自宅でごはんを作ったり、食べる機会が増えた昨今。そこで今回は、オズマガジン「鎌倉特集(2021年5月号)」でご紹介した鎌倉の大人気店「TRES(トレス)」に、休日のブランチや仕事後に最適なサッとできる「1皿完結ごはん」や、「お酒に合う1品」など、まさに“まかない”なお手軽レシピを教えてもらいました。自宅にある食材、調味料でお気軽にどうぞ!
レシピを教えてくれたのは・・・「TRES」
何度も足を運びたくなる
絶品料理に出会えるワインバー
ソムリエの資格を持つ夫婦で営むダイニングバー。ナチュラルワインと、素材の組み合わせの妙が光る家庭料理を提供しており、ワイン1杯からでも気軽に楽しめるのが嬉しい。店主の人柄がにじみ出た心地いい雰囲気で、ひとりでも肩ひじ張らず過ごすことができる。
地元の人のおすすめの声
・ワインの種類が豊富で、ソムリエの資格を持つ夫婦がいろいろとおすすめしてくれる
・イタリアやフランスの家庭的なあたたかい雰囲気がそのままあるようなお店。小皿料理なのでいろいろ頼めて、ワインの種類も豊富で選ぶのが楽しい
・ワインの説明がとてもわかりやすくておもしろい!
・おいしい料理とワインが揃っていて毎日でも通いたいお店です
・店主夫婦がとてもやさしい、心温まるワインバー
「TRES」のおうちで味わう簡単まかないレシピ
【1皿完結ごはん】
貧乏人のスパゲッティ
調理時間の目安:10分
◆材料(1皿分)
パスタ 90g
卵 2個
ニンニク 1片
粉チーズ 大さじ3
オリーブオイル 大さじ2
黒こしょう 適量
◆作り方
【1】塩水(分量外。1リットルに対し塩15gが目安)でパスタを茹でるかたわら、フライパンにオリーブオイルを熱し、包丁の腹でつぶしたニンニクを入れる。
【2】香りが出てきたら、卵をひとつ加え、固めの目玉焼きを作る。
【3】パスタの茹で汁100㏄を加えて目玉焼きをざっくり崩し、茹であがったパスタと粉チーズを加え和える。
【4】半熟目玉焼きを作り、パスタにのせる。仕上げにお好みで黒こしょうと粉チーズ(分量外)をかける。
【!】+1ヒント
冷蔵庫に卵と粉チーズさえあればできてしまう、お財布にやさしい料理です。パスタの味付けは、基本的に粉チーズと黒こしょうだけ。シンプルゆえにおいしいパスタやいい卵、パルミジャーノ・レッジャーノのチーズなど、食材にこだわるとおいしさがぐっとUPします。
【お酒のおとも】
パンツァネッラ
調理時間の目安:10分(置き時間を除く)
◆材料(2人分)
固くなったパン 適量
トマト 1個
キュウリ 1個
赤タマネギ 1/2個
バジル 適量
オリーブオイル 大さじ3
塩 3つまみ
赤ワインビネガー 大さじ1.5
◆作り方
【1】赤タマネギをスライスして水にさらし、辛みを抜いておく。トマトとキュウリ、パンは食べやすい大きさにカットする。
【2】野菜をボウルに入れて、オリーブオイル、塩、赤ワインビネガーの順で加えて混ぜる。
【3】パンとバジルを加えて、冷蔵庫で約30分~1時間なじませたらできあがり。
【!】+1ヒント
混ぜてすぐ食べてもOK、作り置きして冷蔵庫で冷やし、パンがしっとりした頃も美味。パンはハード系がおすすめ。
【お酒のおとも】
いわしの塩焼き
調理時間の目安:15分
◆材料(2人分)
イワシ 2尾
ジャガイモ 1個
塩 ふたつまみ
オリーブオイル 大さじ1
赤ワインビネガー 小さじ1
イタリアンパセリ 適量
◆作り方
【1】いわしは内臓と頭を取って、塩を振っておく。
【2】フライパンにオイルを入れ、弱~中火で10 ~15分、あまり触らずにじっくりといわしを焼く。お腹の色が白色になったら完成。
【3】お好みで、茹でるかレンジでチンしたジャガイモに粗塩(分量外、適量)と赤ワインビネガーをかけ、レモンとともに添える
【!】+1ヒント
焼くときの油をごま油にするとごはんが進むおかずに。一般的にお魚は白ワインが合うイメージがありますが、いわしは、軽快な赤ワインが◎。
【お酒のおとも】
やみつきチーズナッツ
調理時間の目安:5分(焼き時間を除く)
◆材料(1皿分)
無塩ミックスナッツ 250g
卵白 1個分
[A] 粉チーズ 80g
| 塩 小さじ半分強
| 黒こしょう 小さじ1/2
◆作り方
【1】ミックスナッツを天板に広げ、160℃のオーブンで10分焼く。
【2】ボウルの中に[A]を合わせておき、焼きあがったナッツをからめる。ここに、別のボウルで切るようにして混ぜておいた卵白を加え、混ぜる。
【3】再度、天板に広げ、160℃のオーブンで10分焼いた後、ひっくり返しさらに10分焼く。
【旬食材の1品】
いちごとラディッシュとプチトマトのサラダ
調理時間の目安:5分
◆材料(2人分)
いちご 小粒8個
ラディッシュ 5個
プチトマト 5個
ミント 適量
オリーブオイル 大さじ1
塩 ふたつまみ
赤ワインビネガー 大さじ1
◆作り方
【1】いちごとラディッシュ、プチトマトの大きさを揃えるようにカットして、ボウルに入れる。
【2】ミントを適当にちぎっていちごとラディッシュ、プチトマトに散らす。ボウルのふちからオリーブオイルをひと回し入れて、全体に和える。
【3】オリーブオイルが全体にからみ合ったら、塩と赤ワインビネガーを加える。ざっくり混ぜてできあがり。
【!】+1ヒント
調味料選びでぐっとおいしくなります。TRESでは、フランス産「ドメーヌ・デュ・リュヴァン エキストラバージン・オリーブオイル」と、ゲランドの塩、南フランスの風味豊かなワインビネガー「ラ・ギネル」を使用。プラムやサクランボ、オレンジなどの果物に代えてもOK。
※調理時間の目安は、食材を浸す時間、オーブンの焼き時間などを除いた時間で算出しています
※オズマガジン2021年5月号「やっぱり鎌倉が好き」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
オズマガジン2021年5月号は「やっぱり鎌倉が好き」特集
山も海もほど近く、歩いて巡れる古刹も残る鎌倉。加えてこの町のお店や暮らす人々には、自分のスタイルを大事にする人が多く、お手本にしたい豊かな時間のヒントがそこかしこに。丁寧に作られたごはんやおやつに日々を彩る雑貨…。おうち時間が楽しい今だからこそ、あらためて鎌倉の魅力を再確認。小さな幸せを確かめ歩く、春の鎌倉さんぽへいざ。
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PHOTO/HIROSHI SHIMIZU WRITING/RIE TAGAI