オズマガジン｢京都ひとり旅｣特集 発売中

みなさまこんにちは。オズマガジン編集部員のトミナガです。2019年の冬は暖冬とよく言われていましたが、東京はここ数日一段と冷え込み、ますます暖かい春が待ち遠しくなりました。

重たいコートもいらない陽気になれば、身軽でどこかお出かけしたい気分になりますよね。そんな春のお出かけにオズマガジンでは京都をおすすめします。今回の京都特集は“ひとり旅”をキーワードにしました。

誰かと予定を合わせる必要のない自由気ままなひとり旅に、京都はぴったりなのです。京都が初めての方や久しぶりの方から、京都ツウの方まで楽しんでいただけるように思いを込めて作りました。そんな京都ひとり旅特集の見どころをお届けします。

京都ツウ直伝！　桜の穴場スポットをご紹介

京都といえば桜の名所が多くあることでも有名です。お花見シーズンになると平安神宮や清水寺など定番スポットはますます混雑してしまうのが春の京都の不安要素。今回京都特集では、地元の人が行く穴場の桜スポットをズバリ聞いちゃいました。こんなところがあったんだ！　と、いうような美しい桜スポットをご紹介しています。

そのほか、春が旬の食材を使った料理や桜が主役の華やかなおやつ、イベントなど春の京都で楽しめる風物詩もまとめましたので、ぜひお手にとって見てください。

人気の祇園エリアもトピック盛りだくさん

京都の中心地であり人気の観光地でもある祇園は、ニューオープンや進化系の和ショップなど、注目トピックが目白押しです。インテリア雑貨店｢Francfranc｣の新ブランド、Master Recipeは、祇園の町になじむ町家風の造り。器やキッチンツールなどのセレクトアイテムや、国内外のアーティストとのコラボ商品など、ここでしか出会えないアイテムが揃います。ほか、カラフルな色使いにポップなモチーフが特徴の着物屋｢大塚呉服店｣や、50種に及ぶ具材を好みでごはんにのせていただく、オリジナルチラシ寿司がいただける｢AWOMB祇園八坂｣など、京都ならではの和に浸れるスポットが盛りだくさん。

いつもの旅では行かないようなローカルエリアにも注目

誰かと一緒の京都旅では定番スポットをぐるりとするだけであっという間に一日が終わってしまうこともありますが、ローカルエリアへ足をのばし、喧騒から離れて地元気分にひとり浸るのもおすすめです。京都ツウの中でも人気の大徳寺～紫竹エリアは個性的な名店揃いです。

こちらのエリアでめざして行きたいのが｢喫茶 狐庵｣。なんとこちらのお店にはメニューがなく、店主との会話を通じておすすめを紹介してくれるのです。あなたを思って用意されたあなた好みの一杯で味わい深い京都を体験しましょう。店主は京都の情報通なので町のことを聞いてみてから次の目的地を決めるのもおすすめ。

懐かしさ×新しさが集まる五条エリア

若手クリエイターがニューコンセプトの個性派ショップを続々オープンしているのが五条駅周辺。小さいお店がこのエリアに詰まっているのでぐるっと総ざらいしやすいです。あれもこれもよくばりに巡りたい方にはこちらのエリアを推薦します！　

カラフルな紙物と文具が揃う｢&PAPERS｣は、オリジナル柄の紙物やTシャツなどが並びます。こちらはカフェも併設。お店の巡り方に迷わぬよう、巡りやすい順路とそれぞれのレトロなポイントと新しさを感じるポイントも載せました。チェックしてから訪れると、また新しい発見があるかも。

このほか、必ず立ち寄る京都駅周辺やローカルエリアの美術館がリニューアルオープンした北野～衣笠エリアもご案内。

京都初心者の方や京都ひさびさの方が安心して京都さんぽを楽しんでいただけるよう、それぞれのエリアには京都駅からのアクセスと巡り方、旅の前に心得ていただきたいこともご紹介。計画的に楽しく京都旅を満喫しましょう！

迷わず楽しめるひとりの夜ごはんとカフェカタログ

ひとり旅で少し不安になるのが夜ごはん。不慣れな旅先で、初めて行くお店となるとちょっぴりどきどきしますよね。そんなひとりごはんの味方になる夜ごはんカタログをつくりました。ジャンルもさまざまに18軒を訪れやすい京都の中心地で厳選。店舗ごとにおいしさのポイントと席やお店の雰囲気、客層、価格の目安をまとめましたのでチェックしながら気分に合わせて選んでみてください。プラスで旅のひと休みにおすすめの13軒を集めたカフェカタログも用意。ニューオープンから老舗まで、ひとりでくつろぐのにぴったりなお店をご紹介していますのでこちらも要チェック。

編集後記

今回の特集を進める中で、新人編集部員トミナガは特集のリサーチで京都を訪れたのが恥ずかしながら人生初のひとり旅となりました。ひとり旅のいいところは自由気ままに自分のペースで巡れるところ。もっとよりみちしたくなったらちょっぴり駆け足で、じっくりその場所を楽しみたくなったら、のんびりと。食べたいものも、行きたい場所もすべてそのときの気分次第だから、旅がより立体的で味わい深いものに。京都は、碁盤の目状のまっすぐな道が多く、迷うことも少ないのでひとり旅にもってこいの場所でもありました。

いつもと違う町並みの中に溶け込むことで、あわただしい毎日からリセットできたような気持ちになりました。暖かい春が来たら、どうぞ京都でいい1日を。