人気のグレインフリーキャットフードおすすめ10選!メリットとデメリットも解説

キャットフード グレインフリー おすすめ

猫が食物アレルギーを引き起こす原因のひとつと言われる、穀物をカットしたグレインフリーのキャットフード。消化しやすく胃腸への負担が少ないこともあり、飼い主から人気を集めている。とはいえ、チキンから魚までメイン原料はさまざまでどれを選べばよいか迷ってしまう人も多いのでは? そこで今回は、編集部おすすめの商品を厳選。愛猫が喜んで食べてくれるものを見つけたい人は必見。

更新日:2024/10/31

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2017年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Amebro:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

グレインフリー10選から、特におすすめ4商品!

※グレインフリー10選の中で、ヒューマングレードの工場で生産かつ、全年齢向けのもの

ナチュラルバランス ウルトラプレミアム

1.グレインフリーのキャットフードのメリットとデメリットは?

グレインフリーと聞くと、なんだか体にやさしそうな印象をうける人もいるのでは? 具体的にどのように体にいいのか、また懸念点は何があるのかを理解しよう。

グレインフリーのキャットフードのメリット

穀物アレルギーの猫でも食べられる

グレインフリーとは、小麦、大麦、トウモロコシ、米などの穀物を使用していないフードのこと。猫は穀物でアレルギーを起こす場合がある。

グレインフリーのキャットフードは、小麦やトウモロコシなどにアレルギーのある猫でも食べられるのがメリット。

消化しやすい

猫は肉食動物のため、本来は穀物をほとんど食べなかったと考えられている。加熱調理した適量の穀物は消化できるものの、量が多いと消化器に負担をかけてしまうことが。

その点、グレインフリーのフードは消化しやすく、お腹が弱い猫に合いやすい。

ダイエットに向いている

穀物は糖質を多く含んでいるのが特徴。糖質は血糖値を上昇させるうえ摂りすぎると脂肪になるので、糖質の多い食事は肥満の原因に。グレインフリーのキャットフードは穀物を使わないことで糖質量を抑えられる傾向にあり、肥満が気になる猫でもダイエットしやすい。

ただしグレインフリーのフードでも、糖質の多いジャガイモなどをたくさん使ったものはダイエットに不向きなので注意して。

グレインフリーのキャットフードのデメリット

価格が高い

グレインフリーのキャットフードは穀物を除くことで原材料を厳選しているため、価格が高くなりがち。愛猫の体を考えて良質な原料にこだわったフードも多く、コストが飼い主さんの負担になりやすい。

腹持ちがよくない

穀物に多く含まれる糖質は、体内で分解するのに時間がかかり腹持ちがよくなりやすい。

しかし穀物を除いたキャットフードは糖質が低い傾向にあり、より短時間で消化できるため腹持ちがよくない。猫のお腹がすきやすくなり、飼い主さんに催促するようになる可能性も。

2.人気のグレインフリーキャットフードおすすめ10選

ECサイトなどで人気のグレインフリーキャットフード10選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、グレインフリーのキャットフード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト
※この記事の監修者がおすすめしている製品ではありません

レティシアン

モグニャン キャットフード

5038円/1.5kg

白身魚を65%も使用。愛猫家とイギリスの専門家が開発したこだわりのオールステージ対応フード

愛猫家のスタッフとイギリスのキャットフード専門家が、1年以上もの歳月をかけて開発したキャットフード。原材料はもちろん、粒の大きさや硬さ、香りに至るまで徹底的にこだわって作られている。

タンパク質源として、ヒューマングレードの白身魚をたっぷり65%も使用。穀物は一切使用しないグレインフリーで、着色料や香料は無添加。オールステージ対応で、子猫からシニア猫まで食べられる。

水分量を抑えてジャガイモなどを加えることにより、カリカリとした食感を実現。小粒サイズでどんな猫でも食べやすく、食いつきがアップすること間違いなし。飽きずに長く食べられる高品質なフードを探している人は候補に入れてみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
白身魚、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母ほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
379kcal
原産国
イギリス
その他
香料不使用、着色料不使用、グレインフリー、ヒューマングレード

カナガン

カナガンキャットフード チキン

5038円/1.5kg

世界39カ国以上で販売。栄養バランスとおいしさ、製品の安全性への徹底したこだわりが魅力

放し飼いでのびのび育った高品質なフレッシュチキンが主原料。高タンパク質の乾燥チキンに加え、うまみの詰まったチキングレイビーをブレンドし、栄養価とおいしさを両立したイギリス産のキャットフード。

猫が消化しにくい小麦やトウモロコシなどの穀物は使用せず、上質なサツマイモやジャガイモを配合。ほかにビタミンやミネラルが豊富なフルーツや野菜、海藻、ハーブなどの厳選素材をたっぷり使用して作られている。

