ドライフードと相性のよいスープタイプ。ミルク仕立てのまろやかな味わい

スープタイプのドッグフード。完全な液体状ではなく、じっくりと煮込まれたささみやまぐろのお肉が残っているから、食感がよく風味豊かで食欲をそそる仕上がりに。

ドライフードを食べる量が減ってきたときや食欲がないときに、本製品を混ぜて食べてみて。トロッとしたクリーム状のスープが固形物の周りをコーティングしているから、やわらかくて食べやすい。

なおメディコートの製品は、国際基準であるISO認証を獲得した国内の工場で製造されている。厳しい品質基準をクリアした製品のみが出荷されるから、衛生面や食品の質が気になる人におすすめ。

機能栄養補助食
対象年齢シニア犬
主原料まぐろ、鶏ささみ、米粉ほか
タイプウェットフード(スープ)
100gあたりのカロリー約96.6kcal
原産国日本
その他---

ペットライン

メディコート ライフアシスト ペーストタイプ ミルク仕立て

828円(楽天)/60g×6個

鶏ささみにまぐろと野菜をブレンド。健康維持に欠かせない栄養素をバランスよく摂取

鶏ささみとまぐろを主原料に、かつお節、野菜粉末などをブレンドした介護食。野菜に多く含まれるナイアシンや葉酸、コリンなどのビタミン類と、カルシウムや亜鉛といったミネラル類が複数配合されている。

健康維持に必要な栄養素をバランスよく摂取できるから、食事による栄養補給が難しいシニア犬や、かむ力の弱い子犬におすすめ。

また、とろとろとした質感のペーストタイプになっているのも特徴のひとつ。食材がこまかくすり潰されているので、自分で調理する手間がかからない。与えやすく食べやすい便利な一品。

機能総合栄養食
対象年齢シニア犬
主原料鶏ささみ、まぐろ、かつお節ほか
タイプウェットフード(ペースト)
100gあたりのカロリー約98.3kcal
原産国日本
その他---

森乳サンワールド

ワンラック ワンちゃんの介護食 粉末

1081円(楽天)/350g

調理に適した粉末タイプ。ビフィズス菌やミルクオリゴ糖で腸内環境もサポート

老齢期の犬の健康維持に特化したヘルスケアフード。ナトリウムやリンを少なめに調整することで、シニア犬の腎機能に配慮。

また、腸内環境の働きをサポートするビフィズス菌やラクトフェリン、ミルクオリゴ糖、骨や関節の健康維持に必要なグルコサミン、コンドロイチンが配合されているのも美点。1回の食事で複数の栄養素を手軽に摂取できる。

粉末タイプだから、お湯の量でテクスチャーの調整も自在。お湯を少なくすればお団子状に、多くすれば液状の流動食にできる。愛犬の体調や年齢に合わせて、水分量を調整しながら与えてみて。

機能総合栄養食
対象年齢シニア犬
主原料コーン、鶏、米、乳たんぱく、オートミールほか
タイプ粉末
100gあたりのカロリー363kcal
原産国日本
その他---

森乳サンワールド

ワンラック エナジー500

1017円(楽天)/20g×6包

高たんぱく、高カロリー、高栄養。たんぱく質38%でエネルギーチャージに

たんぱく質の含有量は38%。1包で100kcal摂取できるから、食事量の少ない老齢期や病中病後のエネルギーチャージにうってつけ。

主原料には、ココナッツやパームフルーツなどに多く含まれることで知られる、中鎖脂肪酸トリグリセリド含有の調整脂肪を使用。消化によいため、一般的な油よりも早くエネルギーとして燃焼されるといわれている。

お湯に溶かして液状にして飲んでも負担になりにくい、1包20g入り。食事量の少なくなった犬や、咀嚼が困難なときでも、無理なく取り入れられる。

機能栄養補助食
対象年齢---
主原料中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)含有調整脂肪、乳たんぱく質、脱脂粉乳、粉末水あめ、消化態乳たんぱく質ほか
タイプ粉末
100gあたりのカロリー500kcal
原産国日本
その他病中病後、妊娠や授乳期、食欲不振時に与える

森乳サンワールド

ワンラック ドッグシニアミルク

1500円(楽天)/280g

消化しやすい食物繊維を使用。持ち運びに便利なパウチと缶の2タイプから選べる

水に溶けやすい可溶性食物繊維を使用し、内臓機能が低下する老齢犬の消化をサポート。ビフィズス菌やミルクオリゴ糖が配合されているから、腸内バランスにもアプローチできる。

味はクリーミーなミルク仕立て。粉末になっているから、液状にして飲むだけでなくドッグフードにかけたり流動食に混ぜたりと、さまざまなアレンジが効く。

280g入りの大容量な缶タイプと、ジッパーつきで持ち運びに便利な25gのパウチ、2種類をラインナップ。生活スタイルや好みに合わせて選ぼう。

機能栄養補完食
対象年齢シニア犬
主原料乳製品(乳たんぱく質、脱脂粉乳、ホエーパウダー)、動物性脂肪、植物性油脂、デキストリン、水溶性食物繊維ほか
タイプ粉末
100gあたりのカロリー415kcal
原産国日本
その他---

日本ペットフード

ビタワン グー 鶏ささみ 野菜 15歳以上

230円(楽天)/90g×2個

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鶏ささみに野菜をブレンド。ふんわりとしたムース状だから無理なく食べられる

1960年に誕生した日本初の国産ドッグフードビタワンの、ムース状介護食。鶏ささみや鶏レバーを使用することで、犬が本能的に食べたくなるような香りと味わいに。

また、さつまいもやにんじんもブレンドしているから、ミネラルやビタミン、アミノ酸といった健康維持に必要な栄養素も手軽に摂取できる。

ふんわりとしたムース状で、歯のない犬や消化器官が弱くなってきた老齢犬でも食べやすい。調理の手間がかからず、蓋をはがしたらすぐに与えられる。

機能総合栄養食
対象年齢15歳以上
主原料鶏ササミ、サツマイモ、ニンジン、大豆タンパク、鶏レバーほか
タイプウェットフード
100gあたりのカロリー70kcal
原産国タイ
その他---

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト

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※記事は2023年1月8日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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