自宅でごはんを作ったり、食べる機会が増えた昨今。そこで今回は、オズマガジン「鎌倉特集(2021年5月号)」でご紹介した鎌倉の大人気店「sahan(サハン)」に、休日のブランチや仕事後に最適なサッとできる「1皿完結ごはん」や、「お酒に合う1品」など、まさに“まかない”なお手軽レシピを教えてもらいました。自宅にある食材、調味料でお気軽にどうぞ!
レシピを教えてくれたのは・・・「sahan」
カラダもココロもほっとする
毎日食べたいバランスごはん
大きな窓の向こうに鎌倉駅のホームが見えるカフェ。店名の「茶飯」という言葉が表す“特別じゃない日々のごはん”をコンセプトに、季節のおかず3品と、ごはんと味噌汁、またはパンとスープが隔週で入れ替わる一汁三菜の定食を提供。旬の野菜を使ったおうちごはんのように、ホッとする味が待っている。
地元の人のおすすめの声
・木を基調にしたインテリア、丁寧に作られた食事、こだわりの器、どれをとっても自分好み
・身体にやさしい味が染みます。週ごとにごはんとパンが入れ替わる定食は、季節の食材を取り入れているのも魅力です。パンとごはんの定食の両方を食べなくては!となります
・ほっこり安心できるごはんが食べられます。こんなごはんを作れるようになりたいと思う料理ばかりで、毎日食べたいです
「Sahan」のおうちで味わう簡単まかないレシピ
【1皿完結ごはん】
豚の胡麻みそ焼き 丼ぶり仕立て
調理時間の目安:15分
◆材料(1皿分)
[A] 醤油 小さじ1
| 酒 小さじ1
[B] みそ 大さじ1
| 酒 大さじ1
| きび砂糖 大さじ1/2
| 白いり胡麻 小さじ1
| 白すり胡麻 小さじ1
片栗粉 適量
油 大さじ1
水菜 適量
わさび菜 適量
ラディッシュ 適量
ごはん 1膳分
〈仕上げ用〉
白すり胡麻 適量
◆作り方
【1】水菜とわさび菜は食べやすいサイズに切り、ラディッシュは薄切りにして軽く塩を振ってしんなりさせておく。
【2】豚肉に[A]で下味を付け、片栗粉を薄くまぶす。フライパンに油を熱し、豚肉を広げて両面を焼き、混ぜ合わせた[B]を加え全体に味をからませる。
【3】器にごはんを盛り、水菜とわさび菜を敷いて肉をのせ、ラディッシュを散らし、すり胡麻(仕上げ用)を振る。
【!】+1ヒント
味の決め手となる胡麻みそだれは、ごはんがすすむしっかり味。野菜炒めやざく切りにしたキャベツとアスパラを一緒に炒めて味付けに使えば、胡麻の風味とみそのコクで野菜だけでも満足度の高い炒め物に仕上がります。
【旬食材の1品】
ブロッコリーとカリフラワーの梅和え
調理時間の目安:15分
◆材料(2人分)
カリフラワー 6房
ブロッコリー 6房
鶏のささみ 2本
酒 大さじ1
[A]梅肉 中粒2個分
| 太白胡麻油 小さじ1
| 薄口醤油 小さじ1
| きび砂糖 少々
◆作り方
【1】カリフラワー、ブロッコリーは食べやすいサイズに切り、順番に茹でて冷ましておく。
【2】鶏のささみは筋を取り、フォークで数ヶ所刺して酒を振り、ラップをふんわりとかけて600wの電子レンジで5分加熱する。あら熱がとれたら手で裂いておく。
【3】ボウルに[A]を入れ混ぜ合わせ、ブロッコリー、カリフラワー、ささみを入れ、全体を和える。
【!】+1ヒント
爽やかな酸味が食欲を誘う梅だれは、アレンジ力の高さが魅力。鶏ささみのような淡白な食材から、ミョウガや大葉のような香りの強い野菜とも相性がよく、これからの季節にはキュウリとミョウガを和えたり、セロリを薄切りにして、白きくらげと大葉と和えれば涼しげな1皿が完成。
【頼れる常備菜】
切干しと菜の花のおひたし
調理時間の目安:15分
◆材料(2人分)
切り干し大根 15g
菜の花 1/2束
ニンジン 1/2本
塩 ひとつまみ
[A]カツオと昆布の合わせ出汁 2カップ
| 酒 大さじ2と1/2
| 薄口醤油 大さじ2と1/2
◆作り方
【1】小鍋に[A]を入れ、ひと煮立ちさせ調味液を作る。切り干し大根は流水で洗い、たっぷりの水で戻し水気を絞る。
【2】菜の花は茹でて冷水に取り、水気を絞って2cmに切る。ニンジンは皮を剥きせん切りにし、塩もみして水気を絞る。
【3】保存用器に調味液を入れ、下ごしらえをした切り干し大根、菜の花、ニンジンを浸す。
【!】+1ヒント
春菊やみつ葉のほか、ほうれん草とれんこん、小松菜としめじなどもおすすめ。湯剥きしたトマトも酸味と出汁の相性が◎。調味液に使用する出汁はおいしい出汁パックを使えば、ぐっと手軽に。レシピは約600mlの保存用器に納まる分量なので常備菜として冷蔵庫で保存し、2~3日のうちに食べ切って。
※調理時間の目安は、食材を浸す時間、オーブンの焼き時間などを除いた時間で算出しています
※オズマガジン2021年5月号「やっぱり鎌倉が好き」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
オズマガジン2021年5月号は「やっぱり鎌倉が好き」特集
山も海もほど近く、歩いて巡れる古刹も残る鎌倉。加えてこの町のお店や暮らす人々には、自分のスタイルを大事にする人が多く、お手本にしたい豊かな時間のヒントがそこかしこに。丁寧に作られたごはんやおやつに日々を彩る雑貨…。おうち時間が楽しい今だからこそ、あらためて鎌倉の魅力を再確認。小さな幸せを確かめ歩く、春の鎌倉さんぽへいざ。
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PHOTO/HIROSHI SHIMIZU WRITING/AKIKO MORI