欧州ペットフード工業会連合の厳しい基準をクリアした専門工場において、徹底した品質管理体制のもと製造。原材料の調達から出荷まで一貫管理されている。世界39カ国以上の愛猫家たちから支持されているフードを与えてみたい人は、ぜひ手にしてみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
乾燥チキン、チキン生肉、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイルほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
405kcal
原産国
イギリス
その他
香料不使用、着色料不使用、グレインフリー、ヒューマングレード

エッセンシャルフーズ

ジャガーキャットフード

5038円/1.5kg

ヒューマングレードの新鮮な動物性タンパク質を80%も使用したラグジュアリーフード

本来肉食である猫が満足できるよう、人間も食べられるヒューマングレードの新鮮なチキン、鴨、サーモン、マスなどの動物性タンパク質を80%以上も含有。上質なタンパク質にこだわって作られている。

さらにアサイーやマルベリーなどのスーパーフードや朝鮮人参などの食材のほか、プロバイオティクスも加え、愛猫の健康をサポート。腸が短い猫にとって消化しづらい穀物も一切使用していない。

こだわりの原料を使用し、ペット先進国であるイギリスの厳しい基準をクリアした施設で徹底した管理のもと製造。すべての品に製造番号をつけ、原材料のロットまで確認できる。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
骨抜きチキン生肉、鴨生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、生サーモンほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
383.5kcal
原産国
イギリス
その他
グレインフリー、香料不使用、着色料不使用、ヒューマングレード

クプレラ

ホリスティックグレインフリー・キャットフード

3861円/0.9kg

3種類の白身魚をベースにビタミンやミネラル、アミノ酸、乳酸菌などをバランスよく配合

良質なタンパク質はもちろん、健康維持に欠かせないカルシウムやリンなどの栄養素を含む白身魚を3種類も配合。オメガ3脂肪酸が豊富な魚油や、食物繊維やヨウ素を含む昆布など、海の幸の栄養をギュッと凝縮している。

活性酵素やマルチビタミン、11種類の必須アミノ酸などもバランスよく含まれていて、全成長段階の猫の健康をサポート。2種類の乳酸菌を含むプロバイオティクスの働きにより、お腹の調子を整えるのにも役立つ。

種子や穀物などを含まないグルテン、グレインフリーフードなので、食後のトラブルを抱えがちな猫にもぴったり。お肉よりもお魚大好きな猫の総合栄養食を探しているなら、ぜひ手に取ってみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、サツマイモ、 魚油、 藻類(昆布)、モンモリロナイトほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
395kcal
原産国
オーストラリア
その他
グレインフリー

スマック

フローラケア グレインフリー 1歳~ フィッシュ味

571円(楽天)/0.72kg

腸内環境を整えるのに役立つ嬉しい成分がたっぷり。下部尿路の健康や便の臭いにも配慮

猫のお腹の健康が気になる飼い主にイチオシの国産グレインフリーフード。腸内環境を整えるのに役立つオリゴ糖や乳酸菌、酪酸菌のほか、納豆菌、酵母など、健康を維持する成分も配合している。

低マグネシウム設計で下部尿路の健康にも配慮しており、美しい毛並みや皮膚を保つのに役立つDHAや、気になる便の臭いをケアする植物発酵抽出エキスもプラス。食物繊維を加え、毛玉を排出しやすくしている。

栄養成分だけでなく、おいしさにこだわっているのもいいところ。独自製法で魚のうまみを凝縮し、嗜好性をアップ。薄型の小粒タイプなので小さな猫でもきっと喜んで食べてくれるはず。おいしいフードを与えながら愛猫の健康を管理したいならチェックしてみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
1歳以上
主原料
魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス(DHA源として)、フィッシュパウダー)、肉類(ミートミール、チキンレバーパウダー)、馬鈴薯でん粉、甘藷ミールほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
370kcal
原産国
日本
その他
グレインフリー

ナチュラルバランス

ウルトラプレミアム グリーンピース&ダックフォーミュラ ドライキャットフード

2772円(Amazon)/1kg

アレルギーの原因になりやすい原材料をカット。愛猫の毛並みや皮膚を健やかに

猫が食物アレルギーを引き起こす原因のひとつと言われる炭水化物とタンパク質に注目し、白米、小麦、トウモロコシなどの穀物を一切カット。タンパク質源としてダック肉とグリーンピースを使っている。

ダック肉とグリーンピースは、被毛の状態をよくするのに役立つ点にも注目。健やかな皮膚を保つための亜鉛も含まれており、見た目にも美しい姿をキープしやすい。

小分けパックから大容量サイズまでラインナップが豊富。試しに与えてみたいなら0.05kg入りのトライアルタイプを、多頭飼いしている場合は2.27kg入りのサイズを選んでみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
-
主原料
グリーンピース、ダックミール、ダック肉、キャノーラオイル、フラックスシードほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
338kcal
原産国
アメリカ
その他
AFFCO(アメリカ飼料検査官協会)

ニュートロ

ナチュラル チョイス 穀物フリー アダルト チキン 成猫用

4661円(Amazon)/2kg

生のチキンをはじめとする厳選した自然素材に、猫の健康をサポートする栄養素をプラス

タンパク質を豊富に含む新鮮なチキンをメイン原料に使用。その他の原料も自然素材にこだわり、厳しい検査基準のもと品質や安全性を徹底管理して仕上げている、こだわりのキャットフード。

皮膚や被毛を健やかに保つのに欠かせないリノール酸や亜鉛を配合。善玉菌を増やすプレバイオティクスにより腸内環境を整え、気になる便の臭いを対策できる。

チキンのほかにダックとサーモン味があるので、飽きやすい猫にはローテーションして与えてみるのもおすすめ。ナチュラルチョイスシリーズは毛玉ケア用、減量用などお悩み別フードもあり、状況に合わせて変えやすい。

機能
総合栄養食
対象年齢
1歳以上
主原料
チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、ポテトスターチ、鶏脂ほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
380kcal
原産国
アメリカ
その他
グレインフリー、AAFCO(米国飼料検査官協会)

ニュートロ

ワイルド レシピ アダルト サーモン 成猫用

4480円(Amazon)/2kg

肉食である猫が求めるおいしさを追求し、タンパク質含有量40%を実現したこだわりが魅力

本来肉食である猫が求めるおいしさを追求して作り上げたキャットフード。穀物は使用せず、高品質なサーモンやチキンなどをたっぷり取り入れて、タンパク質含有量40%を実現している。

穀物の代わりに、消化のよいエンドウ豆やポテトを使用。ビタミンやミネラル、アミノ酸など、健康維持に欠かせない栄養素もバランスよく配合し、愛猫の健やかな毎日をサポートする。

ワイルドレシピのサーモンは、ドライフード以外にもざく切りタイプとパテタイプをラインナップ。愛猫の好みに合わせて選べるのはもちろん、体調が悪いときや食欲がないときにも活用しやすい。

機能
総合栄養食
対象年齢
1歳以上
主原料
サーモン(すり身)、チキンミール、エンドウタンパク、鶏脂、エンドウマメほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
380kcal
原産国
アメリカ
その他
グレインフリー、AAFCO(米国飼料検査官協会)

ネスレ日本

モンプチ ドライナチュラル グレインフリー 厳選チキン

695円(楽天)/0.5kg

ビタミン、ミネラル、アミノ酸を加えて栄養を強化。下部尿路の健康にも配慮

米、小麦、トウモロコシなどの穀物を一切使用せず、猫が大好きな生のチキンをメインに仕上げたグレインフリーフード。ナチュラル設計で、着色料や香料、保存料は使用していない。

栄養を強化するためにビタミン、ミネラル、アミノ酸を加えた総合栄養食で、アメリカAAFCOの成猫用栄養基準もクリア。水とこのフードだけ与えれば、サプリメントで栄養を補給する必要もない。

猫の尿pHが弱酸性に傾くようミネラルを調整しているところも見逃せないポイント。下部尿路の健康にも配慮されている。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
チキン、チキンミール、キャッサバ粉、脱脂大豆、えんどう豆でんぷんほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
約341kcal
原産国
アメリカ
その他
保存料不使用、香料不使用、着色料不使用、グレインフリー

レオナルド

レオナルド アダルト ポートリーGF

6138円(Amazon)/2kg

20種類ものアミノ酸を含むアマランサスを使用。アレルギーを起こしやすい猫におすすめ

食物アレルギーを引き起こしやすい猫のために、栄養価の高いアマランサスを採用。20種類ものアミノ酸のほかミネラルやビタミンもバランスよく含まれており、タンパク質源にするにはぴったり。

契約農家から仕入れたヒューマングレードの新鮮な肉も使用し、動物性と植物性のタンパク質を8:2の割合で調整。大豆や小麦などのアレルギー源になりやすい食材はすべてカットして仕上げている。

さらに皮膚や被毛を健やかに保つのに役立つチアシードや、関節の健康維持に欠かせないグルコサミンが豊富なオキアミもプラス。免疫をサポートする天然酵母も含まれており、猫の健康を支える。アレルギーを起こしやすい愛猫用に検討してみて。

機能
総合栄養食
対象年齢
成猫
主原料
新鮮な家禽肉、低灰分家禽タンパク質乾燥、アマランス、ポテトデンプン、エンドウ豆粉ほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
386kcal
原産国
ドイツ
その他
グレインフリー、 人工調味料不使用、人工着色料不使用、人工保存料不使用

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト

3.グレインフリーのキャットフードの選び方は?

ここではグレインフリーのキャットフードの選び方を紹介。基本的なポイントをおさえて、愛猫に合ったフードをあげよう。

原材料が魚や肉のフードを選ぶ

猫の体を作る良質な動物性タンパク質をしっかり配合したキャットフードを選ぶには、主原料をチェックして。おすすめは、原材料表記の先頭に肉や魚が書かれているフード。

チキン、サーモン、スケソウダラのように、肉や魚の名前が具体的に明記されているものがより望ましい。

ドライやウェットなどの種類で選ぶ

グレインフリーのキャットフードはドライタイプが主流だが、なかにはウェットタイプもある。

ドライタイプは保存しやすく、コスパがよいのがメリット。

一方ウェットタイプは水分を多く含み、嗜好性が高い。価格が高く長期保存には向かないが、食が細い猫や水をあまり飲まない猫におすすめ。

ライフステージで選ぶ

猫はライフステージに応じて必要なエネルギー量や栄養素が異なる。
たとえば、子猫の時期は成長期にあたるので、成猫よりもカロリーが必要。ただし、消化器官が十分に発達していないため、一度で食べれる量は多くない。数回に分けてあげると食べやすい。
成猫になると一度に食べれる量も増えてくる。シニア猫は運動量の減少に伴い、カロリー消費量の減るので、キャットフードのあげすぎに注意したい。

迷ったらキャットフードには子猫用、成猫用、シニア猫用などの種類があるので、愛猫の年齢に合わせて与えよう。

添加物の種類をチェック

添加物の種類にも注目してみて。着色料や発色剤は人においしく見せるために使われるケースが多く、猫の健康のためには本来必要ないもの。

添加物が気になる場合は無添加のフードを選ぶのも手だが、なかには必要な添加物もある。たとえば保存料や酸化防止剤などは、キャットフードの劣化を抑えるために入っていて、健康に悪影響はないのでそこまで気にしなくとも大丈夫。

4.総合栄養食と他のフードの違いって?それぞれの機能を解説

総合栄養食

それ単体で主要な栄養、エネルギーを賄うことを目的としたフードのこと。総合栄養食の場合は、プラスで水を与えるだけで必要な栄養バランスを満たし、健康な食生活を目指すことができる。

ペットの成長段階は、大まかに成長期、繁殖期、維持期の3つ(※)。それぞれの成長段階に合わせたものを購入しよう。とくに子犬や子猫は必要な栄養素がおとなのペットに比べて多いため、子犬、子猫用か、全成長段階対応用を選ぶのがベスト。

※AAFCOが養分基準を規定している成長段階

副食

嗜好増進などを目的としたもので「一般食」や「副食」、「ふりかけ」といった表示で販売されていることが多い。

夏バテや老化による小食、いつもの食事に飽きてしまったペットの食欲増進等のために、ペットフードに混ぜてあげるとよい。ただし、副食だけを与えていると偏食になる上に栄養バランスが崩れてしまうので、必ず総合栄養食などと一緒にあげるよう意識して。

栄養補完食

特定の栄養を調整したものや、嗜好性を高めるためのフード。

副食の一種で、人間で言うビタミンサプリやプロテインドリンクのような役割。ペットにとって、とくに必要な栄養素をピンポイントで補いたい時におすすめ。獣医師と相談の上で与える場合も多いので、気になる人はかかりつけの動物病院で相談してみて。

おやつ

その名の通りおやつやスナック、またはご褒美として、限られた量を与えることを意図したフードのこと。

一般には「おやつ」「スナック」「トリーツ」などの表示で販売されることが多い。適切な栄養量を維持するために、与える回数や主食とのカロリーの兼ね合いに注意が必要。与える上限量は、原則として1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えるとよいとされている。

5.グレインフリーのキャットフードに関するQ&A

グレインフリーのキャットフードを切り替える際の注意点は?

キャットフードをグレインフリーのものに変える際は、これまで与えていたフードと混ぜてゆっくり切り替えてください。

猫はデリケートなので、フードをいきなり切り替えると食べなくなったり、お腹の調子が悪くなったりすることも。1週間程度かけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。

グレインフリーのキャットフードを切り替える際の注意点は?

グレインフリーと似たものに「グルテンフリー」のフードがあります。グルテンフリーとは小麦や大麦などの麦類を含まないフードのこと。グルテンフリーは穀物全般を避けたフードですが、グルテンフリーはそのなかでも麦類のみを除いたもののため、小麦や大麦のみにアレルギーがある猫におすすめです。

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※記事は2024年10月31日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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